いつかは…、と思っていたけれど実際にこの時が来ると、
出勤時間ギリギリまでテレビにかじりついていました。
あぁ…涙ずぶ濡れ
あまりに気高く
潔く、プライド高い引き際
ミスターや王さんの時と一緒じゃないか。
プロ野球選手の引退には2パターンの選択肢があります。
ひとつは清原の様にボロボロになるまでグランドに立ち続け退くこと。
もうひとつは自分のスタイルが貫けなくなって退く方法。
松井もミスターや王さんと同じく後者の引き際でした。
どちらを選ぶかは本人が決めることで、他人がどうのこうの言える問題じゃない。
日本で常に注目、脚光を浴び続ける伝統のジャイアンツに所属し第一線を張り続け、
アメリカでも伝統ある超一流チームのヤンキースに在籍して注目を浴び続けていた。
伝統あるチームに在籍し、伝統あるユニフォームに袖を通した松井が
ボロボロになった姿でグランドに居ても格好悪い。
そう、超一流は超一流のままで静かに去るのが超カッコいい。
夢を与えるスターはどんな時も格好良くならないといけない。
日本野球界が誇る、超一流のスーパースターのミスターが、
松井を「現代で最高のホームランバッターだった」と言いました。
他に偉大なホームランアーティストが居るにもかかわらず…。
自ら手がけて育て上げた超一流の男同士にしか分からない部分なんだろうな。
松井が言っていた「一番の思い出だった」という言葉が物語っていると思います。
ただいま年の瀬の真っ最中…。
新しい年を迎えるにあたって、
超一流な格好いい人間が現れて欲しいなと思います。
今日はとっても寂しくもあり、
でもとても清々しい誇らしい姿に勇気づけられた日でした。