かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

よなぐもり、2月27日(金)

2015-02-27 09:59:30 | Weblog

☆日輪と言う明かりかなよな曇り
☆梅が香の木々のときめく丘の風・・・花冠★印4点句
☆紅梅の濃淡ありぬ丘の上
☆梅ひらく木々に遅速のありにけり
☆青空に早く出でよや芽木蓮
☆芽木蓮の曰くありそにときめける
☆乾上りて水を待ち居り蘆の角
☆さざ波のわらわら光る春の池
☆料峭の日射し恋しや池のふち
☆上を向き赤き芽吹きの池畔かな
☆さび声のままに藪間や春早し
☆きずあとの数は勲章恋の猫
☆幼等の草に座りて梅見かな
☆紅梅の雨の滴や昼さがり・・・花冠★印4点句
☆細枝の赤くときめく春の雨
☆先ず子等に与え後なる獺祭り
☆遠野火や瓦の屋根の遠くより・・・花冠★印4点句
☆遠走りしたるや孫のいかのぼり
☆不器男忌のにわとり掻くや狭き小屋
☆鴨川の銀鱗光り柳葉魚(もろこ)釣り
☆沈丁のつぼみ紫紅や高瀬川
☆腰痛の不意に来たるや二月尽

=注釈=よなぐもり・・・大陸からの黄沙によりどんより
                            曇ること。

 

 

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芽柳、2月24日(火)

2015-02-24 11:23:18 | Weblog

☆せせらぎの木の芽雨降る高瀬川・・・花冠★印4点句
☆せせらぎの浅き流れや水温む
☆芽柳や川端通りの風がゆく
☆芽柳の川端通りの細枝かな
☆しつとりと木々の芽吹きの小雨かな
☆日曜の拡幅工事や春の雨
☆降りつつも空の明るき春の雨
☆駒返る草のみどりの線路かな
☆停車せし線路の脇に椿かな
☆新駅は草の萌え出ず天王山
☆梅が香の香り仄かに教会へ・・・花冠コメント付秀句
☆礼拝を終えてふたたび梅見かな
☆春雨のあがり遠嶺や生駒山
☆春麗の少したるみし送電線
☆皆うつむき午後の電車の春眠し
☆三川のつどう中洲や木の芽雨
☆車窓過ぐ日射し眩しき春田かな
☆草萌や天井川の土手うねる
☆霧雨の木の芽を誘うバス通り
☆うららかや迂回のバスの駅に着く
☆芽柳やバス待つ風のゆるび居り
☆竹林の黄色時めき竹の秋
☆リール巻く水面まぶしき春日かな
☆打ち返す竿のきらめく春の川
☆吾独りあそびせんとや春の京
☆春風やテラスのカフェに憩い居り・・・花冠★印4点句
☆映画果て新京極の遅日かな
☆地下を出で阪急電車の春入日
☆鉄橋を渡り桂の春の宵

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春の潮、2月21日(土)

2015-02-21 09:05:57 | Weblog

☆薄氷のほどけさざ波走りけり
☆二ン月の水色空と風の音
☆送電塔の嶺に数多や春の雲
☆島本の一本道に菜花かな
☆雲晴れて日差し明るき雨水かな
<六甲アイランド埠頭>
☆さざ波の河口を遡る春の潮
☆台船の揺るぎも見せず春の潮
☆港湾のクレーンゆるく春の海・・・花冠★印4点句
☆岸壁の荷揚げクレーンや春の波
☆台船のコンテナ満載春の海
☆ぎらぎらと春日煌めく運河かな・・・花冠★印4点句

☆ぽつかりとビルの上なる春の雲
☆下萌や線路の錆びの間より
☆春日さすコンテナ基地の線路かな
☆一間の川幅占めて春の鴨・・・花冠★印4点句
☆遠嶺の霞み彼方へ摂津峡
☆句帳手の車窓に過ぎる梅の花
☆高槻の駅ビル跨ぎ春の虹
☆駒返る草のみどりや駅の土手
☆菜園の茎立ち誘う日射しかな
☆雨雲の晴れて忽ち春の虹
☆雨音を聞きつつ午後の目借時
<故郷の追想>
☆盆梅やふるさと発ちし頃なりき
☆残雪の大山眺め旅立ちぬ
☆足跡はうさぎならんむや雪のひま
☆おちこちの大地ときめく雪間かな
☆海苔掻や潮の岩間をゆきもどり
☆ふくらめる潮に尻濡れ海苔を掻く

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冴返る、2月18日(水)

2015-02-17 18:23:23 | Weblog

☆春日さすたちまち曇り雨催い
☆春雨の降るやほどなく青空に
☆降りつつも天(そら)の明るき雨水かな・・・花冠★印4点句
☆下萌の色濃く思う雨の土手

☆日曜日の春雨降るや保育園
☆うつすらと土手の仄かに野梅かな
☆ふり仰ぐ天王山の霞みけり・・・花冠★印4点句
☆うつすらとみどりの被う春田かな
☆霞立つはるか彼方へ摂津峡
☆降り立てば駅のホームの冴返る
☆彼方より晴れ来し天や春の雨
☆西空の天の明かりや春しぐれ
☆あちこちを向いて木蓮ときめきぬ
☆菜の花の乙訓郡の盛りかな
☆春雨の駅のホームや濡れ光る
☆西空の雲の切れ間や春の雨
☆嶺々の霞の中へ摂津峡
☆天井川の車窓につづき草萌える
☆嶺の端の仄かに赤く春しぐれ
☆冴返る風に降り立つバス路かな
☆絨緞の掃除に目とや冴返る
☆掃除機のきゅうきゅう哭くや冴返る

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春きざす、2月15日(日)

2015-02-14 10:33:58 | Weblog

☆生え際の父に似て来し菜の花忌
☆バスに乗る山陰街道菜の花忌
☆軒低き街道行くや菜の花忌
☆書に倦みて門を出るや菜の花忌
☆駅前に菜の花飾り菜の花忌・・・花冠★印4点句
☆春雪の止んで日射しのぎらぎらと
☆紅梅の紅のふくらみつぼみけり
☆路面濡れ朝日射しおり春きざす
☆しつとりと路面濡れ居り春の雪・・・花冠★印4点句
☆高層の吾をいざない春の鳥
☆菜園の菜花盛りとなりにけり
☆ふり仰ぐ天王山や春がすみ
☆春日さす高槻平野のうすみどり
☆下萌の京大農場梨の畑
☆山裾に白亜のビルや春の山
☆春霞かさね彼方へ嶺の奥
☆春きざすスマホ自撮りの女子高生
☆乗り換えの春のホームや十三駅
☆下萌のジャージー走るラガーマン
☆春日さす河川コートのテニスかな
☆うつむけば目借時とや吾車内
☆駅近き長岡天神梅ひらく

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建国日、2月12日(木)

2015-02-11 18:05:04 | Weblog

☆西山の嶺のかすむや建国日
☆山河早やうすきみどりの建国日
☆朝の日に芽吹く気配の並木かな
☆姉弟(きょうだいの)建国の日や一輪車
☆校庭のブラスマーチや建国日
☆背伸びして首の青さや春大根
☆歩みゆく日射しの中に春しぐれ
☆ぎらぎらと日差し眩しく春きざす
☆春浅く風の抜けゆく乙訓郡

☆下萌や土手に日射しの散歩かな
☆蝋梅の訪う人なき門扉かな
☆休日の園の静寂や水仙花
☆犬ふぐり葉蔭に拠りてふるえ居り
☆犬ふぐり尖りて強き土手の風
☆春耕のマルチ手繰れる老夫婦
☆菜園の早やもにぎわう豆の花・・・花冠★印4点句
☆竹幹の楽を奏すや余寒風
☆田道ゆく壮士独りや春寒し
☆山茱萸のつぼみのままの垣根かな
☆振り込みのルアー伸びゆく春の池・・・★印4点句
☆倒木の白きを潜り春の鴨
☆吾が影のうすき日差しや春の風
☆下萌や草の香いまだ調わず・・・花冠★印4点句
☆鈍き日の吾が影うすき春日かな

=「建国日」の句に寄せて=
去年の天気予報では、この冬は温暖であり、春の訪れも
早いだろうと言われていたが、予想は見事に外れた。
いつまでも寒く、昨日の朝も起床してカーテンを開けた途端
横殴りの春の雪であった。洗面を済ませ又戸外を眺めれば
すでに春雪は治まっていた。
建国記念日の今朝は、恐る恐るカーテンを開けてみれば
良く晴れているものの、薄暗い雲もありどうも予測がつかない。
ほんの十分かそこらで、空の様子が変わって来るのである。
それでも、犬ふぐりの開花状況を見たくて重装備の上出掛けた。
途中では熱くなるほどの日差しや、急激に風が吹き寒くなったり
と少しも定まらない。犬ふぐりはどうしても田圃の畦のある所
まで出掛けなければ確認出来ないのだ。
蝋梅はまだ満開までも開かず、萌え出る蓬の芽もまだほんの
少しである。日差しはかなり明るいものの、何しろ風が冷たく
犬ふぐりの花は、葉蔭に首を竦めるように咲いていた。
当地、洛西は風も強く冷たく春遅きの感じである。
♪春は名のみの風の寒さや♪の早春賦の歌そのものであった。

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春の夢、2月9日(月)

2015-02-09 09:11:15 | Weblog

☆グランドの部活の声や春きざす
☆鴨川の浅瀬に集う春の鴨
☆舞い降りるだみ声ばかり百合鴎
☆せせらぎに枝に降り積む春の雪
☆春雨にけぶるを見上ぐ天王山
☆二ン月の端境なれど空腹に
☆春の雨上がり鉄塔の嶺の上
☆高槻のうすきみどりの春田かな・・・花冠★印4点句
☆下萌や京大農場梨畑に
☆高槻の城北通りや春の雨
☆日曜日の郵便車の列春の雨
☆会堂に春日射しこみ礼拝す
☆会堂に春日のあふれ神の愛
☆春雪の後は雨降る朝の天
☆雨止めば春靄にあり生駒嶺
☆行き交わす”のぞみ”は西へ春日さす
☆十字架の峰に日差しや春の山
☆菜園の採り跡白く茎立ちぬ・・・花冠★印4点句
☆礼拝を終えて隣家の梅見かな・・・花冠コメント付秀句
☆水滴の枝にきらめき梅ひらく
☆針供養今日は木綿の豆腐買う
☆まどろめば遠き日の声春の夢
☆遠き日の友と語りし春の夢
☆春障子二度寝の夢の目覚め居り

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梅ひらく、2月6日(金)

2015-02-06 12:48:19 | Weblog

☆枝つたうよに芽吹きやゆきやなぎ
☆春北風やはるか鞍馬の峰白く・・・花冠立春句会特選
☆立春の天のみずいろどこまでも
☆水色の空どこまでも春迎ふ
☆米櫃のかろき音たて春迎ふ・・・花冠立春句会特選
☆犬ふぐり昨日の夜の星たちや
☆乙訓は風吹く丘の花菜かな
☆白梅の硬きつぼみや丘の風
☆頑なにつぼみ閉じ居り丘の梅
☆如月の真夜の寝床のしんしんと
☆春北風の真夜に咆え居る寝床かな
☆錦木の剣の細枝や春遅し
☆白梅を見上げ青空どこまでも・・・花冠★印4点句
☆白雲の走る青空梅見かな
☆料峭の枝葉さざめく青き空
☆青空を見上げ一枝梅ひらく・・・花冠★印4点句
☆いつまでも峰の谷間の残る雪
☆耳を過ぐ春は名のみと言う風よ
☆色褪せし一輪のみや冬の薔薇
☆春早しさざ波走る池畔かな
☆もくれんの色めき立ちぬ花芽かな
☆さざ波の走り耀よう春の池
☆水底の光りゆらぐや蘆の角・・・花冠★印4点句
☆さざ波の岸を小打ちや春の池
☆知らぬ人と言葉を交わす春の池
☆ヨルダンの砂漠遠きや春逡巡

=「春逡巡」の句に寄せて=
1月26日から衆議院決算委員会につづき昨日までずっと
テレビの国会中継を見ている。
その間にイスラム国人質拘束事件の進展があったのか?
時々、官房長官と外務大臣が中座していた。
結果は湯川遙菜氏につづき2月1日の早朝後藤健二氏も
処刑されてしまうと言う、悲惨極まりない結果となってしまった。
先日の小生のブログにも記しているが、安倍総理の海外での
発言が引き金となった事は否めなく、国会に措いて対応の
是非が問われる事になるだろうと思っていた。
ところが、民主党を始め各野党から今回のイスラム国による
人質拘束事件への経緯と政府の対応は適切であったのかを
問い質しても安倍総理を始め、官房長官、外務大臣とも全て
相手国の機密事項にも係わる事であり、何処の誰とどのように
対応したとは言う事は出来ないと言う。
非道極まりないイスラム国の行為は人間業とは思えないものの
この人質拘束事件は、お二人のご遺体の返還交渉も不可能な
状態であり、事件は未だ終わっていないのである。
イスラム国からの条件はサジダ死刑囚と後藤健二氏の交換と
言い、ヨルダン国は人質パイロットの安否確認が出来れば
サジダ死刑囚とパイロットとの交換には応ずるとし、相互の
条件が折り合わなかった。この間、日本政府はヨルダン国に対し
後藤健二氏とセットでの要望を出していたが、こちらからお願い
する事であり、ヨルダン政府の判断には口を出すべきではないと
していた。
ところが、又ところがであるが、ヨルダン国のイスラム国へ拘束
されたパイロットは既に1月3日には処刑されていて、ヨルダン国の
政府当事者もその事を把握していたと報じられている。
この辺りの事情が日本政府とヨルダン政府のやり取りが不可思議
なのである。
このような結果となってしまっても、その内容は特定機密保護と
なり国民の代表の国会での審議に措いても詳らかにされない
のである。
今回の人質拘束事件は、このように国民の知る権利を大幅に
制限されるものであり、大変懸念していた特定機密保護法の
諸問題が露呈されてしまった。
日本政府はこれまで情報収集と分析力が不足し、外交音痴だと
言われて来たが、このように事の詳細は闇から闇へと葬られる
恐ろしい日本となってしまいそうなのだ。
本当にこれで良いのか?とご家族の無念さと知る権利のある
国民感情として、肌寒くなる思いである。

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二月、2月3日(火)

2015-02-03 09:24:19 | Weblog

☆細枝の雪のしずりや京の街
☆雪しずる京の町家でありにけり
☆せせらぎの川面しきりやぼたん雪
☆頂きのうすく白きや冬の嶺
☆雪晴れの天の青さや比叡山・・・花冠★印4点句
☆見はるかす遠き鞍馬や雪の嶺
☆雪止めば四条大橋濡れ光る
☆晴れ渡る鴨川岸辺や春隣
☆雪しまくとは云え枝のむらさきに
☆桂川の上流(かみ)の嶺々残雪に・・・花冠★印4点句
☆菜の花の一列明かりや疏菜園
☆菜の花や乙訓郡は風の丘
☆水仙のわたしきれいと土手の面
☆あおぞらの斯くも明るき寒の晴れ
☆礼拝の果て青空に寒紅梅・・・花冠★印4点句
☆ヨルダンの砂漠寒しと思いけり
☆鉢中の菜花とならむ茎立ぬ
☆二月入ると思えば眩し空の青
☆みずいろの天のまぶしく二ン月に
☆探梅やつぼみの硬き丘の風
☆天王山越えて白きや雪の嶺
☆葉ぼたんのむらさき匂う鉢の中
☆枝つたうように芽吹きやゆきやなぎ

=「ヨルダンの」の句に寄せて=・・・石破茂ブログへの投稿内容


26年度補正予算の審議の本格的な論戦が火曜日より始まり
全て見ております。

しかし本日は、先般小生の1月24日の投稿『イスラム国の人質
拘束事件とその先にあるもの』と題した事柄に関して記述致します。

イスラム国の湯川春菜氏に続き、まさか後藤健二氏までと思っても
みなかった極悪卑劣な殺戮が起こってしまい、衝撃を受けました。
吾が国は有志連合のように空爆に参加している訳でもなく、かなり
以前より中東地域には人道支援を行って来ていて、その事は
イスラム圏の国々には良く知れ渡っているからであります。

衝撃的な結末を迎える事になった今回の事件ですが、去年の人質
拘束事件の発生から
2月1日の後藤健二氏殺害発表に至るまでの
経緯と政府の対応のその詳細は検証されなければなりません。


そもそもイスラム国は自ら国と名乗っているものの、国の定義は
「領土」・「国民」・「政府」からなり、国境も無く交渉の窓口も無い
自称イスラム国は規模の大きい殺人集団と云うほか
なりません。
ISISと日本政府は名称を定めたようですが、言葉の表現を口に
するのも唾棄したくなるほど、怒りを覚える殺戮と人道にもとる
集団のイスラム国です。

少人数の殺人集団であれば、フランスのように掃討作戦により
殲滅出来るのですが、あれほど巨大化した殺戮集団となって
しまった現在では、掃討殲滅は容易ではありません。

今回の人質拘束事件は世界各国を始め、国連からも非難声明が
相次ぎ出されましたが、何ら効力のあるものではなく、全く
隔靴掻痒(かっかそうよう)の思いばかりでありました。

今回の事件をもとに、今後は国連安保理決議により、国連平和
維持軍を結成の上、是非
とも殺戮テロ集団の殲滅と武器解除を
早急に行うべきであります。
小生が憲法を改正の上、平和維持軍への参画を希望するのは
今回のこのような事案に対してであります。

しかし、あくまで国際世論の国連において安保理決議を見た上
での事であります。

そして、何故これほどまで、テロと殺戮集団を世界中に蔓延させて
しまったのかも国連加盟国において論議されるべきであります。
根底には、貧困と大国の論理による押し付けの歴史的事実も
検証されるべき事柄です。

今回の人質拘束殺戮事件は、日本政府の外交力の無さを改めて
露呈してしまいました。

1月24日の小生の投稿でも述べましたが、湯川遙菜氏の拘束を
受けて、後藤健二氏が
安否確認と取材に入り又同様に拘束されて
しまい、家族からの救出要請を受けて日本政府の水面下での
交渉中に、1月17日の安倍総理の中東歴訪と、エジプトでの非難
声明とイスラム国対策支援として2億ドル拠出表明があり、イスラム
国はこのままでは埒が開かないと見て、日本政府の結論を促す為、
1月20日のウェッブサイトで二人の写真を公開したものと思われる。

日本政府はあれは、避難民対策支援の為でありイスラム国へ敵対
する為のものではないと否定に躍起となったが、1月17日の安倍
総理の声明ではその事をはっきり述べてはいない。
安倍総理の発言が引き金になった事は否めなのである。
小生もその事を1月24日の投稿では指摘し、人質拘束事件を承知
していながらの発言は余りにも不用意であると指摘しました。
欧米諸国と連携し積極的平和外交の推進と言いながら、安倍総理
の国際的注目を浴びるためだけの何ものでもないと・・・。

今国会でも民主党前原議員、日本を元気にする会松田公太議員
共産党小池議員も安倍総理を追及していましたが、安倍総理も
人質拘束は承知していながらも、「我が国の人道支援は脅しに屈するものではなく毅然と
対処し、卑劣な彼らに何ら気配りする必要は無い」
と述べている。

日本政府はいつもあらゆるチャネルを駆使して情報収集と交渉を
行っている・・といつも説明していましたが、1月30日、31日と
相手
からのメッセージが途絶え、2月1日の早朝になって悲劇的通告と
なってしまいました。

しかも「アベ」と個人名を指定しての通告を総理はどう受け止める
のであろうか?

これまで処刑されてしまったアメリカ、イギリス、フランスでは個人名
の名指しは無かったのである。

今回のイスラム国の要求は後日になって、サジダ死刑囚と後藤健二氏の交換を望み、ヨルダン政府は人質パイロットの生命が確認出来ればサジダ死刑囚との交換に応ずるとして、条件がかみ合わず、日本政府もヨルダン政府の方針にとやかく言うべきではなく、あくまでお願いする立場であると表明し、2日間のこう着状態となった。
しかし、ヨルダン政府の声明は通告された11時には間に合いそうも
なく、イスラム国に対しあくまでパイロットの安全確認が先決と強硬姿勢を崩さず、しかも「サジダ死刑囚は未だヨルダン国内にいる」と伝えてしまった。

この時点で小生はイスラム国の通告時間に間に合わないような手の
内を見せる事は「ヨルダン政府の交渉の意図が無い」と思われ、これは拙い事になってしまったと思いました。

悲劇的な結末を迎えてしまい、政府及び国民の願いは徒労に終わってしまいましたが、親密なヨルダン政府と日本との関係は今後も継続されるべきではあるものの、事の詳細は詳らかにされるべきものであります。

後になってからでは、何とでも言えると思われるかもしれませんが
人質拘束事案の鉄則は交渉当事者のみが知る事であり、秘密裡に
行われる事を鑑みる時、国民は事後のみにしか発言出来ないので
あります。10日間にも亘る政府高官の対応の労力はねぎらいながらも、結果のみが評価されるのであります。

しかし、改めて非人道的殺戮集団のイスラム国には日を追う毎に激しい怒りを覚え、そして吾が国もその標的となってしまった事を大変憂う
ものであります。

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