かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

朝涼、7月31日(水)

2013-07-31 12:59:26 | Weblog

<朝の四条大橋~祇園界隈>
☆上を向き雨の朝や曼荼羅華
☆歌舞伎座を背中に紅置くさるすべり
☆鴨川の河畔に盛るさるすべり
☆風涼しせせらぎ浅き高瀬川
☆高瀬川木々の水面の影涼し
☆朝涼の花見小路や通り雨
☆朝涼の一力茶屋の暖簾かな

☆停まるたび蝉の時雨れや阪急線
☆緑蔭の樟の大樹や医大前
☆追い越して青田突き抜け新幹線
☆枝先のせせる青空さるすべり
☆風を染め空の高みやさるすべり
☆父も子も背中にリュックや夏休み・・・花冠秀句

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極暑、7月29日(月)

2013-07-29 08:36:21 | Weblog

☆廃屋の屋根に盛りやさるすべり
☆白花の朝のしじまにダリア咲く・・・花冠秀句
☆青田波風に乗り来る香りかな
☆朝涼の畑に倒されねこ車
☆小松菜の畝の数多や朝涼し
☆うすき黄のオクラの花の朝涼し・・・花冠秀句
☆緑蔭の風吹き抜けるベンチかな
☆緑蔭に座して推敲朝の風
☆あじさいの蒼色残し朽ちにけり
☆トンネルの土手に青蔦袴橋
☆炎熱のグランド駆ける部活の子
☆駅前のクレーン停まる極暑かな
☆映画果つ新京極や喜雨の街
☆冷奴ブランドネームは男まえ

 =「喜雨」の句によせて=・・・7月30日追記
8月6日の広島、9日の長崎原爆忌、そして
8月15日の終戦記念日を控え、予定していた映画
「終戦のエンペラー」を観て来た。
終戦後の日本統治と復興をアメリカの望む形で
実施したい占領軍総司令官マッカーサー、そして
その部下フェラード准将の日本女性あやとの恋を
絡ませながら天皇の戦争責任を調査し、どのように
処理すべきかとの命題の
物語である。
太平洋戦争の開戦、終戦に天皇がどのように決定に
関わったかをフェラード准将は調査し、占領軍司令官
マッカーサーへ報告する。自らはあやのアメリカ留学時、
自身が武官として戦前日本で過ごしたあやとの想い出
と、終戦後の行方調査も同時jに行うが、日本贔屓の彼
の苦悩、終戦直後の天皇周辺の混乱など、大変重い
課題である。そして、御前会議で先例のない天皇の直接
の発言の
言葉「アメリカを信じよう・・戦争終結の協力を」
と閣僚に伝えられ、
ポツダム宣言を受け入れ終戦を
決定し、かの玉音放送を天皇自らラジオ放送を行う
いきさつなど。そして、モーニング姿で軍服のままの
マッカーサーとの会見とその時の有名な写真。
そして、会見の時天皇自身が言われた言葉「戦争の
責任の一切は私にあり、日本国民には責任がない」と。
実写フィルムの原爆のきのこ雲、爆撃の写真などを見て
あの下には、戦争に巻き込まれた無辜の民が途端の
苦しみと犠牲になった事を思うとき、涙が溢れて仕方が
無かった。
間もなく終戦後68年を迎えようとしているが、終戦に至る
までの苦しみを想い、戦後復興を懸命に担った先達同胞
の深い思いを知るべきである。
安倍内閣において現憲法はアメリカの押し付けであるとし、
憲法改正論議が何かと話題になる折柄、紛争の解決には
武器の使用はしない。国の交戦権はこれを認めないとの
世界にも例がない崇高なる憲法のもと、アジア諸国を始め
世界中から日本は平和を恒久的に希求すると言う、国の
姿勢が受け入れられ、復興に邁進出来たのものであり、
現憲法には何ら不都合は無いものと確信している。
「私達の現在は、必ず必然の過去があり、私達の未来は
必ず現在の私達が担っているのである。」以て銘すべきで
ある。
映画が終わり、新京極のアーケードの外はかなり雨が
降っていた。


 

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露涼し、7月27日(土)

2013-07-27 09:43:36 | Weblog

☆トンネルの土手に青蔦朝の風
☆ガシガシと谷岡ヤスジの蝉が鳴く
☆靴濡らし朝の田道や露涼し
☆青いちじく朝の田道の香りけり
☆白粉の花の黄色や朝の辻・・・花冠コメント付き秀句
☆米の香のほのと乗り来る青田波
☆朝涼の畑に倒され一輪車
☆あいさつを交わす田道や朝涼し・・・花冠秀句
☆休耕地襤褸の果ての葛茂る
☆菜園の朝のしじまやカンナの黄
☆寒露忌の朝やおしろい花の白
☆朝風の抜ける木陰や芙蓉咲く
☆うす闇となりし木陰や蝉しぐれ

 

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炎熱、7月25日(木)

2013-07-24 19:25:25 | Weblog

☆緑陰の朝のベンチや句の推敲
☆残さるるものの哀れや蝉の殻
☆空蝉のまなこ哀しく語りけり
☆夏霞はるか生駒嶺もやの中
☆朝道を歩む木陰や蝉しぐれ
☆朝靄の嶺の幽かに炎暑来る
☆水面の影のみどりや夏の池
☆いつせいに鳴き止み黙や蝉しぐれ
☆炎熱のコンテナ赤き貨物基地・・・花冠秀句
☆日覆いを下ろす車窓の西日かな
☆淀川の橋げた高く大西日
☆交叉せる線路の錆びや大西日
<神戸六甲アイランドへ>
☆夏潮の耀く眼下やモノレール・・・花冠コメント付き秀句
☆夏霞はるか高みの臨海線
☆箱庭を見下ろすごとく夏の島
☆埋め立ての島といえども蝉しぐれ

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大暑、7月23日(火)

2013-07-23 08:49:41 | Weblog

☆心なきものの哀れや蝉の殻
☆炎天のグランド疾走部活の子
☆百日紅空の青さを愛で揺るる
☆空蝉の虚空の果てを見つめけり
☆鬼百合の朝のしじまや幼保園
☆木槿咲く朝の舗道に零しつつ
☆木槿咲く朝の垣根や幼保園
☆睡蓮や人影のなき朝の池
☆池の辺の風をさえぎり蘆茂る
☆牛蛙鳴き涼風そよぐ朝の池
☆つきものの落つや鳴き止む蝉しぐれ
☆もの影の色濃くなりぬ大暑かな・・・花冠秀句
☆選挙果て戻る静寂大暑の日

=「大暑」の句に寄せて=
参議院選挙も大方の予想通り、自民党の圧勝で
終わった。一部の大企業、投資家の好調のみで
国民の大部分はアベノミクスの好調の実感は殆ど
無く、むしろ諸物価の値上げラッシュにより、生活
の厳しさを実感している。投票率が低く、浮動票が
諦めムードの中投票に行かなかった事、野党勢力が
お互いに潰し合い、結果、政権政党を有利にさせて
しまった事などが上げられる。
しかし、得票総数は自民党より野党の総得票数が
圧倒的に多かった事を考える時、野党の責任も大きい
と言わざるを得ない。そして政権与党も国民に期待感
を抱かせたまま、裏切れば大きなしっぺ返しが必ず来る
事を肝に銘ずべきである。国民は馬鹿ではない。
中国の古い諺に「水はよく舟を浮かべ、よく舟を沈める}
と言うものがあるが、水とは民草即ち国民の事である。
世界から、特に中国、韓国から政権の右傾化を指摘
され、同盟国のアメリカからも懸念を表明されているが
安倍政権は本当にそうでなければ、あらゆるロビー
活動などにより、その懸念を払拭すべきである。
長期政権になるであろうと予想されている、アベノミクス
の安倍政権は緒に付いたばかりで、これからである。
「女性が安心して子供を産み、育てられる社会。老人が
生きていて良かったと思える社会の実現を」、ひいては
その事が結局国民の幸福実現と言えるものと思う小生
である。

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蝉の殻、7月21日(日)

2013-07-21 16:35:22 | Weblog

☆夏霧や日差しの強き今朝の空
☆容あるものの哀れや蝉の殻
☆金網の南瓜の花を纏いけり
☆さるすべり瓦の上に青空に・・・花冠コメント付き秀句
☆勢いをつけて炎暑の家路かな
☆夏茣蓙や宿題すすむ椋木陰

☆鉄塔の山滴りに連なりぬ
☆夏草に埋もれ三川集いけり
☆青田波突き切り走る新幹線
☆街路樹の緑陰つづく家路かな
☆凌霄花の垣根占めおり地に零す
☆昇降機降りてひぐらし鳴き初むる・・・花冠コメント付き秀句
☆かなかなや窓の彼方の茜初む

 

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祇園祭、7月19日(金)

2013-07-19 09:30:45 | Weblog

☆着飾りて祇園祭りの稚児社参
☆宵山のうす闇せまる四条かな
☆うす闇の祇園囃子や四条の灯
☆駒方の提灯明かりや宵山に
☆宵山の四条通や人の波
☆注連縄の結界放つや稚児涼し
☆稚児一閃注連縄切りや長刀鉾
☆山鉾のお囃子満つる四条かな
☆しめやかにくじ改めの所作涼し
☆正使なる裃姿や夏衣
☆外つ人の曳き手数多や山鉾に
☆水涼し竹を敷き詰め辻まわし
☆竹を敷き桶の水撒き辻まわし
☆山鉾の四条通りや人の窓
☆巡行の宴の果つや炎暑来る
☆寝て覚めて遠くに祇園囃子かな

=「祇園会」の句に寄せて=
7月17日の祇園祭山鉾巡行はテレビで観ていた。
これまで何度も宵山、巡行は実物も見学していて
暑い時季でもあり涼しい場所での見学と決めた。
古の平安時代に京の都に疫病がはやり、天皇に
よる疫病からの災厄除けの祈願により始まった
祇園会は、全て儀式と行事にのっとり行われ、約
一ヶ月以上もかかる。山鉾は平安の昔から江戸
時代へと世界中から素材が集められ、動く美術品
とも言われている。32基の山鉾が一斉に巡行する
のは今年が最後で、来年からは更に古式通り後祭り
が復活し、巡行もそれに併せ先祭り、
後祭りと
分かれて巡行するそうである。
門川京都市長が直衣直垂(のうしひたたれ)の姿で
くじ改めの検見役を務めていたが、5年連続の好天気
に恵まれ何よりと満面の笑みを浮かべて喜んでいた。

 

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夏潮、7月17日(水)

2013-07-17 08:52:55 | Weblog

<周防灘秋穂(あいお)湾>
<お食い初めの料理旅館より>

☆あきつ飛ぶ蒼き海辺や秋穂湾・・・花冠コメント付き秀句
☆べた凪の夏潮はるかにお食い初め
☆潮風に揃い飛びいるあきつかな
☆夏潮の平らに凪ぎぬ瀬戸の海

☆潮の香の湾の耀き夏の海
☆瀬戸内の島影遠く夏がすみ
☆橋いくつ超えて来たるや夏の海
☆うす靄のかかる湾内晩夏光
<14日、山口より家路へ>
☆広島の車窓のビルの炎暑かな
☆空を占めビルの浪速の炎暑かな
☆見慣れたる天王山の青嶺かな
☆雷鳴の京の上空真つ暗に
☆バス停の屋根の小さく大夕立
☆もの思い耽るほかなき白雨かな
<7月17日>
☆雨雲の中に青空喜雨亭忌
☆茅舎忌のせみの鳴き出す朝の窓

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お食い初め、山口へ、7月14日(日)

2013-07-14 19:10:09 | Weblog

=初孫のお食い初めの儀式で山口へ=
<新幹線のぞみは西へ>
☆緑蔭の新幹線の新神戸駅

☆夏川の熱砂の白く流れけり
☆万緑の車窓に流れ新幹線
☆山口の山に山つぐ夏の嶺・・・花冠コメント付き秀句
<お食い初めの料理旅館>
☆万緑や歯固め備えお食い初め
☆瀬戸内
の夏潮はるかに凪ぎにけり
☆瀬戸内の海の炎暑のかすみ居り
☆雷鳴の音のみ響き湿りなし
☆黒瓦の屋根の輝きカンナ燃ゆ
☆岸壁の炎暑の中の駐車かな
☆夏潮の光りたゆとう瀬戸の海
☆瀬戸内の浜の民家や百日紅
☆村落の青田の中の鬼瓦

=「お食い初め」の句に寄せて=・・・15日(月)追記
7月13日(土)山口に居る次男の初孫の「お食い初め」
の為、両方の両親が招待され山口へ行って来た。
「お食い初め」は、箸揃えとも言われ、地方によっては
色々な仕来たりがあるようだ。家内が京都の友人に
教わった仕来たりは、お宮参りに行った神社の小石を
拾って来て、歯固めとして良く洗い焼き消毒を施した後
一汁三菜と一緒(赤飯、鯛の焼き物、お吸いもの)に
揃える。そして、赤飯を取り口に付け、食べさせるフリを
行い、その箸を小石に擦り付けける。次にお吸い物、小石
鯛小石と順番に行う。男の子の場合、男親側の年長から
順番に行い「丈夫な歯が生えますように」と唱えながら行う。
儀式が終了した後、お昼の食事会となった。
瀬戸内の湾に面した料理屋であり、素晴らしい眺めの所
であった。
4月1日生まれの孫は、背も伸び体重も1、5倍になって
いて、あやせば良く笑い、機嫌の良い時はばぶ~ばぶ~と
「喃語・・・なんご」も話している。寝返りも八分目まで出来
るが首を持ち上げ手を回す事が出来ず、あと少しであった。
驚くばかりの成長の早さである。


 

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初蝉、7月11日(木)

2013-07-11 10:23:45 | Weblog

☆初蝉の朝の窓辺に目覚めけり
☆初蝉の待つとはなしに気付きけり
☆初蝉や朝の窓辺にいつせいに
☆蔓伸びて軒の襤褸や瓜の花
☆いつせいに朝の雄花や瓜の花
☆階上なれば雄花摘みけり瓜の花
☆青空のうす雲刷きし炎暑かな
☆野に山に吾の在所に夏がすみ

☆さわさわと風吹きぬける午睡かな
☆山鉾の写真と地図や朝刊に
☆西日さす窓に部活のブラスの音
☆夕闇の夜空に高く長刀鉾

=ご案内=
嘗てながら、明日12日(金)~14日(日)
まで、孫のお食い初めを祝う為山口まで
出掛けます。
しばらく当ブログをお休み致します。
又、再開の折りには、何卒宜しく訪問賜り
ますようお願い申し上げます。

 

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