かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

梅雨入り、5月29日(水)

2013-05-29 17:30:02 | Weblog

☆青空の朝の梢やいかる鳴く
☆川べりを日傘で歩むウォークかな
☆夏帽子被りグランドゴルフかな
☆ルピナスの花やときめく植物園
☆ときめきと云う色妖しのぼりふじ
☆車窓より青葉の空へ天王山
☆紫陽花の硬きつぼみの雨待てり
☆雨雲の嶺にとどまる梅雨入りかな
☆降りそうで降らぬ雨雲梅雨に入る
☆梅雨入りのゆかしき雨の降りにけり
☆うす暗きひと日暮れゆく梅雨入りかな
☆水ふふむ風の匂いや梅雨に入る
☆植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗・・・花冠コメント付き秀句
☆稜線の確と定かや梅雨の晴れ
☆午後よりは雲の押し寄せ梅雨の空
☆音立てて雨の窓閉め五月尽

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ダービー、5月27日(月)

2013-05-27 11:07:19 | Weblog

☆ダービーの朝や目覚めのうす明かり
☆青空の高き葉陰やいかる鳴く
☆緑陰の樹下で待ち居り路線バス
☆真夏日の蔭を問いつつ教会へ
☆工場の枇杷の色づく廃墟かな
☆水見えぬ川の中洲や草茂る
☆生駒嶺のビルのあなたや夏がすみ
☆それぞれの丈にときめくルピナスよ
☆乗り換えの駅のホームや夏の色
☆医科大の樟の大樹や風薫る
☆早苗田の山影よぎる車窓かな
☆緑陰のつづく車内や阪急線

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風薫る、5月24日(金)

2013-05-24 09:23:09 | Weblog

☆バスで行く青葉若葉や本通り
☆山法師木陰の風のみどりかな
☆南天の花を揺らして配達人
☆分譲の幟はためき風薫る
☆山畑の柿の若葉のバス路かな
☆竹皮を脱げば笹の枝おどり出づ
☆下闇となりし葉影や風の色
☆烏丸の駅の出口や風薫る
☆ビル影の四条通りや風薫る
☆蔓薔薇や垣根に風の煉瓦ビル
☆緑青の出でし垣根や薔薇の花
☆風薫るテラスのカフェや煉瓦ビル
☆木斛の花や風良し夕日良し

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明易し、5月22日(水)

2013-05-22 12:08:17 | Weblog

☆”おめざ”とは粋な言葉や明易し
☆明易やバナナとチーズの”おめざ”食ぶ
☆小満の朝は”おめざ”と洒落てみる
☆短夜の喉の渇きに目覚めけり
☆濯ぎもの干せば嶺の端朝曇り
☆区役所の支所へ手続きえごの花
☆風抜ける図書館通りやえごの花
☆まだ白き花の重なり山法師
☆仰ぎみる広き葉裏や朴の花・・・花冠コメント付秀句
☆目を奪うほどの事なく野ばら咲く
☆刺ありてそれと知り居り花茨
☆季至りそれと知りしや野ばら咲く

=注釈=
おめざ・・・お目覚めの略であり、本来幼児が昼寝
などから
目覚めた時に与える菓子などの意味。
元々商家の子供、上流社会の習慣であったものが
現代では軽い朝食の意味で使われるようになった。
嘗てテレビにて、ヨットの世界一周で名を馳せた
堀江健一氏の今の生活からこの言葉を知った。
堀江氏はどんなに前日の就寝が遅くても、朝早く定時
には起床しチーズふた切れと果物の軽い「おめざ」を
摂り又眠るそうである。
そして遅めの午後ブランチを摂り、夜まで食べない。
その後日中はトレーニングに励み、夜は遅くまで執筆
活動を続けるそうである。
現在では芸能人などの軽くて栄養価の高い朝食の料理と
してテレビ番組で紹介され、この言葉が定着しつつある。

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夏きざす、5月20日(月)

2013-05-20 09:44:40 | Weblog

☆洗車機の泡の車中や夏きざす
☆竹皮を脱いで竹林焼け色に
☆竹皮を脱げば天まで空に起つ
☆買物を待ちて車中の薄暑かな
☆若葉雨山畑通るバス路かな
☆会堂の外は青葉のしぐれかな
☆賛美歌のながれみどりの青時雨

☆ゴスペルのコンサート聴く若葉雨
☆濡れそぼつバスに乗り込む走り梅雨
☆雨あがるバスの家路や柿の花
☆雨上がる卯月曇りの家路かな
☆庭覆い詰草白く雨上がる
☆パソコンに向かう夕日や窓若葉

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茉莉花、5月18日(土)

2013-05-17 17:52:54 | Weblog

☆茉莉花や歌声垣根に幼保園
☆街路樹の銀杏若葉や本通り
☆山風と水田鏡や西日落つ
☆詰草の畦に群れおり夕薄暑
☆土堤道の蛙鳴き居る代田かな
☆鳧鳴いて山の端映す水面かな
☆さざ波の光の帯や西日さす
☆鳧鳴いて夕のしじまを破りけり
☆高層の庭にこだます鶯老ゆ
☆つる薔薇のアーチ彩る門扉かな
☆木洩れ日の夕日眩しき新樹光
☆半地下の屋根に揺れ居りスイートピー
☆夕日透き網の張られる莢豌豆

=注釈=
茉莉花(まつりか)・・・つる性の芳香のある白い花を
              咲かせるジャスミンのこと

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夕薄暑、5月15日(水)

2013-05-15 18:27:02 | Weblog

☆ジャスミンの匂う垣根や幼保園
☆立止まり銀杏若葉の空仰ぐ
☆廃屋の庭に勢い松の芯
☆山風の田水に吹きぬ夕薄暑
☆鳧鳴いて嶺の夕日の傾ぎけり
☆水澄めば足跡見ゆる植田かな
☆詰草の畦に群れ居り夕薄暑
☆嶺の端と家並みの影の植田かな
☆さざ波の片辺に奔る代田かな
☆さざ波の水面走れる植田かな
☆かしましき程の田道や揚ひばり・・・花冠コメント付秀句
☆ほつほつと白き坊主や野蒜咲く
☆木洩れ日の嶺の夕日や若楓
☆陸橋を渡る高さや花胡桃

=「夕薄暑」の句に寄せて=
朝食後、午前中はとにかく身体がつらく横になって
ラジオの国会中継を聴きながらうとうと眠っていた。
一日のうち気温差が激しく、血圧が乱高下するせい
のようである。午後も昼食後、ラジオを聞きながら
横になっていたが、夕方4時過ぎから思い切って
近在の田園を散策に出かけた。ゴールデンウイーク
が過ぎたので、田植えはとっくに終わっているものと
想っていたが、まだ一部しか植えられていなかった。
一部の早苗田のほかは、代田の状態が多くあった。
田植え機械で田植えを行っている光景を見掛けたが
今年は気温が低く苗の生長が遅れたようである。
夕方4時ごろとは云えまだ陽射しは暑く、時々山から
田に吹く風が心地よい。鳧が鳴き、揚雲雀があちこち
に姦しいほどである。すいばの赤い穂が高く伸び、野蒜
の葱坊主が小さく白く愛らしい。胸いっぱいに深呼吸を
しながらの田園散策は生き返る心地であった。


 

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夏日、5月13日(月)

2013-05-13 18:25:49 | Weblog

☆さみどりの光り透き居り窓若葉
☆面影の遠き彼方や母の日に
☆母の日の想い出遠くなりにけり
☆若竹の更に伸び居る家路かな・・・花冠秀句

☆竹林に光り降り込み竹落葉
<京都市内散策>
☆新緑の光り降りけり鴨川に
☆新緑の影の瀬波や高瀬川
☆実桜や熟るるにまかせ散り落ちぬ
☆青柳の静もりしだれ鴨川に
☆緑陰を選び散策京の町

☆とりどりの薔薇の花咲く花舗の前
☆チチチチとすずめ窓辺の夏日かな
☆真夏日やうすき曇りと見まがいぬ
☆真夏日のめまい覚ゆる家路かな
☆うつすらと嶺の茜や夕薄暑
☆日暮れれば風の落ちけり夕薄暑

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窓若葉、5月11日(土)

2013-05-11 15:04:59 | Weblog

☆吹く風の陽射しまぶしく若楓
☆延々とつづく鉄路に酸葉かな・・・花冠秀句
☆水滴の楓若葉に朝日かな
☆銀色の丘となりけり茅花咲く
☆木洩れ日を愛でる散歩や夏浅し
☆窓開けて途端の風や若葉吹く
☆ときおりの陽射し透き居り窓若葉
☆木洩れ日の楓若葉に揺らぎけり
☆まなかいの陸橋より起つ花胡桃
☆まなかいの胡桃の花や空に起つ
☆日蔭れど黄色明るし木香薔薇
☆こでまりの花や愈々雨となる

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花胡桃、5月9日(木)

2013-05-09 16:53:46 | Weblog

☆夜明けより強き風吹き夏は来ぬ
☆さわさわと風に葉擦れや新樹冷ゆ
☆まなかいの楓若葉に朝日かな
☆茅花咲く校舎の土手にチャイムかな
☆窓よりの授業の声や若葉吹く
☆生徒等の授業の声や風薫る
☆点滴を受けつつ窓の新樹光
☆木洩れ日の楓若葉よ青空に
☆陸橋のまなかいに起つ花胡桃
☆頂きの胡桃の花や青空へ
☆花胡桃遠きむかしの恋なども
☆みどり児を遠くに想い胡桃咲く
☆木香薔薇の厨の音の垣根かな

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