かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

一月果つ、1月31日(木)

2013-01-31 18:04:02 | Weblog

☆カーテンを開けて玻璃透き寒緩む
☆中庭に声弾む子等日脚伸ぶ
☆足もとの鳩の動ぜず日脚伸ぶ
☆丘上に青空残し一月尽
☆探梅や青空仰ぎ見上げ居り
☆寒禽の声やモールス信号と
☆冬霞朝日まぶしく陽射しけり
☆探梅や固きつぼみの香り来ず
☆つぼみより笑みこぼれ居り梅早し
☆冬かすみ丘の上よりビルの街
☆一月の果てて陽射しの柔らかし
☆丘上の朝日燦々ニン月に

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探梅、1月29日(火)

2013-01-29 11:42:36 | Weblog

☆探梅や堅きつぼみにかたき風・・・FB句会添削後コメント
☆探梅の硬き風吹く丘の上
☆探梅の古木無けれど白き幹

☆山茶花や鳥の宴を樹下に聞く
☆寒つばき嶺から丘へ風強し
☆山茶花の緋色じゅうたん丘公園
☆山茶花のうねる路地抜け朝の道
☆弾けたるつぼみ真白く梅早し

☆探梅や弾け初む陽の戻りなし
☆丘上のグランドゴルフや春隣り
☆雨傘を持ちて出勤寒土用
☆探梅や堅きつぼみの揺れもせず
☆寒晴れや満艦飾のすすぎもの

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寒土用、1月27日(日)

2013-01-27 18:22:31 | Weblog

☆飛び来り吾に拠り来る冬の虻
☆凍晴や大気軋みて頬をさす
☆寒禽の声高らかに今朝の晴れ
☆極上の空の青さや寒土用
☆極寒の朝日に力見つけたり
☆凍晴や朝日眩しくかくれなし
☆音消えて鎮もる街よ雪の朝
☆寒晴や大気みなぎる街をゆく
☆ひと時の晴れのち曇り寒土用
☆春の歌流れ日差しやB・G・M
☆極寒の空の青さよ眩しさよ
☆天辺の青の欠け落ち風花す

=注釈=

寒土用・・・冬の季語・・立春の日から一週間前以内のこと。
       厳寒の頃である。

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春隣り、1月25日(金)

2013-01-25 14:52:22 | Weblog

☆寒暁のうすら明かりよ窓の陽よ
☆パリパリとバイク去り行く霜の朝
☆配達のバイク去り行く霜の朝
☆暁の声の掠れや寒鴉
☆ひとしきり子等の登校寒の朝
☆病癒え窓を開ければ寒の晴れ
☆虚ろなる夢にまどろみ風邪篭り
☆ラジオ聞き夢にも倦みぬ風邪寝かな
☆障子戸の明暗しきりや春隣り・・・花冠FB句会コメント付き秀句
☆こども等の呼び合い遊び日脚伸ぶ
☆”また後で”下校の子等に春近し

=注釈=

春隣り・・・まだ寒のうちの、何となく春が近く感じられる
       頃の様子。冬の季語

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干菜吊る、1月21日(月)

2013-01-21 18:44:23 | Weblog

☆茨木と言いし駅舎や枯葎
☆ひたすらに風に問いおり枯尾花
☆坂道の雪に流るるバス一台
☆雪雲の嶺を去りゆき銀世界
☆駅前に雪は無かりきバスの着く
☆青空に筋目競いぬ枯木立
☆寒空を掃き清めたる木立かな
☆故郷の夢みるばかり風邪寝かな
☆ひと部屋にひねもす臥しぬ流行風邪

<田舎鳥取の冬の追憶より>
☆凍滝や筋道通す吾が半生
☆寒つばき沖の白波途切れざる
☆焼藷を子等分けおうて秘密基地・・・花冠FB句会コメント
☆寒つばき小鳥のように蜜を吸う
☆雪をんな出会いしよりの熱高し
☆干菜吊る母屋の軒の深さかな・・・花冠FB句会秀句
☆ぽつくりの雪に二の字の立ち往生
☆海鳴りを聞きつ眠ればすきま風

=「風邪寝」の句に寄せて=
土曜日の夕刻から風邪気味であり、昨日の日曜日は
仕事を休んだ。日曜日の為家にある「生薬」の風邪薬
を飲んで一日中休んでいた。ところが昨日の夜は38度
二分の熱があり、今朝も計ったら全く同じ38度二分も
あった。仕事先には月曜日の朝は病院へ行ってから
出勤すると伝えていた。なんとインフルエンザとのこと。
去年11月に予防接種を済ませていたのにである。
今日から5日間は休むように医師に言われ、勤務先へ
行き、同僚へ仕事の段取りをつたえ帰宅した。
頭痛、鼻水、喉の痛み、身体の関節の痛み、加えて酷い
咳である。自宅の一部屋へ隔離のように居て、ラジオを
聞いて過ごした。

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しづり雪、1月19日(土)

2013-01-19 18:48:55 | Weblog

☆寒暁の山の端うすき信貴生駒
☆やわらかく信貴や生駒嶺冬がすみ
☆十字架の峰に白きや山眠る
☆ハイウェイの朝や陽射しの冬ともし
☆青空に筋目のごとし冬木立
☆淀川の湾処あまたや蘆枯るる
☆風花や嶺に朝日の晴れ渡る
☆竹林の笹を跳ね上げしづり雪
☆雪雲の嶺を走れば銀世界
☆葉牡丹の庭に渦巻く大病院
☆にび色の日輪ありて風花す
☆寒晴れや凛とまつすぐ木々の枝

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朽野(くだらの)、1月16日(水)

2013-01-16 18:16:08 | Weblog

☆雲上がり嶺にうつすら雪の山
☆寒晴の車窓広々眠気来る
☆枯芝の河川広場のゴルフかな
☆くもりゆく嶺の隠れや山眠る
☆冬畑や支柱に低く豆の蔓
☆菜園の豆の低さよ冬の風
☆菜園のマルチ黒々冬の畑
☆追い越して枯野過ぎ行く新幹線
☆トンネルを出でて京菜の冬の畑
☆冬耕の捨て置かれ居りトラクター
☆青々と家並みに近き葱畑
☆朽野や三川集い淀川に
☆雪止みて雲の茜や寒夕焼け
☆まだ蒼き空に尖りし寒の月
☆高階の寒拆遠き夜更けかな

 

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冬の洛西散策Ⅲ、冬芽、1月13日(日)

2013-01-13 19:46:59 | Weblog

☆寒晴や早も花菜の無人店(だな)
☆ゆさゆさと風に舞い居り枇杷の花
☆枯草の刈られし畦の風のまま
☆身をゆだね風に群れ居り枯尾花
☆鉄柱を叩く金具や冬の風
☆ビニールを開けて寒肥昼の畑
☆野をさらし通り過ぐまま冬の風
☆冬耕の風にさらされトラクター
☆朽野や土黒々と耕さる
☆ひたすらに桜冬芽の青空に
☆塊つて緋を誇りけりピラカンサ
☆木蓮の銀の冬芽や青空に

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冬の洛西散策Ⅱ、枯野、1月11日(金)

2013-01-11 23:48:12 | Weblog

☆ぱたぱたと支柱の旗や冬の風
☆南天の葉の色たたえ冬日和
☆風を避け日向好みて冬すみれ
☆吹く風にすべて頷き枯尾花
☆耳よぎる風に音なき枯野かな・・・花冠FB句会コメント付き秀句
☆剪定の瘤跡白き冬の庭
☆たたなづく煙南へ北おろし
☆溜まりいる水のさざ波冬田晴れ
☆軽トラックに冬風避けて句を記入
☆山風にしきりに傾ぎ芒枯る
☆葉牡丹の大きな渦や村の店
☆南天の黄色もありぬ冬館

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冬の洛西散策、冬田晴、1月9日(水)

2013-01-09 12:53:28 | Weblog

☆跳び渡る声やかしまし冬の鵯
☆たたずみて峰を退かざり冬がすみ
☆歩むほど身体緩むや寒日和
☆如才なくつぼみ群れ居り寒つばき
☆真つ直ぐに白く整う冬田かな
☆人住まぬごとく鎮もり冬の村
☆竹林の葉擦れさわさわ風冴ゆる
☆美しく老ゆる仔細や枯尾花
☆樋つたう水の音冴ゆる山田かな
☆木の香る新築現場や冬日向
☆吹きぬける風の一途や冬田晴
☆北側の蔽いてありぬ冬菜畑
☆青空に身を晒し居り芙蓉枯る
☆寒菊の葉の衰えど色褪せず

「冬田晴」の句に寄せて
今日1月9日は休日であった。正月は元旦のみで
2日の初出勤以来忙しく、ここに来て少し落ち着く。
昨日は比較的温かったものの、今朝は晴れていても
かなり冷え込みが厳しかった。ゆっくり朝食を摂り
その後家事を手伝い、11時ごろから沢山着込み
思い切って、冬の洛西散策に出かけた。
陽射しはかなりあるものの、日蔭に入ったり時折
吹く風は身震いするほど厳しい。
本当に久し振りの散策であり、勝手知ったるコース
であるが、真冬の寒い時季は毎年避けて来ていたので
大変珍しい光景であった。山眠るとの俳句の季語が
あるが、視界に見えるものは全て眠っているごとく思えた。
しかし、散策の足を伸ばす度に植物たちはきっちり来る
べき春に備えていて如才がない。
我々人間どもも、今の時季にしっかり力を蓄え、来るべき
春に備える必要を痛感した次第である。

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