かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

夜の秋、7月31日(火)

2012-07-31 19:10:25 | Weblog

☆季うつる兆し見え居り朝涼し
☆朝餉摂る珈琲館や夏の果て
☆白百合の水滴こぼし庭の先
☆朝顔の目覚め切らざる紫紺かな
☆テレビ見つ昼餉のあとの午睡かな
☆うだるかに嶺の連なり夏霞
☆蔦絡む銀杏並木の青葉かな
☆所在なく川の片隅通し鴨
☆今年又芙蓉の花咲く時節かな
☆いつか見し嶺の夕日や蝉しぐれ
☆夕暮れの上気している夏の月
☆青空を残す茜の涼夜かな
☆夜濯ぎの竿に風吹く夜の秋


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炎熱、7月29日(日)

2012-07-29 17:42:09 | Weblog

☆葉の先の水滴光り朝涼し
☆合いの手の入りて盛るや蝉しぐれ
☆ミスティーのテスト撒布の炎暑かな
☆何もかもメルトダウンの炎暑来る
☆朝顔の目覚め切らざる紫紺かな
☆空蝉の思いとどめし遠目かな
☆炎昼の飴の転がるバスの中

☆踏み切りを待つ間も片蔭探しけり
☆高槻の青田あおたの昼下がり
☆信貴生駒隠れ見えざる夏霞
☆緑陰となりし車内や阪急線
☆炎熱を家で吐き出す帰宅かな

=「炎熱」の句に寄せて=
今日の29日は久し振りに日曜日の休日となった。
毎日の多忙と、この所炎熱続きと連続熱帯夜の為
いささか疲れ気味ながら、朝早くから目覚めいそいそ
と高槻の教会へ礼拝の為向かった。
朝早くから夏霧が発生し今日も厳しい炎暑となる事が
予想された。バスの車窓、阪急電車の車窓から見える
ものが何もかも新鮮に見え、大変気分転換になる。
今日の礼拝の牧師による説教は信仰の究極の目的は
「イエスキリストそのものになる事・・」とあった。
イエスを信ずるものはともすれば、これで良いとの自己
満足により、信仰的停滞をきたす事があるが、究極の
目指す所は、イエスキリストの考え方、行動、姿そのもの
になる事であり、それは自己がレベルを計るものではない
との事であった。
教会で談話の交わりを持ちながら昼食を摂り、3時前には
帰宅したが、帰宅した途端大汗が噴出した。

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田水沸く、7月27日(金)

2012-07-27 20:48:17 | Weblog

☆嶺の端にうす雲ありぬ夏霞
☆渦まきのごとくにうねり蝉しぐれ
☆実を数え空を仰ぎつ水を撒く
☆木かげ道選び歩めど溽暑かな
☆蝉採りの声に起こさる朝寝かな
☆足跡の泥の深さよ田水沸く
☆山裾の村は静もり夏霞
☆遠雷となりて過ぎ行き茜かな
☆雨上がり尖りの潤む夏の月
☆朝涼の風の路地ぬけ出勤へ
☆朝日受け葉先きらめき風涼し
☆大木の幹の匂いや朝涼し
☆幹白く空へ集まり夾竹桃
☆枝の葉の舗道に影や朝涼し

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空蝉、7月25日(水)

2012-07-25 18:51:46 | Weblog

☆朝涼のレースしなだれ風の入り
☆出勤の道は風吹く木下闇
☆空蝉を踏みて吾身を恥にけり

☆空蝉の遠き眼(まなこ)の遠き日よ
☆合いの手の入りて合唱蝉しぐれ
☆洛西の嶺の夕日や蝉しぐれ
☆吹き抜ける風に委ねし三尺寝
☆日の高きうちに湯浴みや暑気払う
☆街燈の明かりよすがや夜の蝉
☆夜更けまで爆ぜる音せり夏休み
☆木々の枝の震えすさまじ雷雨来る

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風涼し、7月23日(月)

2012-07-23 21:17:06 | Weblog

☆朝道の辿る木陰や風涼し
ジワジワと相方募り蝉しぐれ
☆朝道の早も眩しき炎暑来る
☆吹き抜けの天窓暑き抽選会
☆青空のやや霞み居り大暑かな
☆窓に座し風を待ち居る大暑の夜
☆燃え上がるかのように塀のうぜん花
☆下闇の土匂い居り雨催い
☆大いなる声の波長や蝉しぐれ
☆棲み分けの時をひたすら蝉しぐれ
☆夜更けまで爆竹鳴らす夏休み
☆推敲の窓辺に来たる風涼し

=「蝉しぐれ」の句に寄せて=7月24日追記
毎日、朝8時30分に出勤し夜の8時すぎまで
かかるサマーBIGチャンス抽選会が昨日まで
4日間あり、今日は休日。
抽選会が始まるまでが準備で多忙を極めるが
やはり、いろいろ気を使い、時間も長く大変
疲労感を覚えた。
朝方は涼しいものの日中はかなり気温が高く
炎暑の日々の為、家でゆっくり休養する事にした。
日毎に朝から蝉の鳴き声が大きくなってきている。
午前中はグァシャグァシャと品がなく大きなうねり
のクマゼミの声が姦しい。午後の一番暑い時間は
蝉も休養しているのか一時静かになる。
そして、夕方にはニイニイ蝉・油蝉が鳴き時間に
よる棲み分けをしている。

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汗、7月21日(土)

2012-07-21 20:57:13 | Weblog

☆出勤の朝の門辺やダチュラ咲く
☆伐り株の闇に真白き梅雨きのこ
☆ジウジウと枝に拡がり蝉しぐれ
☆出勤の木洩れ日涼し朝の坂
☆橋上の耳の高さよ蝉しぐれ
☆お辞儀して風と語らう青葉闇
☆歩道橋夏のしぐれに耀けり
☆今朝見ればすでに巣立ちの軒端かな
☆いとま請い厭う燕の巣立ちかな
☆汗を拭く後から汗の帰宅かな

 

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蝉しぐれ、7月19日(木)

2012-07-19 13:52:14 | Weblog

☆下闇の目覚め疎きやアガパンサス
☆トーストの焦げの網目や蝉しぐれ・・・FB句会秀句
☆夏朝や木陰に座して風を待つ
☆梅雨明けや満艦飾色のすすぎもの
☆吹き抜ける風をよすがの午睡かな
☆時と場所見失い居り昼寝覚
☆目覚めれば夢繋がらず三尺寝
☆繋がらぬ夢の目覚めや三尺寝
☆パソコンの手を止め窓の青葉闇
☆雨止めば風の涼しき図書館へ
☆全開の窓を吹き抜け青葉風
☆宵闇にダチュラの白く雨上がる

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梅雨明け、7月17日(火)

2012-07-17 19:14:20 | Weblog

☆夢をみるかのように荒れ梅雨の雷
☆熱風の草原なびき雨上がる
☆せせらぎの時折光り夏やなぎ
☆青空の嶺の根方や雲の峰
☆天窓の青き明かりや炎暑来る
☆天窓の陽射し眩しき西日さす
☆青空に朝より育ち雲の峰
☆初蝉の朝日姦し出勤時
☆雲影に蒼く見え居り夏の山
☆雲を乗せ蒼き嶺なり梅雨明ける
☆梅雨明けや妻は地元の温泉へ

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宵山、7月16日(月・祝)

2012-07-16 20:22:00 | Weblog

☆梅雨明けの近き朝日や雲の中
☆寄る辺なき虚空よすがに葛茂る
☆雨上がりたちまち陽射しの草いきれ
☆時折の額と顔
に夏しぐれ
☆青梅雨やバスの車窓の滲み居り
☆夏柳四条大橋人と風
☆葉柳やせせらぎ光る高瀬川
☆夏鴨のつがいくつろぎ高瀬川
☆夏柳ビルの高さに繁りけり
☆宵山へ向かう鼻緒や紅の爪
☆灯の入りてならぶ山鉾コンチキチン
☆灯のいりて祇園囃の熱気かな

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祇園囃、7月14日(土)

2012-07-14 16:28:58 | Weblog

☆初蝉や滲む朝日の昇り居り
☆御神燈の灯が入り祇園囃かな
☆外つ人の花見小路や梅雨晴間
☆鮎釣りを眺む鴨川風青し
☆川風の上(かみ)へ抜け居り風涼し
☆団扇持つ手の振り止まぬ四条かな
☆引き返し募金の箱の溽暑かな
☆薙刀の鉾先見えずビルの上
☆浴衣着て京都大丸案内嬢
☆浴衣着る手の右上や案内嬢

=「浴衣」の句に寄せて=
急激な暑さと湿気の到来、それに加えて仕事も忙しく
心身ともにいささか疲れ気味である。
今日は休日ながら、朝から通院の為病院へ行き、その
足で京都市内へ思い切って気分転換のため出かけた。
祇園祭りを迎え四条界隈、河原町界隈は祇園祭り一色
となっている。
すでに鉾起ても終わり引き試しも済み、街角、商店街の
スピーカーからも「ピーヒャラ、コンチキチン」と祇園囃の
音も流れ、浴衣を着た観光客も街角に溢れている。
阪急河原町駅から地上に出て、四条大橋を渡り、祇園
界隈から引き返し、又、四条大橋を戻り四条通を烏丸に
向けて散策した。17日の本山の前の日を宵山と言い、
又その前の日を宵々山と言い、祇園祭は大変期間が
長いのが特徴である。四条通り界隈は土曜日と言うことも
あり、すでに大変な人出であった。
今日のお目当ては、現職の時の百貨店の京都店の雰囲気
と、その少し西にある薙刀鉾の見学であった。
京都大丸の1階ご案内カウンターは男女とも浴衣姿であり
エレベーター案内嬢も浴衣姿で大変着こなしも良く涼やか
であった。
薙刀鉾の下ではちまきも売られ、町屋の2階から通路の上
を通り鉾に乗る事が出来、観光客で行列となっていた。
薙刀鉾の鉾先は四条通りのビルの上にあり,通路からは
見えなかった。

 

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