かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

三月尽、3月31日(土)

2012-03-31 20:29:44 | Weblog

☆梅が香の下でかけつこ園児らは
☆子等走り母の弁当梅見かな
☆さくら芽のいよよ時めき咲くかまえ
☆紅色を遠くへほこり丘の梅
☆さみどりとむらさき競い木の芽雨
☆雨滴垂れ木肌艶めき三月尽

☆日もすがら芽吹きの雨となりにけり
☆店員も客も鼻かむ花粉症
☆昨日見し桜つぼみや今朝の雨
☆花冷えと言うも早きや星の灯に
☆雨上がり溜まる水さえ余寒かな

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春興、3月30日(金)

2012-03-30 19:33:34 | Weblog

☆春風のおだりおだりと途切れなし
☆春昼の休日出勤切りもなし
☆梅が香の紅を雑木のさまたげず
☆園児らの弁当広げ丘の梅
☆吹き抜ける風にこ躍り雪柳
☆桜東風つぼみふふみて戦ぎけり
☆乙訓の嶺のうねりや風光る
☆春興や迂回の家路更に伸ぶ
☆風そよぎついに辛夷の花咲きぬ
☆夕日射しさらに辛夷の花白し
☆連翹のたらす黄色のつぼみかな

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春休み、3月29日(木)

2012-03-29 21:42:02 | Weblog

☆青空に咲きて満ち居り丘の梅
☆稜線の定かに見えず丘の梅
☆いつさいの雲の在らざり春の嶺
☆路地抜ける朝の通勤雪やなぎ
☆植込みの垣に散り敷く落椿
☆囀りの高き梢の朝日かな
☆パソコンの窓にまぶしき春の昼
☆階段に座りゲームや春休み
☆いつまでもスケボーつづく春休み
☆スケボーの独り続くや春灯し
☆おぼろなる月中天の家路かな

 

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小米花、3月28日(水)

2012-03-28 19:23:09 | Weblog

☆駒返る草のみどりやうすき土堤
☆朝日浴びグランドゴルフや春日さす
☆囀りの朝の陽射しに目覚めけり
☆ほんのりと陽射し明るく春障子
☆日輪のりんかくほのと朝霞
☆雨あがり葉の照り返す春の虹
☆日暮れゆく嶺の春雲茜かな
☆公園の桜桃の花日暮れけり
☆夕風の芽吹きの空は茜かな
☆夕暮れの小米花咲く丘に起つ

=注釈=
小米花・・・・こごめばな・・・雪柳

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春の宵、3月27日(日)

2012-03-27 19:40:54 | Weblog

<NHK朝のニュースより>
☆比良山の白き嶺々春寒し
☆尾根白き比良の山頂春の雪

☆山の端の早も霞みて連なりぬ
☆紅白の朝日に満ちぬ丘の梅
☆久方の朝の陽射しや春の嶺
☆囀りの丘へ河原へ森へ継ぐ
☆春日さす日差しを浴びつ昼餉かな
☆ぽつかりと雲あそび居り春の山
☆さみどりの縦にたてにと花梨芽木
☆青残る空に新月春の宵
☆ほの赤き嶺の西山春の宵

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春睡、3月26日(月)

2012-03-26 18:03:45 | Weblog

☆春睡や二度寝の夢のつづき居り
☆春蘭の窓の陽射しに盛りけり
☆陽射し居る春の霙や風に乗る
☆青空の見えて居りけり春みぞれ
☆校門の開けられ部活や春休み
☆山茱萸の狭庭を点す明かりかな
☆空を向きいよよ色めく桜芽木
☆白れんの蕾のぽつと咲くかまえ
☆さざ波の岸を打ち居り春疾風
☆銀波の走る水面や春の池

=「春疾風」の句に寄せて=
今日は休日の為、いつもと同じ7時15分に
目覚めたものの、又、寝床の温もりを慕い
疲れを癒すため、二度寝をした。
何と夢の続きを見てしまった。夢は物語性の
ある面白いものであったが、起床してみると
ほとんど覚えがないほど、他愛ないもの。
家内も田舎で小学校時代の同窓会があると
金曜日から不在である。遅めの朝食を摂り
一ヶ月近くなった指の怪我の診察の為、外科
医院を訪れた。勿論外出の時はいつも句帳
片手に持ってである。
朝、起床時に窓の外を眺めた折は快晴であった
ものの、外出時には雲が張り出し、空模様が
怪しくなった。寒の戻りで空模様の変わり易い
天候である。
傘を持ち歩き始めた途端に雪混じりの雨、霙が
降り出した。青空も見えているのにである。
わざわざ公園の周りを通り外科医院に着き
診察後は公園の池の周りを散策し、帰宅した。
骨折箇所は未だ完治していないものの、痛み
がなければもうそれまでとの事であった。
右薬指の先端は少し硬めになっていて、あまり
力を入れられず、違和感は残っているが仕方が
ないか・・・と言うところ。

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春寒し、3月25日(日)

2012-03-25 18:42:23 | Weblog

☆イベントの幟はためき春嵐
☆青空の抜ける青さよ春嵐
☆次の雲控え青空春あらし
☆ぽつかりと春雲嶺に雨あがる
☆照葉樹の葉の煌きや春寒し
☆植込みのうすき緑や土佐みづき
☆起ち上る芽の勢いや雪柳
☆咲き満ちて紅白競い丘の梅
☆落椿とは一面の栄華かな
☆木々撓り竹の躍りて冴返る

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落椿、3月23日(金)

2012-03-23 20:34:51 | Weblog

☆午後からの雲の広がり暖かし
☆落椿雨の舗道の華やげる
☆華やげる雨の舗道や落椿
☆突然の雨の舗道に落椿
☆竹林と言うはさらなく
竹の秋
☆さみどりの滴したたり土佐みづき
☆春雨や尾灯滲ませバス車庫へ
☆春の闇尾灯滲ませ空のバス
☆春雨や帰宅の家の妻の留守
☆ひたひたと樋伝い居り春の雨
☆ひたひたと樋の音色や春の雨・・・推敲

 

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独り吟行、洛西の春Ⅲ、3月22日(木)

2012-03-22 19:13:44 | Weblog

☆八重桜の芽のいつせいに青空へ
☆沈丁のむらさき弾け白き香に
☆うす紅を風に香らせしだれ梅
☆陽射し居る畦の宇宙や犬ふぐり
☆霞立つ彼方は下流の淀の河
☆土と水香り立ち居り風光る
☆たたずみて風を聞き居る春野かな
☆菜花咲く菜園銀座の日暮れけり
☆紅と白香る間合いの野梅かな
☆春風の竹林抜ければ樂となり
☆駆けめぐる子等の歓声蝌蚪の国

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独り吟行、洛西の春Ⅱ、3月21日(水)

2012-03-21 19:42:57 | Weblog

☆乙訓の丘を歩めば風光る
☆咲分けの八重の椿や古屋の庭
☆犬ふぐり震え止まらず茎の伸ぶ
☆土と水香り立ち居り風光る
☆溝流る春の小川の樂を聞く
☆いつにても人気なき家の藪つばき
☆荒れ壁の土蔵の跡は春の畑
☆山畑のその二列の花菜かな
☆風びょうびょう時折聞こゆ揚雲雀
☆べんがら門紅の色濃き春日かな
☆残り菜の花菜明かりとなりにけり
☆沼渡る風に靡かず蘆の角
☆もくれんの芽のかくかくと咲く構え
☆校門にパンジー掛けらる竹の鉢

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