かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

金木犀、9月30日(金)

2011-09-30 19:19:36 | Weblog

☆すれ違う金木犀にあと戻り
☆薪積む小屋の辺りや金木犀・・・信之先生選
☆坂道を降りて木犀香りけり
☆香り来る空の曇りに金木犀
☆うつり香のバスの中まで金木犀
☆池端に早もぬるでの紅葉かな
☆うつり香を連れて家路や金木犀
☆伝えてよ吾の秋思の検査かな
☆風を待つ茎の高さよ秋桜
☆雨に濡れ色の華やぎ秋の薔薇
☆哀しさにとうとう雨の九月尽

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夜長、9月29日(木)

2011-09-29 21:46:29 | Weblog

☆綿雲のぽつかり浮かび朝の虫
☆心地良き日当たり歩み秋日ざし
☆朴の葉の硬き葉音の落葉かな
☆爽やかに朴の葉音の落下かな
☆日当たりて朴の落葉の音高し
☆えごの実の青き葉陰や秋の朝
☆斑なる木陰の道や秋日ざし
☆鈴の音となりて悲壮や虫の闇
☆ふるさとの便りと梨の重なりぬ
☆同郷の同期の音信夜長かな

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萩は実に、9月28日(水)

2011-09-28 20:16:50 | Weblog

☆日もすがら瀬音聞きつつ萩は実に
☆ほつほつと早も
色づく実南天
☆ぷちぷちと踏みつつ歩む椎の秋
☆靴底の音に見上げる椎の秋
☆彼岸花なべて男は嫉妬せり
☆バスターミナル発車到着爽やかに
☆陽を透きて朝の紅葉やみずきの葉
☆虚ろなる声の朝や秋の蝉
☆花梨の実日差しに照りて窓の下
☆風止めば暗き並木や秋日影

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虫の闇、9月27日(火)

2011-09-27 20:25:05 | Weblog

☆西山の尾根のまがりや秋高し
☆歩みゆくほどに七色草の露
☆椎の実や夢はいくつも殻の中
☆駆け上がる小犬の丘に椎の秋
☆ぽつかりと雲の留まる秋日かな
☆平らなる莢のさみどり萩は実に
☆底紅や朝の花びらむらさきに
☆街灯の燈に抗いつ虫時雨
☆虫時雨今夜も推敲長引ける
☆雲の無き暗き夜空や虫の闇
☆旅に出る妻は支度や秋刀魚食ぶ

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八雲忌、9月26日(月)

2011-09-26 20:31:46 | Weblog

☆爽やかに朝の校舎のチャイムかな
☆昨日より今朝の色濃し薄紅葉
☆朝冷えの窓を開け居る向かいかな
☆秋燈し残る灯りや朝の雲
☆枝垂れいるさくら葉先のうす紅葉
☆花梨の実色づくほどに誇りけり
☆群れ咲けば何故か哀しき曼珠沙華・・・信之先生選
☆彼岸花終い支度の日記買う
☆琵琶の音を闇に聞きたし八雲の忌
☆夜濯ぎの空に刷き居り秋の雲

 

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彼岸花、9月25日(日)

2011-09-25 20:59:48 | Weblog

☆稜線の空をふちどり秋澄めり
☆青空にピンク優しき秋の薔薇
☆彼岸花緋をつなぎ居り畦とあぜ
☆市街地の稲の倒れし野分跡
☆雨垂れの音に目覚めリ秋の雨
☆うす紅葉ひと際色の今朝の雨
☆迷いつつ傘を持ちけり秋の空
☆秋日照るなんじゃもんじゃの実の黒し
☆夕べより雲の張り出す秋の宵
☆秋ともし歩むふたりの影揺れず
☆虚飾とはかくも麗し彼岸花

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秋高し、9月24日(土)

2011-09-24 17:39:34 | Weblog

☆実みずきや葉先の空の真青なる
☆稜線の嶺の曲がりや秋高し
☆秋薔薇の高き垣根や青空に
☆屋上の宙は秋高ビルの角
☆穏やかに濁りふふめり秋の川
☆彼岸花見むと窓辺に座りけり
☆陽を招き黄花コスモス空地なる
☆畦道を緋色がつなぐ曼珠沙華
☆市街地の田にも痕跡稲田かな
☆雲影の嶺を走るや秋日向

=「秋高し」の句に寄せて=
休日の今朝は、昨日に引き続き朝から大快晴。
秋晴れの青空とは裏腹に、朝から憂鬱な事が
あった。
昨日、お客様からお礼の差し入れに生八橋を
頂き、一服お茶の時頂いたが歯にくっつき被せ物
がぽっこり取れてしまった。
緊急に接着して貰えば良さそうであるが、ここ暫く
豊中の歯科には行っておらず、通うとなると近く
の歯科でなければと、近在の歯科に朝早くから
緊急
に駆け込んだ。
今日は血圧管理の病院にも行く予定があり、歯科
内科を午前中の掛け持ちとなった。
それでも午前中に終わったが、8月の脳のMRIの
結果を聞いた所、はっきりした事は分からないが
少し大きめになっているようであり、近く造影剤
注入のCTを撮りましょう。その結果によっては
ステント(管)を入れるかどうか他の医師にも相談
するとの事。解離性脳動脈瘤が分かって7年目に
なるが、血圧も低く安定していたので少し不安で
ある。その後、梅田まで所要があり阪急電車で
車窓を眺めながら出かけたものの、物思いに
ふけってしまった。

 

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秋晴れ、9月23日(金、祝)

2011-09-23 20:36:57 | Weblog

☆窓を開け拝み一礼秋高し・・・信之先生選
☆仰ぎ見る青空拝み秋彼岸
☆みちのくの空を想えり天高し
☆爽籟の葉裏の白くさざめけリ
☆靴が鳴る朝の出勤天高し
☆爽やかに昼餉に戻り靴が鳴る
☆秋蝉の疲れ鳴きおり雨の後
☆秋雲や千切れるように流れ居り
☆秋彼岸今夜は父と会う日かな
☆うそ寒や一枚はおり推敲す

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野分凪ぐ、9月22日(木)

2011-09-22 19:43:41 | Weblog

☆木々の葉の庭を彩り野分過ぐ
☆雨垂れのたたらを踏みて野分凪ぐ
☆雲走り野分過ぎゆく余韻かな
☆歩み行く朝の舗道や露葎
☆うそ寒や一枚重ね出勤す
☆すずかけの実の色づくや野分過ぐ
☆嵐止み小枝散り居りうす紅葉
☆かな女忌の地熱噴き居り畦の花
☆西空の彼方に故郷秋の宵
☆一斉に鉦と鈴鳴り野分過ぐ
☆苦瓜の苦きサラダの夕餉かな

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野分荒れ、9月21日(水)

2011-09-21 19:44:46 | Weblog

☆坂道の川と波打ち秋出水
☆真つ白な雨の降り居り野分荒れ・・・信之先生選
☆水匂い土の匂いや秋出水
☆裾からげ雨の出勤秋出水
☆きょとんとし鳩の木陰や野分雨
☆雨の止み風となり居り野分空
☆すき間無き雨の襖や台風来
☆枝踊り傘をすぼめて野分荒れ
☆休校の子等のスケボー野分凪ぐ
☆雨上がり木々に陽が射し野分過ぐ

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