かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

五月尽、5月31日(火)

2011-05-31 20:29:23 | Weblog

☆吹き抜ける風の葉擦れや五月尽
☆さらさらと葉音しきりや梅雨寒し
☆梅雨冷えやアナログ人のパソコンに
☆きらめきて朝日に揺れる茅の穂
☆朴の木の花は何処や五月尽
☆ささらさら葉の擦れ居りぬ若葉寒む
☆梅雨冷えや木の
剪定のすすむ庭
☆雨雲の切れて木陰や梅雨晴間
☆叔母からの砂丘らつきよの届きけり
☆桑の実や帽子染めても採りに行く

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樟若葉、5月30日(月)

2011-05-30 20:54:18 | Weblog

☆ワイパーの動き仕切りや梅雨のバス
☆荒梅雨や滂沱となりしバスの窓
☆葉桜の雨の校庭人気(ひとけ)なし
☆梅雨滂沱の想いに耽る阪急線
☆雨流れ窓に滂沱や梅雨荒るる
☆医科大の大樹となりし樟若葉・・・花冠佳句
☆緑陰となりて静寂阪急線
☆荒梅雨の恵みとなれかし吾が山河
☆雨足の山の端走る緑雨かな
☆雨足の峡に伸び居り梅雨の荒れ

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蔦青し、5月29日(日)

2011-05-29 20:09:14 | Weblog

☆階段を雨水流れ梅雨の町
☆山法師の白く重なり雨強し
☆竹林の雨足けぶり梅雨荒るる
☆古竹を這つて絡みて蔦青し
☆荒梅雨や岸に繋がれ舟の列
☆緑陰の車内明るき阪急線
☆蓮池の茎の高さに覆いけり
☆緑陰の十字架白し礼拝に
☆午後からのゴスペル歌う梅雨の荒れ
☆ゴスペルの流れ梅雨空忘れけり
☆一つでは足らぬ葛切虫おさめ
☆医科大の構内広し樟若葉
☆荒梅雨や特急追越す新幹線
☆土色の水溢れ居り出水川

=「梅雨空」の句に寄せて」=
梅雨最中と台風の影響で風雨の強い休日の今日
教会でゴスペルコンサートが開催された。
ゴスペル歌手は西村あきこさんである。一昨年から
始まった西村あきこさんのゴスペルコンサートは今年で
三回目になる。
元ロックミュージシャンとして東京で活躍していたが
バンド代表にされ借金を背負う羽目となり、人間不信
に陥り、アメリカに渡り教会のゴスペルと出会いキリスト教
を信仰する事になった異色の経歴の歌手である。
カーネギーホールでリサイタルを開催したり、ゴスペル
ソングを指導し、現在はアメリカ在住である。
太い大きな声で歌い、音階を自在に高低出来る日本人
離れした歌手である。スローの曲、エイト・ビートの曲など
自在であり時には涙があふれたり、時には手拍子を
打ったりと、教会の外は台風と梅雨荒れながらすっかり
楽しむ事が出来た。感謝の涙の溢れる一日であった。

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梅雨荒るる、5月28日(金)

2011-05-28 19:59:42 | Weblog

☆西山の稜線隠れ梅雨に入る
☆みどり映え木下闇の枝黒し
☆雨音を傘に聞き居り青時雨
☆五月雨を傘に聞く音朝の雨
☆青梅雨や雨脚嶺に雨上がる
☆雀飛び雨に重たき梅雨の冷え
☆傘忘れ行く人多し梅雨の街
☆青梅雨の婆の買物重きかな
☆ひと息に零す滴や梅雨荒るる
☆青梅雨や傘に傘差す雨の街

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入梅り(ついり)、5月27日(金)

2011-05-27 20:58:31 | Weblog

☆雨降れば白く浮き居り山法師・・・花冠佳句
☆鳥鳴いて梅雨入りの街に音色かな
☆咲き満ちて雨に小山や緋のつつじ
☆郵便の赤き車や緑雨なか
☆雨雲の低き西山入梅りかな
☆山法師雨に平らな白さかな
☆青時雨見下ろす眼下の傘とりどり
☆しくしくと痛む脇腹梅雨に入る
☆青時雨手からぽろりとペン落ちる
☆梅雨入りの相模の恩師傘寿かな
☆現世の想定外や梅雨に入る
☆梅雨冷えの街の家路や早帰り
☆芍薬の秘め事ありて艶めけり

 

 

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とべら咲く、5月26日(木)

2011-05-26 21:05:14 | Weblog

☆固まりて白き花咲くとべらかな
☆通勤の朝の白花若葉寒む
☆ねずみもち淡き花咲く朝の道
☆街中の若葉の枝に鳥が鳴く
☆鳥鳴いてビルにひびけり若葉風
☆美味しそうなみどりの枝や若葉風
☆雨雲の低き夕べや若葉寒む
☆峪影の少し濃く見え若葉山
☆若葉寒むいまだ明るき早帰り
☆黄昏の家路を灯しとべら咲く

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更衣(ころもがえ)、5月25日(水)

2011-05-25 20:15:21 | Weblog

☆朴の花葉陰の上に倦みにけり
☆星形を舗道に敷きつめえごの花
☆おとといの雨の溜りやえごの花
☆垂下がる五倍子の色や花は実に
☆紫陽花のミニと言うらし鉢の中
☆仕舞わずにしばらく置きぬ更衣
☆灯明かりの未だ恋しや川床座敷
☆雨あがり青葉若葉の山河かな
☆雨止めば風を恋い居り青嵐
☆雨雲の夕日に染まり梅雨に入る

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若葉山、5月24日(火)

2011-05-24 19:57:50 | Weblog

☆雨水の溜まりさざ波夏ともし
☆山法師雨の上がりて平らかに
☆梅雨入りのバスのラジオの唱歌かな
☆雲切れて青空見ゆや若葉雨
☆何処までも青葉の闇や路線バス
☆谷間の確と見え居り若葉山
☆若竹の背くらべしきり雨上がる
☆がり勉の少女珈琲館や若葉晴
☆駅前の花壇のポピー花は実に
☆竹皮を脱げば背伸びの青空に
☆購いし小鉢の紫陽花つぼみけり

=「梅雨入り」の句に寄せて=
九州地方の梅雨入りを昨日の夕刊で知った今日
当地京都は朝方から晴れて来た。
今日は休日であるが3月から右脇腹がしくしく痛む
事があり、大きな病院の消化器内科へ検査へ行った。
直ぐ検査が出来るかもしれず、朝食をぬいて行き
朝から午後2時までかかった。採血、レントゲン
エコー検査、胃カメラへと進んだが待ち時間が長く
大変疲れを覚えた。すべて結果は分からないものの
ほぼ大丈夫との事。病院専用の連絡循環バスに乗り
駅まで出たが、小型ながらほぼ満員であった。
バスに乗ってしばらくしバスの契約BGMであろうか?
童謡、唱歌が流れお年寄りの多いいバスの乗客は
皆、聞き惚れていた。

 

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梅雨に入る、5月23日(月)

2011-05-23 20:37:05 | Weblog

☆一列の傘の登校走り梅雨
☆ぼつてりと枝垂れ桜の若葉かな
☆時折の風に滴や若葉雨
☆活き活きと万緑躍る風雨かな
☆一年を経ても孫なし樟若葉
☆若竹の雨のみ滋養天を突く
☆鮮やかに若葉となりぬ雨ひと日
☆みどり濃き若葉の雨の一日かな
☆葉の先の花梨若葉やほのと赤
☆子犬抱き傘の散歩の梅雨に入る

=「梅雨に入る」の句に寄せて=
一昨日は28度の夏日となり、徒歩10分の勤務先から
昼食を摂りに自宅へ帰って、着替えてから又勤務へ
就いた。今日は一転18度しか上がらず寒い事!!。
折りしも九州は前年より一週間早く梅雨入りしたとの事。
当地、京都は早くも梅雨寒むの様子である。絶対温度
ではなく、温度差が身体に堪えるのである。昼食に戻り
午後からは厚めのウエアに着替えたほどである。

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青嵐、5月22日(日)

2011-05-22 19:26:46 | Weblog

☆湿り気をふふむ風吹き沙羅の花
☆朴の花樹上に倦みて雨催い
☆雨雲の風を呼びけり青嵐
☆えごの花人無き朝の落花かな
☆散り敷きて歩道清めるえごの花
☆葉の上のしずく煌めき若葉寒む
☆雨上がり葉桜重き家路かな
☆新緑のいよよ深まり雨上がる
☆黄昏の山の端光り若葉寒む
☆夜濯の空は未だに明るかり

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