かつら たろう(桑本栄太郎)/花冠同人

かつら たろう(桑本栄太郎)の俳句ブログ

芽柳、2月28日(土)

2009-02-28 15:15:11 | Weblog
☆芽柳の空を刷きをり今朝の晴れ
☆山畑に紅白ありぬ梅二月
☆春雲の刷いて流れし今朝の空
☆春雲や吾が青雲のありし日々
☆利休忌の空に白雲蔽い来る
☆春ざれて白く残さる屑野菜
☆豆の花丈より高き支柱かな
☆去る雲の行方は追はず二月尽
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春雨、2月27日(金)

2009-02-27 20:03:08 | Weblog
☆春雨やぽんと音するジャンプ傘
<電車の中の景>
☆春睡の赤子笑へる電車中
☆ランドセルの似合ふ背丈や二月尽

☆春愁ふ故郷を離れし遠き日よ
☆春愁の視線定まり想ふこと
☆畝々のみどり明るき春菜かな
☆春水の雨の淀川鳥を見ず

<時事俳句>
☆二月尽あそう颪の吹く中を
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春の畑、2月26日(木)

2009-02-26 20:06:23 | Weblog
☆春暁の一番バスに朝戻る
☆雨上がり渦巻き流る春の水
☆春草や淀川堤を走る人
☆豆の花支柱の高き畝の列
☆春光や一畝ごとの水溜り
☆畝毎の水に青空風光る
☆腰高く農婦屈めり春の畑

<時事俳句>
☆春愁のフィリピン子女に愛の手を
今日、お昼のテレビニュースでフィリピン人の両親が不法滞在の為
国外退去を求められている、日本で生まれ育った女子中学生の事を
又、報道で見た。
以前にも当ブログで取り上げたが、裁判所の見解では中学生本人は
認めても両親の滞在までは認められないと言う。両親が側にいなくて
どうして女子中学生だけて生活し、学校へ行けると言うのだろうか?
支援団体は、国際人権委員会に提訴すると言う事にしたそうであるが
両親共日本で健全な生活を営んでいるのであれば、一度帰国させ即、
再入国を認め、帰化申請を受理するなどの方法で親子3人が睦まじく
暮らせるように出来ないものなのか?
平成の世に大岡裁きの出来る人は居ないものだろうか?
国籍、滞在条件は法律として認めても、「人」としての人道的解決が
早急に望まれる一件である。
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菜種梅雨、2月25日(水)

2009-02-25 20:02:22 | Weblog
☆週末の受診疎まし菜種梅雨
☆右顧左眄(うこさべん)高校受験に一次二次
☆雨雲の天地ふさげり菜種梅雨
☆菜種梅雨浪花の空の雲連綿
☆雨降れば黄花灯りや菜種梅雨
☆桜芽のぼってり赤き木の芽雨
☆夕暮の少し余寒や雨後の風
☆冬ならず春ならずなり冴返る
☆春動く女子の運転市バスかな
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ものの芽、2月24日(火)

2009-02-24 20:17:23 | Weblog
☆春の瀬や土堤の高さに葦残る
☆芥子菜の茎立つ気配土堤歩む
☆草の芽や天井川の土堤高し

☆春きざす空にうごめく雨の雲
☆一羽居て今朝の孤高や残る鴨
☆ものの芽の空に色めき雨あがる
☆連翹の黄花明かりの車窓かな
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春の土堤、2月23日(月)

2009-02-23 19:57:23 | Weblog
☆連翹や永久(とわ)の愛なる主の恵み
☆地道行く足裏(あうら)やさしき春の土堤
☆春の瀬の光眩しき小川かな
☆びょうびょうと風の耳過ぐ春の土堤
☆休日のボトル風車や園の門
☆ひたひたと音の寄せ来る春の雨
☆パソコンを打つ手に息の余寒かな
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春の風、2月22日(日)

2009-02-22 15:58:19 | Weblog
☆温室の窓の全開春めける
☆黄沙降る赤く色めく木々の末
☆坂上り天井川の春の土堤
☆春風や土堤の地道のやはらかき
☆春風の音を聞きつつ土堤の道
☆菜の花の中洲華やぐ日差しかな
☆連翹の黄がいざなひて教会へ
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春の庭、2月21日(土)

2009-02-21 13:37:34 | Weblog
☆春泥や昨夜(よべ)の雨脚今朝の空
☆奔り去る春の綿雲山に影
☆冴返る日差しに光る常緑樹
☆奔りゆく雲間の青や冴返る
☆春雲の影の奔るや天王山
☆春の田や昨日の雨の空映す
☆凧糸に空に力のあるを知る
☆声響きかくれんぼうや春の庭

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風生忌、2月20日(金)

2009-02-20 20:24:36 | Weblog
☆夜半より呟きに似て春の雨
☆びわの実の小さきみどりや春の雨
☆水脈を曳き番いの着水春の鴨
☆菜の花や天井川の土堤高し
☆春燈のネオン瞬く夜の川
☆皺深き郵便かばんや風生忌

=「風生忌」の句に寄せて=
勤務先の事務所には、郵便物を沢山受け出しする仕事柄、郵便屋さんが
一日に何度もやって来る。
郵便事業が民営化され、かなり期間が経っているものの制服は相変わらず
ズボンの横に白い線が入っていて、肩から懸ける大きなかばんは昔のまま
のものが使用されていて、深くて大きな皺が幾筋も入っている。
小さい子供の頃、バスの車掌さんが首から吊っているかばんと共に、赤い
自転車でやって来る郵便屋さんの大きなかばんは憧れの的であった。
今日、2月20日は小生の好きな俳句作家の一人、富安風生の忌日である。
昔の逓信省の官吏として長い間勤務し、俳句は勤務の傍ら作句活動を行い
生活の中の一部、余技として嗜んだ期間が長いという。

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雨水、2月19日(木)

2009-02-19 20:06:58 | Weblog
<雨水>
☆暁の潤む三日月雨水の日
☆麦伸びて間(あわい)の光る雨水かな
☆夕茜の滲み見えるも雨水かな

☆ビル風の空の水色冴返る
☆ビル風のおらぶ茜の遅日かな
☆春北風のビルに茜の映りけり
☆冴返るテイルランプの赤き灯に
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