オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

むし師

2007年04月05日 10時00分02秒 | 水曜日は映画の日
出演:オダギリジョー、大友南朋、蒼井優、江角マキコ、りりィ、李麗仙

おいらは見てないけど、スマステの「月イチゴロー」で稲垣くんが
「原作を読んで」から見るように言ったとか。
おいらはこれ、2年前くらい、いやもっと前?に@ックオフで3冊まとめ買い。
だって、タイトルがあなた、虫が3つの「むし」に「師」。まがまがしいやら惹かれるやら。
さらにはそれにまったくそぐわない、絵柄のほんわか感。しかも主人公がサンジ(@ワンピース)に見えるし。
ってこれはおいらだけですか。そうですか。
まあそんなわけで、おいらは原作読んでから見ました。

結論。
読んでなくても支障なし。
「むし」に対する摩訶不思議感(なんじゃそりゃ)は、むしろ映画で楽しんでください。
原作と映画は別物ですから、ゴローちゃんが言うことにはおいら、異を唱えますよ、ええ。
映像てことに関して言えば、すンごい出来だと思います。いえ、なんにも知らない素人ですが。
鉄砲水、ギンコ、眇の魚、淡幽の文字。美しかった。
虹蛇は、今一つ神々しさが薄い気が…済みません、おいら、巨大な蚊柱(なんてことを!)に見えて仕方ありませんでした。

でね。
話としてはね。
納得いかん。いかんよ!
何がって、ぬいだよ!
あの脚色は、どうなんだ。
ぬいってあんな、女々しいか?
未練がましいか?
俗っぽいか?
すべてこれ、おいらの考えすぎにしてもさ、
そう見えたってことに、ああもう口惜しいったらないね!
違います。
ギンコがなんでギンコなのか、ぬいとはなんぞや。
そこだけは是非原作を読んでいただきたいのココロ。
ああ、あとね、ギンコが淡幽の屋敷を出て
虹郎と旅をする過程で復活していく様子にも納得いきません。
…いいのか、そんな安直で?その過程こそがキモなんじゃないのか?ようわからんよ、大友監督。

そういえば隣のカップル、彼氏は熟睡してましたよ。
大方、彼女が「オダギリジョーの映画、見たい~」かなんか言って、
バイト終わりだか仕事終わりだかに来た、と見た。
は、は、は。お疲れ様。