すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

川内原発再稼働絶対反対。 衆院補選、ありかわさんが健闘

2014年04月28日 | ロングラン企画・山本太郎さんとともに



「川内原発再稼働に絶対反対」つらぬき、新党ひとりひとり・ありかわ美子さん大健闘

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4月27日投開票の衆院補選・鹿児島2区確定開票結果

66,360 金子万寿夫 67 自新
4
6,021 打越 明司 56 無元
 
5,858 有川 美子 42 諸新
 
5,507 三島  72 共新
 
1,283 松沢  力 32 諸新
 
1,152   利昭 46 無新<o:p></o:p>

   この選挙結果を受けて、安倍首相や菅官房長官は「これまで進めてきた政策が一定の評価をいただいた」と安倍政権の信任を得たかのようにコメントしているが、「川内原発再稼働反対」を真向から掲げた無名の新人、新党ひとりひとり・ありかわ美子さんが5858票(日本共産党を上回る)を獲得したことこそが重要である。川内原発再稼働をめぐる攻防はまさにこれからが本番だ。既成の大政党をものともせず、まっすぐに本当のことを言い、世の中を変えようと平場で訴える新たな闘いが、誰でもできる闘いとしてはじまったのだ
 原発再稼働や集団的自衛権行使や特定秘密保護法やTPPはじめすべての世論調査の結果は、安倍政権が進めることに対する7~8割にもなる圧倒的過半数の「反対」を示している。今回の鹿児島2区衆院補選の投票率は過去最低の45.99%だ。どの国政選挙でも地方選挙でも、投票率は半数前後で低迷している。企業や地元利権勢力のしがらみで投票した人も多いだろうが、真摯な政策論争に挑まない既成政党の選挙戦に「白票」同然の棄権で意思表示した人が過半に達するということだ。この中で、市部はもちろん、島から島をかけめぐり、すべてをボランティアの力でまかない、川内原発再稼働反対をはじめとした政策で勝負を挑み、ひとりひとりの気持ちと意思表明を大事にして闘った新党ひとりひとり・ありかわ美子選挙戦が5858票もの票を短期間で獲得したことにははかりしれない意義があり、輝かしい一歩と言っても決して言い過ぎではない。この5958票にはそれにとどまらない未来があり可能性があるのだ。みんなが声をあげ、投票所に足を運び、自分が思っていることをまっすぐに意思表明していけば、「ひっくりかえす」ことはできる。政治を自分たちの手に取り戻す闘い、世の中を変える闘いが、政府財界(1%勢力)に屈服し補完する、政治を既得権益化した既成政党とは無縁の平場から、はじまった。文字通り津々浦々から声が上がり始めたのだ。選挙に行こう!職場に組合をつくろう!地域、駅頭、街頭で声をあげよう。議会と役所にデモをかけよう!職場でストライキをやろう。はじまった闘いは世の中を変えるまで終わらない。
 少なくとも、今後の選挙の予定だけを見ても、今年は地方選の補選(この東京・杉並区でも6月29日区長選・区議補選が実施される)が各地で闘われ、2015年4月には統一地方選、2016年には衆院選、参院選・・・と選挙は目白押しだ。この一連の選挙の中には、今年11月11日には福島県知事選があり、12月9日には沖縄県知事選がある。沖縄県知事選は名護市長選での辺野古新基地反対の稲峰すすむ市長実現に続く勝利を何が何でも実現する闘いだ。何としてもみんなの力をひとつにして、辺野古新基地反対で沖縄県知事選挙に勝利しよう。、
 ここまで政治を腐敗させ、私たちから乖離させた既成政党しか選択肢が与えられない選挙を、私たち自身が生き抜くための選択肢を掲げて選挙のあり方そのものを一変させ、政治を取り戻し、世の中を変える闘いの舞台にすればいいのだ。同じことは、職場に労働組合をつくる闘い、既成政党同様御用組合になり果てた組合を再生する闘いをはじめありとあらゆるところではじまっている。「選挙は政府与党が信任を得る場」などと位置付けている利権勢力、既得権勢力は、このまだ始まったばかりだが、確実に始まった闘いの息吹の着実で急速な拡大、躍動にやがて手痛い打撃をこうむることだろう。さらに前に進もう。声をあげよう!もっともっと!

              

「新党ひとりひとりの初陣は勝利で飾る事は出来なかった。
でも、ここで諦める訳には行かない。
負けて益々、燃えてきた。
 
選挙に敗北した夜に、言わせて戴く。

政権とろうぜ!」

  (新党ひとり」ひとり・山本太郎さん)

・・・・・以下、山本太郎ブログから転載です。・・・・・・

鹿児島2区衆院 補欠選挙が終わった。
ありかわ美子、勝利ならず。
供託金も没収。
出口調査で「61%」の投票者が原発再稼働に反対。
が、「89%」の投票者が原発再稼働 容認の候補者に投票。
自民候補が圧倒的得票数で議席を獲得。
長い時間をかけて地盤を作ってきた大政党の強さを身を持って理解した。

全国からこの戦いを支える為に集まって下さったボランティアの皆さん、
おかず一品減らしてでもカンパを寄せて下さったおひとりおひとり、
無名の候補者の可能性に賭けて投票して下さった鹿児島2区の皆様に、心からの感謝と山本太郎の不甲斐なさをお詫びさせて戴きます。

ありかわ美子さんは、心から人を思いやる気持ちと行動力、正義感を持ち合わせた素晴らしい候補者。
あなたを今回、勝たせる事が出来なくてごめんなさい。
これに懲りず、必ずチャンスを作るので政治を志して欲しい。
今の日本に、あなたの様な存在が必要です。

今回は安倍政権に対する信任選挙と言われていたが、川内原発の再稼働を許す訳には行かない。
原発が稼働していなくても、電力は足りている。なのに「ベースロード電源」?
東電事故原発の原因究明も出来ていないのに、「世界最高水準の安全」?
廃炉、核廃棄物の処理費用など(バックエンド)にも全く触れず、原発が1番安価な電力?
全部茶番じゃないか。

活断層の疑いがある3つの断層が見つかり、火山学者へのアンケートで薩摩川内原発が1番リスクがある、と指摘されていながら「全国で初めての再稼働」など、電力会社や経済団体、日本政府の寝言だ。
自分の腹は全く痛まずに、電気代と税金からやりたい放題出来るから「原発は辞められない」って本当の事を言えよ。
避難計画にSPEEDIも活用せず、被曝前提の棄民政策をヌケヌケと答弁出来る「規制庁」あんたら人間か?
事故が起こっても「想定外」で逃げられるんだもんな。天下りで雲隠れだもんな。

大企業への恩返しのみ。弱者切り捨ての政治。
微塵の誠実さも感じられない。
この国に生きるひとりひとりを切り捨ててでも大企業や自分の既得権益に尽くす政治を続けるのであれば、政治なんて必要ないし、国自体を解散すればいいんじゃない?
あっ、税金で搾取出来なくなるから駄目か。
このまま、TPPやその様なものが進めば、この国の政治など今よりもただのお飾りで、実際は大企業や多国籍企業がコントロールする「くにの振り」を続ける極東の島に成り下がる。
政治や民主主義と言う形を借りた、強盗だね。

最大の勢力を持つ99%の人々が、1%の資産家や大企業の経営者の犠牲になるなんて納得いく?
新党ひとりひとりの初陣は勝利で飾る事は出来なかった。
でも、ここで諦める訳には行かない。
負けて益々、燃えてきた。
選挙に敗北した夜に、言わせて戴く。
政権とろうぜ!

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・・・・・・・・“これで「安倍政権が信任された」「これまでの政策が一定の評価を得た」などとは到底言えない”・・・・・・・・

参考:毎日新聞4月28日22;15配信記事から転載

http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000m010104000c.html

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台湾で原発建設を中止に追い込む!大規模デモが爆発!

・・・・・4月27日

 
【4月28日 AFP】台湾政府は27日、原子力発電所の建設計画撤回を求める市民数万人が台北(Taipei)の主要道路を封鎖した事態を受け、この原発の建設を中止すると発表した。

?台北郊外に計画されている第4原子力発電所の建設中止を要求するデモの参加者らは、警察の警戒線を突破し、交通量の多い8車線の交差点をふさいだ。同日夜、与党・国民党(Kuomintang)は反原発デモの圧力に屈し、第4原発の建設中止を誓約した。

?国民党広報担当の范姜泰基(Fan Chiang Tai-chi)氏は「原子炉1号機の建設はこれ以上進めない。安全検査だけを済ませ、その後(原子炉1号機)は密閉し保管する。原子炉1号機の建設は終了されるだろう。将来的にいかなるこうした(原発の)商業運転も住民投票に付されるだろう」と語った。

?前日から抗議の参加者が夜通し座り込みを行っていた台北の総統府前の広場には27日朝、「第4原発の建設を止めろ」などと抗議スローガンを叫ぶ群衆が結集した。群衆は主要地下鉄駅がある近くの8車線幹線道路、忠孝西路(Chung-shiao West Road)へと行進すると、警察の警戒線を破って道路を占拠し、交通を停止させた。

?現場にいたAFP特派員によると、抗議の参加者よりもはるかに多い機動隊が約30分後に道路中央からあっさり退くと、群衆からは拍手や歓声が湧いた。バスや車両はこの交差点を迂回させられ、交通は途絶えた。警察が発表した抗議の参加者数は2万8500人となっている。

?デモ隊側は、立法院(議会)で原発建設問題が審議される29日まで座り込みを続けると宣言している。(c)AFP                    
                            

       

※台湾では、2011年3・11福島原発事故以来、原発建設計画撤回を求めて、反原発デモが繰り返し闘われている。今年3月8日には台北で10万人のデモが行われている。4月27日の大規模デモとそこまでに至る労働者学生市民の闘いが、政府与党を計画中止、断念に追い込んだ。、




 

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