すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

資料:山下俊一「放射能安全、福島原発事故の健康への影響なし」デマゆるすな  

2012年09月16日 | 日記(メモ・覚書・資料・所感その他・・・

 毎週金曜日行動で、現在行われている政府や福島県の対応とそれを正当化する御用学者・御用専門家の「放射能安全」キャンペーンを「これは殺人だ」と渾身の怒りをこめて弾劾し抗議しています。

 

20120914 UPLAN こどもの甲状腺癌の発見―福島疎開裁判文科省前抗議(4分40秒台くらいから福島のお母さんたちの訴えが続きます) 

http://www.youtube.com/watch?v=xxeZeFW6JAU

 今日の記事では、福島県で実施した甲状腺検査の結果、ついに福島で被曝した子どもに甲状腺がんの発症が認められるに至った重大事実に対して、原子力ムラの御用学者、福島医大の山下俊一副学長・鈴木真一教授らが「福島原発事故の影響ではない」「事故以前からのものと考えられる」と強弁し、「福島原発事故による放射能の放出による被曝はチェルノブイリの場合のような重大な健康被害をもたらすレベルにはない、健康に影響はない」と言いふらしていることに関連して、資料を二編、転載で掲載します。

 国と御用学者、御用専門家が言いふらし、流し続けている見解は、百%、実に許しがたいデマです。そのデマが目的とするものは、被曝した子どもたちが今どれほど危険な状態にさらされているか、今後数年後、十年後、二十年後・・・にいかなる苦しみに直面するのかについて、無視・抹殺し、子どもたちにいま直ちに必要な医療、避難、保養、支援を完全に切り捨てるものです。断じて許すことができません。

【資料第一編】

日本語で公表されていない東電の「福島原発事故放出セシウム量」見直し結果の発表(9月12日水曜日)

東電は、福島原発事故で放出されたセシウム量は、1948年8月6日広島原爆の4023倍だったと“見直し結果”を今頃になって報告した。

Fukushima nuclear cesium fallout equals 4,023 Hiroshima bombs

 東電は、福島原発事故で放出されたセシウム量が、1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故の場合の4倍と報告している。

The estimate is also more than 4 times Chernobyl which is estimated to have released 85,000 tera becquerels of cesium radiation into atmosphere.<o:p></o:p>

 詳しくは、全部英文ですが、下記を参照してください。東電は、国内には日本語ではいっさい発表していないのです。

http://<wbr></wbr>www.exa<wbr></wbr>miner.c<wbr></wbr>om/arti<wbr></wbr>cle/fuk<wbr></wbr>ushima-<wbr></wbr>cesium-<wbr></wbr>equals-<wbr></wbr>4-023-h<wbr></wbr>iroshim<wbr></wbr>a-bombs

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【資料第二編】

福島県・子どもの甲状腺検査結果と甲状腺癌報道

 下記の #原子力発電・原爆の子 からの記事全文転載をごらんください。

http://<wbr></wbr>besober<wbr></wbr>now-yui<wbr></wbr>ma.blog<wbr></wbr>spot.jp<wbr></wbr>/2012/0<wbr></wbr>9/blog-<wbr></wbr>post_12<wbr></wbr>.html 

 

  福島の子どもから甲状腺がん発症が確認されたことのついて調査を担当、検討した福島医大の副学長・山下俊一や鈴木真一教授が言っていることは何か?

「内部被ばくのあったチェルノブイリ事故でさえ甲状腺がんは発生まで最短で4年。本県では広島や長崎のような高い外部被ばくも起きていない。事故後1年半しか経過していない本県では、放射線の影響とは考えられない」(県民健康管理調査検討委員会の鈴木真一福島医大教授) 

「甲状腺がんの進行は遅く、現段階で原発事故の放射性ヨウ素を原因とする症状が出ることは考えられない。今回症状が確認された人は原発事故以前から発症していたはずだ」(福士政広・首都大学東京大学院放射線域長)

 ところが、この山下俊一は、チェルノブイリ事故と甲状腺がんの発症について。2000年2月29日には「被爆体験に踏まえたわが国の役割ー唯一の原子爆弾被災医科大学からの国際被曝者医療協力ー」と題して長崎大学教授として報告している中で、「ベラルーシ共和国ゴメリ州における小児甲状腺がん発症」の統計を載せている。そこでは、

 

1985年 1

 

1986年  1(4月26日チェルノブイリ原発事故)

 

1987年  4

 

1988年  3

 

1989年  5

 

1990年 15

 

1991年 47

 

 この12年前の2000年に山下自身が引いたベラルーシ・ゴメリのデーターそのものがいかに山下らが現在言いふらしているデマの罪深さ、デタラメさを説明不要で示しているとは思いませんか。福島の子どもたちでの甲状腺がんおよびその疑いの広がりはチェルノブイリのテンポより早いはるかに速い、それだけ被ばくは深刻だということ以外の何ものでもない。しかもチェルノブイリのデーターはソ連によるデ―タ―隠蔽・統制で原発事故直後はおさえられているという経過も故意に無視している。山下らは学者でも専門家でも何でもない。原発推進、放射能安全キャンペーンのためには何でもする、どんなウソでも平気でつく、山下は自分が依拠したデーターすら平然と反古にするデマゴーグです。そのデマの中身も目的も、子どもたちの命をなんとも思っていない点が核心です。こういった連中が「ヨウ素の配布はやめろ」「追加調査は行うな」「放射線の影響はないから、被曝治療はするな」「年間100ミリシーベルトでも健康に影響はない」と言っているのです。まさに「子ども殺し」「ふくしま殺し」「殺人」です。絶対に許せません。

 

 

 

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