何なんだ!この読売の「除染」キャンペーンは!
何が「フクシマの苦しみ 理解できる」だ!
(読売新聞9月9日、この記事の横見出しが前掲表題)
1950年代ビキニ環礁水爆実験と原水禁運動の大爆発のもとで日米政府が仕込んだ仕掛けが「毒をもって毒を制する」という意図での「原子力の平和利用」による核兵器・核武装正当化と原子力(原発)導入。その先頭に立ったのが正力松太郎の読売新聞だった。
福島原発事故の収束なき、際限なき拡大、放射能汚染・放射線被曝の拡大と反原発・脱原発の広範な怒りの爆発の中で、原発再稼働・原発輸出の強行のために、いままた読売新聞が「毒をもって毒を制する」意図で、フクシマをなきものにし棄民するために「フクシマの苦しみ理解できる」「除染したら戻れる」と大デマ扇動の先頭に立っている。
しかも今回の「毒をもって毒を制する」のやり口は何だ。ビキニ環礁のマーシャル諸島も「表土削り地下埋設」で「核実験の地」も「除染が進んだ」????? いったい何をビキニでやったのだ。まず核実験は当然のように正当化されている。 「フクシマの苦しみは理解できる」???? 誰のせいで何で今日のフクシマの筆舌尽くしがたい苦難と犠牲が強いられているのか!原発も今回事故をひきおこした犯罪者=政府東電もあっさり正当化されている。人殺しが、遺族にコトバだけ「ご愁傷様」と述べカタチだけ線香をあげてみせるようなものだ。何の罪の意識も謝罪もない。
「フクシマの苦しみは理解できる」→「除染するからいずれ戻れるようになる」と福島200万県民をだまして黙らせようというのだ。福島さえおさえこんでしまえば、反原発・脱原発はいずれ鎮静化するとタカをくくって、フクシマと全国の分断をはかって、フクシマを抹殺しようとしている。そもそも核実験のために強制移住させられたマーシャル諸島の住民はあれから半世紀以上たった今も戻れてはいないし、アメリカ政府も立ち入りさせていないと同じ記事の中で書いている。アリバイ的な「除染」と「必ず戻れる」の幻惑・惑乱デマでフクシマをもてあそび、なぶり殺しに棄民するつもりか。「人を愚弄するのもいいかげんにしろ。200万福島県民に故郷・福島を元通りにして返せ!
野田政権の原発再稼働に絶対反対!9・11ーフクシマと新宿先頭に全国で怒りの大行動を!
読売新聞は、この前々日(9月7日)、社説で「展望なき脱原発と決別し、原発再稼働を」と言っている。前掲の「フクシマの苦しみは理解できる」「除染進む」1面報道の意図もここにこそある。フクシマ抹殺・原発再稼働をフクシマ全力連帯・原発絶血反対の怒りの大運動で粉砕しよう。