すぎなみ民営化反対通信

東京・杉並発。「一人が万人のために、万人がひとりのために」をモットーに本当のことを伝え、共に歩んでいきたいと思います

杉並区減税基金条例制定に対する私たちの回答(2)

2010年03月21日 | 杉並山田区政批判

参院選・来春統一地方選で減税基金条例(職員1000名削減のクビきり自治体条例)賛成の自民党・公明党・民主党に怒りのノーを

 前回記事で減税基金条例案に賛成票を投じた山田区政与党、自民党・公明党・民主党は百罰の誹りを免れないと指摘しました。条例の施行は夏の参院選に向かう過程であり、同時に参院選過程で来年4月25日予定の統一地方選挙(区長選・区議選)に向けて全予定候補者が一斉に行動を開始しています。私たちは、1000名の職員を削減したうえに新たに1000名の職員を削減するためのクビきり自治体条例、区長に独裁的権限を与えた全権白紙委任条例に、議員でありながら賛成を投じた全員に対して労働者住民としてきっぱりした態度を表明する必要があります。

 議会傍聴報告によれば、この条例案審議・採決の議場で、反対意見・反対投票を行う議員に対して、杉並区議会始まって以来といわれるようなヤジと怒号と恫喝を山田区長が区長席から自民党・公明党・民主党の議員が議員席から一斉に一体となって浴びせたということです。

  国会で、また参院選をめぐって党利党略をかけて「政治とカネ」と「普天間基地」をめぐって泥仕合を行っている自民党・公明党・民主党やそれを公式ホームページでファシストの立場から「批判」する山田宏区長が、職員1000名削減のクビきり自治体条例の制定の一点では、一つの塊となって一致し激越なヤジ・怒号を浴びせた光景には、減税基金条例の本質とともに各政党の階級的正体が凝縮して現れています。新たな職員1000名削減の大行革のために山田区長の減税基金条例案に賛成し「反対票」にヤジと怒号を集中した30名の区議会議員は、彼らの自覚無自覚に関係なく、1933年3月23日ドイツ国会でヒットラーの全権委任法案に賛成した441人の国会議員の立場・態度を自己表明したということです。

 賛成票を投じた政党名と議員名をしっかりと刻み込みましょう。参院選では自民党・公明党にも、民主党にも絶対NOということを彼らの減税基金条例での賛成の事実でしっかり明記しましょう。彼らがどんなマニフェストを掲げようと職員1000名削減と高額納税者優遇と招致のタックスヘイヴンの条例に賛成したということは、公務員大量削減、新自由主義の民営化・非正規化・不安定雇用化、貧富格差拡大、大企業・富裕層大減税、消費税大増税と社会保障解体、憲法改正を必ず強行する政党だということです。コトバではなく行動と態度が政党や議員の正体を示すのだということです。

 労働者の味方は誰か。労働者住民がともに歩める仲間とは誰か。自民党、公明党、民主党には絶対に票を投じることはできません。仄聞するところ自民党は杉並区長選に現区議会議長富本卓を擁立し、民主党は現都議門脇文良を擁立し区議には現議席3倍の18名をたてるとのことです。彼らが首長席や議会に座ることは絶対に認めることはできません。

 議会は類例のない悪法、減税基金条例を可決成立させ、杉並区をクビきり自治体、富裕層優遇の金持ち自治体にし、区長独裁に白紙委任することを決めました。私たちに必要なのは、全職場、全地域からの労働者住民の抗議の声と大運動を呼びかけその先頭に立つ絶対反対の議員です。ファシストに屈せず闘う議員、労働者とともに民営化反対で身体を張ってたたかう議員です。議場で暴露・抗議を貫くとともに、何よりも職場にたたかう労働組合をよみがえらせるために区職の正規・非正規、地域の労働者とともにたたかう議員です。減税自治体条例のような大暴挙に対してストライキを区政の足下で決行する、そういう闘いができる労働組合をつくろう。

★次回(その3)に以下続きます。クビきり自治体と闘う労働組合の再生がテーマです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする