まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

友達

2015-04-12 | 暮らし

今日、友達が訪ねてくれた。たくさん話を聞いてもらえて楽しかった。日常のなんでもない話が薬になる。

わたしが、殿と一緒に病室で頑張っていた時、病院のレストランへ夕食の注文に行ったときに偶然待合室で会えて嬉しかったことや、その後、もう一人の友達が病室に訪ねてくれたことがありがたかった。この時、殿の見舞いの人はたくさん来たが、わたしも見舞いが必要な精神状態だった。

昔の自分の日記に「黄色いタオル地のバスローブを着て、うずくまってカセットをいじっていた時に、だんなから、おまえ小さいんなあ。芋虫みたいやって言われたことが書いてあって・・・。長い間生きてきて、芋虫って言われたのは初めてや。ショック」とか、しゃべりながら大笑いして穏やかに時間を過ごしていた。

その途中、殿のケータイが鳴った。表示に出た名前は、わたしが気にしていて知らせようか迷っていた大学時代の弓道部仲間のMさんからだった。「前に電話したとき、力のない声だったので心配だった」ということで電話をしてきてくれた。訃報を告げると、残念がっていた。殿の友達はどんなにショックだっただろうと思う。虫の知らせか。世の中には偶然とはいえ不思議なことがある。

友達がいる間は笑うことが出来る。夜、引き出しにある殿のワイシャツを出したら泣けてきた。ひとりで泣くことは出来るが、声をあげて笑うことは出来ない。



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