まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

銀二貫

2014-04-25 | 読書

心臓の冠動脈に細いところがあるということで、検査しながら膨らませステントという筒を入れるという。再びカテーテル手術だ。先日は、静脈にフィルターをかけた。今では医学の進歩が目覚ましいので、メスを入れずカテーテルで脳の血管手術も行うし、心臓も人工心肺装置がある。しかし、そうとはいえ危険性や体への負担はある。だんだんサイボーグ化していくね。

11時の予定が緊急手術が入り、午後3時になり、終わったのが5時だった。待っている間に「銀二貫」(高田郁)を読んでしまった。久々に時代小説。大坂天満の寒天問屋の話。NHKで木曜に放映している。この小説を書くために、高田郁女史は、たくさんの寒天を炊き、羊羹を作ったらしい。ものすごく非効率な時間をかけて書いた小説を、半日で読んでしまって申し訳ない。でも、とても読みやすく、時折涙する。たまらん・・

旦那が呼ばれる間読んでいたら、旦那は「それは買って読んだ」とのこと。また我が家に2冊になった。一家に2冊のものが我が家に増えるたびに、旦那のおびただしい本棚の本を恨めしく思う。どこにあるのだーーー。そうだ、我が家に2冊は「弓道教本」も、だった。

読んだ後、ホッとする小説や映画がよい。なんとなくホッとして、術後に先生の説明もホッとするものだった。なんとか元気になっていきますように。

先生は説明を終えて「娘さんですか?」と、言われた。危ない、小百合さんですかと言われるかと思った。しかし、旦那はすかさず言った。「わたしが惚れられて・・」誰も聞いていないよ。長生きする・・と、確信した。


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