まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

チーパー

2017-01-23 | 料理

何故かチーズとワインがメインのパーティなので、いつからかこの会を「チーパー」と、呼ぶようになった。町内の仲間なので、歩いて行き来できることが嬉しい。今回は我が家で新年会となった。みんな夕食を終えてから集まる。

各自、ワインやビールやつまみを持ってくるのだが、女4人毎回飲み物もつまみもかぶることがない。この会で集まり5年になるが、今回も、それぞれに持ち寄ったものはどれもかぶらなかった。そして、毎回かぶらなかったことを驚くところから始まる。Sさんが「大寒たまご」と、言ってさくらたまごを茹でてきてくれた。大寒に産んだ卵がいいそうだ。

酒粕に漬けたクリームチーズを買ったのは好評だった。

ワインは必ずわたしが開けるのである。今回も、スポっと良い音がして成功だった。一度別のところで失敗したことがある。原因は、オープナーに問題があったと思っている。

それにしても、毎回ワインの名前を覚えることも出来ず、フランスとオーストラリアのワインというところの確認までで、わたしたちは酔うのである。話もやばくなるのだ。「あの朝ドラに出ていたあの人、あの人、だれだっけ。」「あさちゃんの旦那。」「えっー、まれじゃなくて・・・」「柳楽・いい男になったね。」「今、NHKで出てるよ。観てる・・・母親と三角関係」「えー、怖い。」

「最近、セカオワに・・」「ああ、あのドラゴンナイトが、取られない、取られないに聞こえるあれね。」

みんなの名誉のために、もちろん真面目な話もしている。ピアノの先生のKちゃんと、「同じひくでも、弓を引くのは自己満足で、他人を感動させるのは難しいわ。ピアノは、弾けば人をいい気持ちにさせるよね。」「そうは言っても、だんだんオーラがでんくなって、時折、失敗するようになってきたよ。」やっぱ、稽古かねえ。でも、あちこち無理がきかなくなってくるしねえ。あぁ、単なるくどき話か・・。そうして、夜は容赦なくふけるのでありました。おまけに、わたしは、明日仕事があると皆に言えなかった。この盛り上がりにワインは注いでも、水を差すことはできない。可笑しすぎる。楽しすぎる。

 


君の名は

2017-01-23 | 映画

メガヒットの謎ということで紹介されていたので、ついに観てしまった。

「夢の中で出会う。男女が入れ替わる。」と、言うのは、平安時代にまで遡る伝統のモチーフだとか。「とりかへばや物語」

小野小町も夢で会った人を想い歌をよむ。「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを」

それが時を超えて現代人の心の琴線に触れたこと。美しい映像。予想外に中高年の心をとらえたこともヒットの理由とか。出会いや別れを自分の人生と重ね合わせる。

ときめく出会いは若者だけにあると思っていた。年齢を重ねるとひとつひとつの出会いが大切になってくる。別れを何回も繰り返しているので、臆病にもなる。じゃまくさくなって年賀状を減らすように友達の関係を減らしていくようになるのは寂しい。

それにしても、夢に憧れの人が出てこないのはなぜか?見知らぬおっちゃんが、うちの家事をこなしていた夢を見た。よほど、人との出会いより寒くて掃除をしたくないというほうがわたしの頭の中では重要なのか。