杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

その名はジュリ-

2010年08月17日 | 日記
悲しい知らせが待っていた・・・!

一日中パソコンと書類を睨めっこして目が疲れたので、
目の保養を兼ねて外出した。

公園の傍まで来ると、男性ふたりの横で、いつものワンちゃん達が
3匹安心して寝そべっていた、もう一匹の姿は見えない。

善意のAさんとBさんである。
私も、車を止めて会話の中に入れてもらった。
一昨日の夕方、その場所で中学生10人ほどの集団を見かけたが、
彼らは、手に、手に花火を持って、川原へおりようとした処にAさんが
偶然行き合わせたのである。

犬狩りをしようと騒いでいたところにAさんが行き合わせた。
今までも橋の上から川原の野良犬に向かって(下向きに)花火を発射
して、怖がって悲鳴を上げる犬を無情に眺める悪童どもである。

犬退治と騒いでいる中学生に注意して、諭して帰らせたそうだが ?
その学生たちの家庭環境がどういうものか推し量れるようである。
犬を愛する人が居て、その片方に犬を嫌い成敗しようとする人が居る。

Aさんの話を聞かせてもらった !?
行政は、「野良犬が人間を襲ったら、その責任は誰が取るのですか ?」
「野良犬に治療の費用を出させるのですか ?」 幼稚な説明で捕獲の
正当性を展開する。

一昨日の東温市役所生活環境課のD・K氏の型どおりの題目が彼ら
の精一杯の理由付けである。
「慣らすために餌付けをしています ?」 そのK君が答えた ?
「うちは(東温市役所)はしませんよ ! 捕まえませんよ !」 と ?

この男は、一昨日も、以前のNHKテレビ放映の後、市役所を訪ねた折
にも、同じ言葉を発した・・・!?
真摯に相談に出向いた市民に向かって、「捕まえておりません、しません
よ(捕獲を)?」 と嘯くのである。

何故 ! 堂々と行政の於かれた立場、生活環境安全の面から正当性を
述べないのか ? 一時逃れの嘘を言わなければ為らないのか ?
これが、日本の国の公務員の一般的な人間性なのであろう。

ただ型どおり、指示されたとおり、差しさわりのない業務に従事する、
だから、この市の職員の不祥事が頻発するではないか、市民に内緒で
処分される職員もいるやに聞く。
私は、基本的に公務員出身首長は好まない、上から目線で下を、市民を
見るからである。

Aさんの話を聞こう・・・!?
彼らは、そうして犬の警戒心を解き、多数でやって来て、ねむり薬の
入った牛乳を飲ませて、眠ったところを捕獲してセンタ-へ送るという。

動物に対する感情、愛情のかけらもない、弁解的にそれらしき主張は
しているようだが・・・!?

私が、気になっている犬がいる ? Aさんに聞いてみた ?

あの目をあけたり、瞑ったりして遠くを眺める雌犬首輪ちゃんである。
子供を生んで、ある場所で、子育てしているとのことだったが ?
思いも依らぬ、答えが返って来た !?
「一週間前に捕まりまして殺処分されたそうです !」・・・・!?

「えっ !」 私は思いも依らぬAさんの言葉に声が詰まった。
「どうも子供ともども捕まってしまったようなのです !」 彼の言葉に
頭から冷水を浴びせられたような衝撃であった。

まるで、刑事ドラマ 逃亡者 の主人公と執念深い刑事の追跡劇のような
胸の痛くなる思いがした。
話の傍で3匹の犬は、Aさんに安心しきって寝そべっている。
(おい ! ボスよ ! 首輪ちゃんは、もうこの世に居ないのか ?)

汗ばむ季節、熱帯夜 ! しかし私は、まるで真冬の崖っぷちに立たされた
ような、気分に陥っていた。

最初にして最後、彼女の名前が判明した・・・!

首輪ちゃんの本当の名前は、「ジュリ-」という。
生きて声をかけてやれない名前である、ジュリ- ・・・!?

老人ホ-ムに終の棲家を得た、おばあちゃんは・・・!
ジュリ-の悲しい終わりを知らない・・・。。。

                             合掌
                         

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