前項筆記編(2)の続き。
2009/11/22実施・第69回中国語検定試験2級:結果分析のリスニング編です。
~(再掲)リスニングの自己採点結果~
(正式結果ではありません)
1(1)15/25(5問)・・・問いと4つの選択肢が読まれる。(各問が独立)
1(2) 5/25(5問)・・・会話文の後それに続く対話が読まれる。(各問が独立)
2(1)15/25(5問)・・・長文の後、それに関係する5つの問いが読まれる。
2(2)20/25(5問)・・・長文の後、それに関係する5つの問いが読まれる。
今回のリスニングは、2(1)、2(2)が前回よりはずっと簡単でした。
いままでの得点推移は以下のとおりです。(今回の平均は予想。)
66回 67回 68回 69回(今回)
1(1) 20 20 20 15
1(2) 25 25 10 5
2(1) 0 10 10 15
2(2) 15 5 10 20
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合計 60 60 50 55
平均 71.2 61.6 56.3 65(予想)
差 △11.2 △1.6 △6.3 △10(予想)
つまり、1(1)、1(2)で過去最低点、2(1)、2(2)で過去最高点という、なんとも評価しにくい結果でした。
1(1)については、1問はケアレスミス(答えをわかっていながら、誤答のところにマークしていた)なので、自分の中では20点とみていますが、1(2)がひどすぎました。
1(2)のパートは、2人の会話の後に続く適切な応答を選ぶ会話問題です。HSKの会話問題よりやや簡単なレベルで、2回読まれることによりさらに簡単に解ける(はずの)問題です。
確かに、正解した1問以外は確信を持って解答できていませんでした。
会話部分は完璧にわかったのに、選択肢でつまずいたのが2問くらいあると思います。
普通はこの種の問題は先に読まれる会話部分さえわかれば選択肢はある程度予想できるので、かなり解きやすくなります。多分、正解の選択肢に含まれるキーワードを理解できず、誤答として切り捨ててしまっていたのでしょう。語彙力の問題かもしれません。
今回は2(1)、2(2)の長文はストーリーが素直で、解きやすい問題でした。もう1回通して読まれれば満点かそれ近く取れていたと思います。
発話スピードが速いとは思わなくなったので、聴き取れない単語を少なくしていくという、地道な学習が必要なのだと感じました。
リスニング・筆記ともに合格基準点からは遠く、惜しいともいえない結果でしたが、ちょっとしたことで合格ラインを超えそうな感覚は生まれてきています。
4回失敗してこのようなことを書くのもなんですが、2級は決して「難関」ではありません。オーソドックスに学習を積み重ねていけば、どのようなルートを選んでも必ず到達できる地点だと思います。
今回結果が出なかったのは、まだその積み重ねが足りていないという単純な理由なのでしょう。
・1000語レベルの必須単語で漏らしているものはないか
・基礎文法を本当にちゃんと理解しているか
・3級レベルのリスニングが完璧に聴き取れるか
このあたりをチェックポイントに、振り返って足元を固める必要があるのではないかと考えました。
第69回中国語検定:結果分析シリーズ(完)
私は3級を受験したのですが、自己採点すると、ヒヤリングの点数が合格点に達しておらず、また不合格です。
ヒヤリング対策をおろそかにする傾向にあり、改めてヒヤリングをがんばらなければならないなあと反省しています。
毎回同じ反省をしており、進歩がないです。
試験お疲れ様でした。
合格基準点は引き下げになる可能性もあるのでまだ何とも言えませんが、次回に向けて足りないところを補うような方法を考える機会ととらえられるとよいのではないでしょうか。
折しも、私もTECCの結果を受けて、点が伸びていないことについて振り返りの記事を書いてみました。
学習に割ける時間は有限なので、その中で何ができるか、ということを考えて実行していくことが大事ですね。
あせらず頑張りましょう!