就職カウンセラーと学修カウンセラーの話をもう少し詳しくします。
それぞれ特に試験を受けてなるものではありません。書類審査と面接です。
「自分のなりたい職業がわからない」「自分に合った職業ってなんだろう?」
そういった働く意識の希薄な今の学生に、カウンセリングをして将来の道を広げていこうというのが配置主旨です。
一見現在の東京都が抱える問題を、改善する糸口となる妙案に見えますよね。
しかし実態を見ると、必ずしもそうではありません。
まず、都立大の学生が就職の際に抱える問題の多くは、「希望の職種に雇用がない」「希望でないものでも雇用がない」というものが圧倒的です。
割合で行くと、9割ぐらいがそうだと思います。
学生のニーズに合致していないカウンセラーを5人も置いても、あまり効果的運用は出来ないでしょう。
実際に学生が欲しい情報は、
「自分のなりたい職種にどんな資格が必要か?」
「資格を取るために、どんな講義を受けなければならないか?」
「雇用のある職種に、どんな資格が必要か?」
など、もっと実践的なものです。
特に「どんな資格にどんな講義が必要か」というまさに教務的な問題は、就職カウンセラー方も知識がありません。
『カウンセラー』と名前がついていても、臨床心理士の資格があるわけではありませんので、やってる方も手探りの状況です。
これが3年ほどいて、学生に合った知識、教務的な知識を持ってくれば変わると思いますが、ここで年俸制が足を引っ張ります。
要するに「年俸制」という単年度契約ということは、雇っている側にも「来年いるかわからない」ということになります。
へたをすると毎年毎年人が変わって、4月になる度に何も知らない新人カウンセラーが窓口に立つ可能性もあるわけです。
これでは、いつまで経っても学生にとって意味のあるシステムにならないでしょう。
7月頃から、就職カウンセラーの方でも、ポスターを貼ったり、学生を使って構内アナウンスを実施したり、様々なことをしていましたが、カウンセリングを受けるということへの抵抗感と、浸透の薄さで思ったような成果が上がっていません。
学生側に有効なシステムにするには、学生側からも、積極的に自分に必要な情報を要求していくことが必要でしょう。
さて学修カウンセラーの方は、もっと大変です。
学修カウンセラーが今どこにいるか、知っている方はどのくらいいるでしょうか?
おそらく、見たことさえいない人が100%だと思います。
事務側も知っている人は、半分くらいでしょう。
学修カウンセラーは、実は学長室にいます。
学長室とは、南大沢キャンパス本部棟の2階、ガラス扉のその奥にあります。
ガラス扉で想像できる通り、企業の重役室のような雰囲気です。
なんで学修カウンセラーがこんなところにいるのでしょうか?
事務側では「あそこはコネ職だよ」という噂があります。要するに「縁故採用枠」ということですね。
でも一応専門職扱いですから、バカにならない給料を払っています。
もちろん東京都にどこでもこんな「コネ職」があるわけではありません。実際都立大にこんな部署はありませんでした。
「学修カウンセラー」という名前なのに、絶対学生が来ない場所に事務室があるなんて、こんなウルトラCは普通は無理です。
今学修カウンセラーが何の作業をしているのかは不明です。
とにかく最低でも、普通の窓口がある場所に下りてもらわないことには、有効なシステムにならないと思います。
新組織は、いずれも学生向けの組織ですので、学生の力で有効にも弊害にもなりえるわけです。
これから東京都の事務員はどんどん減って、どうやって採用されたのか全くわからない人が、ぞくぞく溢れる状況が押し寄せるでしょう。
「公務員でなくなれば、もっとサービスよくなるはずだ」と考えている人がいたら、その方は甘いです。寮長も学修カウンセラーも首都大職員であり、東京都職員ではありません。
それでなくても、各事務組織は管理本部の手によって、図書館のように権限と区分けが引っ掻き回され、ガタガタの状態です。
見た目、去年通りに動いているように見えるのは、今いる事務屋の奮闘によるものであり、手が回らずこぼれた場所からは、学生にとって不便になったり連絡遅延が発生したり、弊害が出ています。
東京都職員は残念ながらみんな異動届を出していますので、これからはどんどん悪くなっていくでしょう。
そうなる前に「首都大職員を鍛える」必要があります。
事務側もやっていますし、学生の皆さんも首都大職員に自分達の要望を積極的に発言していってください。
そうしなければ、本当の意味で大学は大変なことになっていってしまうでしょう。
それぞれ特に試験を受けてなるものではありません。書類審査と面接です。
「自分のなりたい職業がわからない」「自分に合った職業ってなんだろう?」
そういった働く意識の希薄な今の学生に、カウンセリングをして将来の道を広げていこうというのが配置主旨です。
一見現在の東京都が抱える問題を、改善する糸口となる妙案に見えますよね。
しかし実態を見ると、必ずしもそうではありません。
まず、都立大の学生が就職の際に抱える問題の多くは、「希望の職種に雇用がない」「希望でないものでも雇用がない」というものが圧倒的です。
割合で行くと、9割ぐらいがそうだと思います。
学生のニーズに合致していないカウンセラーを5人も置いても、あまり効果的運用は出来ないでしょう。
実際に学生が欲しい情報は、
「自分のなりたい職種にどんな資格が必要か?」
「資格を取るために、どんな講義を受けなければならないか?」
「雇用のある職種に、どんな資格が必要か?」
など、もっと実践的なものです。
特に「どんな資格にどんな講義が必要か」というまさに教務的な問題は、就職カウンセラー方も知識がありません。
『カウンセラー』と名前がついていても、臨床心理士の資格があるわけではありませんので、やってる方も手探りの状況です。
これが3年ほどいて、学生に合った知識、教務的な知識を持ってくれば変わると思いますが、ここで年俸制が足を引っ張ります。
要するに「年俸制」という単年度契約ということは、雇っている側にも「来年いるかわからない」ということになります。
へたをすると毎年毎年人が変わって、4月になる度に何も知らない新人カウンセラーが窓口に立つ可能性もあるわけです。
これでは、いつまで経っても学生にとって意味のあるシステムにならないでしょう。
7月頃から、就職カウンセラーの方でも、ポスターを貼ったり、学生を使って構内アナウンスを実施したり、様々なことをしていましたが、カウンセリングを受けるということへの抵抗感と、浸透の薄さで思ったような成果が上がっていません。
学生側に有効なシステムにするには、学生側からも、積極的に自分に必要な情報を要求していくことが必要でしょう。
さて学修カウンセラーの方は、もっと大変です。
学修カウンセラーが今どこにいるか、知っている方はどのくらいいるでしょうか?
おそらく、見たことさえいない人が100%だと思います。
事務側も知っている人は、半分くらいでしょう。
学修カウンセラーは、実は学長室にいます。
学長室とは、南大沢キャンパス本部棟の2階、ガラス扉のその奥にあります。
ガラス扉で想像できる通り、企業の重役室のような雰囲気です。
なんで学修カウンセラーがこんなところにいるのでしょうか?
事務側では「あそこはコネ職だよ」という噂があります。要するに「縁故採用枠」ということですね。
でも一応専門職扱いですから、バカにならない給料を払っています。
もちろん東京都にどこでもこんな「コネ職」があるわけではありません。実際都立大にこんな部署はありませんでした。
「学修カウンセラー」という名前なのに、絶対学生が来ない場所に事務室があるなんて、こんなウルトラCは普通は無理です。
今学修カウンセラーが何の作業をしているのかは不明です。
とにかく最低でも、普通の窓口がある場所に下りてもらわないことには、有効なシステムにならないと思います。
新組織は、いずれも学生向けの組織ですので、学生の力で有効にも弊害にもなりえるわけです。
これから東京都の事務員はどんどん減って、どうやって採用されたのか全くわからない人が、ぞくぞく溢れる状況が押し寄せるでしょう。
「公務員でなくなれば、もっとサービスよくなるはずだ」と考えている人がいたら、その方は甘いです。寮長も学修カウンセラーも首都大職員であり、東京都職員ではありません。
それでなくても、各事務組織は管理本部の手によって、図書館のように権限と区分けが引っ掻き回され、ガタガタの状態です。
見た目、去年通りに動いているように見えるのは、今いる事務屋の奮闘によるものであり、手が回らずこぼれた場所からは、学生にとって不便になったり連絡遅延が発生したり、弊害が出ています。
東京都職員は残念ながらみんな異動届を出していますので、これからはどんどん悪くなっていくでしょう。
そうなる前に「首都大職員を鍛える」必要があります。
事務側もやっていますし、学生の皆さんも首都大職員に自分達の要望を積極的に発言していってください。
そうしなければ、本当の意味で大学は大変なことになっていってしまうでしょう。
素晴らしい方なら問題は起きないと思いますが、実際に会った人で「うーん、ちょっとどうかと思った」という印象を持った人も事務側のいたということですね。
別分野からいらっしゃってますから、大学に慣れていないこともあるかもしれません。これから注目していきたいと思います。
未来塾の学生の質うんぬんに関しては、前期試験等のものではなく、高校時代、つまり未来塾での成績を元に記述しています。
また特に質が悪いと書いてはいません。いろんな学生がいましたということです。
未来塾はまだまだ問題の多いシステムです。これから先、学生にとってより良いシステムになって欲しいと望んでいます。
これまでblogに書いてきた内容が、どんな意味をもたらすのかは私にもわかりません。
前にも書きましたが、学生には学生の、教員には教員の、それぞれ見える大学改革があったと思います。
そして事務側には事務側に見える大学改革がありました。
事務側の見える大学改革が全てではないでしょうし、また実際に見えていたのも一面的なのでしょう。
ですから教員側、学生側の面も合わせて見て、初めて今回の大学改革がどんなものだったのかわかるのだと思います。
その判断の一助となれたら嬉しいです。
自分が知っているからといって、それが一般化されるわけではありませんよ。
また、学修・就職カウンセラーは大学ではなく、法人の事務組織に位置づけられているはずです。首都大の学生しか対象にしないような代物をそれが当然というばかりに展開されても困ります。この高給取りどもに対する賃金が既存大学(のみならず首都大も含めて)の学生の教育/研究活動を圧迫するようでは、個人としてはとても許容できるところではありません。
有期雇用なのだから、効果が上がらないものはすぐさま雇い止めしろ、という様な主張が説得力を持つかもしれません。
「そうしないと上の馬鹿教員Fみたいなのが寄ってきますので...。」このような一方的な書き込みをするのが、入りやすい大学を目指し、理事長曰く「バカでも***でも入れる大学」という、首都大学東京なるものの学生だということですか。大変憂慮すべきことですし、この様な方が大学にいると認識せざるを得ないのは、とてもとても悲しいことですね。
例えば、ここでは学修カウンセラーの名前を学生カウンセラーと間違っていたのは一つの例ですが、その他にも彼らは縁故採用「らしい」と書いているのはいただけません。
実際に私は彼らに会いましたが、いずれも熱心に仕事をしていましたし、また、チーフの方は、若くてアメリカ留学経験もあり、GCDFのキャリアカウンセラーの資格も持っています。
チーフの方については少なくとも縁故採用とは思えませんが...。筆記試験無しの採用に異議を申し立てられるのであれば、大学教員などはすべて縁故採用ですか??(形式的な公募というのはあるとは聞いたことがありますが、それとてまったくダメな人を採用するわけでもないでしょう??)
彼らの活動内容はメルマガとしても配信されています。本当に内部の人であれば、直接頼めば送ってもらえるかもしれませんよ。新入生の○○○に参加した人には送られているはずです。(学外の転送は禁止されています)
私が伺ったときも、学生がそのきれいな応接セットでカウンセリングを受けていましたが、それは気のせいでしょうか(笑)。
ところで、上の○○○というのは、たぶんこのエントリーで、就職カウンセラーの活動とsugi37さんが勘違いしているものと思われるあるイベントのことです。
sugi37さんは、「7月頃から、就職カウンセラーの方でも、ポスターを貼ったり、学生を使って構内アナウンスを実施したり、様々なことをしていましたが、カウンセリングを受けるということへの抵抗感と、浸透の薄さで思ったような成果が上がっていません。」と書かれていますが、これらの活動の中には、学修カウンセラー単独で行ったものと学修カウンセラー・就職カウンセラーが共同で行ったものもあるはずです(少なくとも私が把握している限りにおいてはそうです)。両者はまったく独立に活動しているわけではないようですよ。
内部者として言いたいことはわからないでもありませんが、ちょっと前提とする情報が不正確すぎますし、手法としてもこんなところに書いて意味があるのか疑問です。
未来塾にしてもそうですが、自分が聞きかじった噂だけを根拠に断定的に内部情報を外部に公開するのはいかがなものかと思います。
特に未来塾については、学生の能力について、憶測で書いているように思われます(現時点では前記の成績も出ていませんし、彼らの能力がどれほどのものかは大学側でも把握できていないというのはすぐわかりそうなものですが)。
ああいうエントリーを外部に公開しては、未来塾の学生に対して気の毒でしょう...。
本当に実りある議論をされたいのであれば、もう少し書き方と外に出してよい情報なのかどうかを考えたほうがよいのではないですか。
そうしないと上の馬鹿教員Fみたいなのが寄ってきますので...。
正確には「学修カウンセラー」でしたので、訂正します。
ちなみに仕事も不明と書きましたが、「キャリアに即した履修相談業務」ということです。
他には「カリキュラム企画立案」にも関わるそうです。
カリキュラムを検討するのは先生だと思うのですが、実際どんなことをしようとしているのかはわかりません。