黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

宮之浦岳

2016-10-26 17:57:34 | 
屋久島滞在後半は天気に恵まれています。
宮之浦岳の岳参りに遭遇。
そこには屋久島ガイドのヨッシーの姿も。
なんという偶然、お互いびっくり。



屋久杉、モミ、ツガ、ヒメシャラ、ハリギリなどの
大木の樹林帶の歩いて高度を上げていくと、樹々の
間から高盤岳のトウフ岩が朝日に輝いて見えます。


花之江河は泥炭湿原の南限といわれています。
雰囲気がちょっと志賀高原の四十八池に似ているかも。


花崗岩の休憩地、投石平から黒味岳の展望。


このあたりから巨石、奇岩のオンパレードで自然の
造り出す造形美にため息をつくばかり。

携帯トイレブースを守る人のような岩、

球状の巨石


栗生岳は玉ねぎ状節理の岩の間に祠、栗生集落の岳参りの場。


宮之浦岳山頂からの永田岳は神々しい。


山頂付近はヤクシマザサとシャクナゲ。シャクナゲの裏は
ビロードのような毛がたくさん。


ちょうど一緒になった岳参りの方々。
古くは500年以上も前から山へお参りに行っていたとのこと。
五穀豊穣や家内安全を願って山に登る行事らしい。
昔は屋久島全島で行われていたらしいが、時代とともに途絶えて
いった集落もあるようです。
それでもここ数年多くの集落で復活しています。


屋久島を移動していると宮之浦集落の岳参りの幟旗が立っていて、
何だろうと思っていました。

浜から砂や水を持って行き、巨石の割れ目にある祠に拝んでから
シャクナゲを持って帰るらしい。
山には神様がいて、神様からの頂き、そして守る。
自然を大切にする心の現れなのです。

その行事を少し見ることができて良い体験でした。
せっかくなのでヨッシーと記念撮影


帰りにシカにも遭遇。ゆったりと食事中〜


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