三四郎の日々

死ぬまで生きる凡人の戯言

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累積人災

2008-02-11 12:20:49 | 社会・教育
ソウル「南大門」楼閣が全焼・ほぼ崩壊、放火の疑い(読売新聞) - goo ニュース

「国宝第1号」が焼失したのである。韓国民の衝撃は大きかろう。お見舞い申し上げる。

放火が原因とのことだが、被害が「全焼」にまで拡大した原因は、国宝建築物の防火体制の不備による人為的要因の累積ということができよう。

>楼閣は立ち入り禁止となっていた。ただ、午後8時以降は無人警備システムがあるだけで、無断立ち入りをチェックする体制は取られていなかった

「南大門」の構造はよく知らぬが、門扉施錠など物理的に侵入不可能な措置はとられていたのだろうか。「門」に門扉などナンセンスかもしれないが、既にこれは「門」ではなく「国宝としての構造物」である。しかもソウルという首都に位置しており、世界中から様々な人間が訪れる。「国宝を守り抜く」という確固とした意思と備えが必要だろう。

また夜間を無人としたこと自体に甘さを感じる。古い建築物は可燃性材料が多用されており火災に弱いことは容易に想像できる。消火器や消火栓などが設備されていたところで、それを操作する人間がいなくては意味がない。

さらに記事にもあるような「縦割り行政」の弊害。

>消防当局が国宝を管理する文化財庁から、全焼を防ぐために建物の一部を壊す許可を取るのに約45分かかったことも、初期消火が遅れる原因となった


日本の場合、このあたりがきちんと想定し整理されているのか気になるところである。非常時の対応を役所間であらかじめ整理しておかなかったとすれば、まさに「泥縄」の典型であり、「行政災害」ということさえできよう。

全般的にどうも「国宝を守る」という意識の希薄さを感じる。しかし隣国の批判ばかりしても仕方がない。国宝級木造建築を多く所有する日本の関係当局、寺社の管理者は文字どおり「対岸の火事」として見過ごすことのないようにしてほしいものだ。
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6 コメント

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Unknown (三浦介)
2008-02-11 20:53:09
ここで、日本政府は韓国政府に負けないくらいの哀惜の意を発するべきです。



それが政治であり外交と心得ます。



獨立門は無事でしょうか…
自尊心 (三四郎)
2008-02-11 22:20:31
三浦介さん、こんばんは。

隣国の災難に対し、日本人としてお見舞いする気持ちは当然あります。

しかしまあ、「日本人」として「再建協力」とか「支援」とかは微妙ですね。いや、したくないというのじゃなく、「国宝」ですから、彼等の自尊心が拒むのではないか、と。

日本はとにかく、学ぶことです。
歴史に対する愛情 (POLE)
2008-02-13 15:43:09
戦前(今から80数年前)、満洲の日本人小学校の生徒だった親戚(現在94歳)は、修学旅行で南大門を見学に行ったそうです。国境を越えて朝鮮の史跡を見学に行った小学校の「熱意」に驚き、感動します。

そうした歴史に対する思い入れが今の韓国にあれば、「国宝第1号」を無人・無防備に晒す神経にはならないのではないかと思います。「反日愛国」を国是とする割には、国に対する愛情が少ないのではないか、そんな気がしました。
温度差 (三四郎)
2008-02-13 22:22:54
POLEさん、こんばんは。

>そうした歴史に対する思い入れが今の韓国にあれば、「国宝第1号」を無人・無防備に晒す神経にはならないのではないかと思います

国をあげて嘆き悲しむのであれば、なぜもっと防火防犯体制をきっちり築かなかったのでしょう。その温度差になかなか理解できないものがありますね。
お見舞いの気持ち失せました (つばくろう)
2008-02-14 00:41:47
三四郎さん、こんばんは。

どこかの掲示板を見ていたら
ここでも犯人の動機に日本が絡んでいたとか
燃えたのは2/10なのに2/11が日本の建国記念日だったことに韓国国民がショックを受けているだの
新聞に載ったりしているそうです。
どこまで日本のせいにしたいんだかと
同情の気持ちは消し飛びました。

救い難い (三四郎)
2008-02-14 20:22:50
つばくろうさん、こんばんは。

この事件を日本に結び付けようとする愚論は私も知っています。全く救い難い馬○としか言いようがありません。まあ全国民がそうではないでしょうが、日本がこの国と建設的な関係を築くことは、この国の自称有史年数を経ても無理のように思います。

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