三四郎の日々

死ぬまで生きる凡人の戯言

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誇りの代償は

2008-02-18 22:16:26 | 政治・経済
コソボ「自立」に不安 弱い経済、国家承認どれだけ…(産経新聞) - goo ニュース

アルバニア系住民にとって「一方的独立宣言」は民族の誇りを実感した瞬間であったろう。セルビアの「圧政」を耐え抜き勝ち取った「独立」に抑えがたい高揚感を持っているようだ。

しかしこの高揚の時期がすぎれば否応なしに厳しい現実と向き合わねばならないわけだ。

>政治面だけでなく経済面でもコソボの基盤は脆弱(ぜいじゃく)で、その前途は明るくない。「国内には3次産業しかなくモノも満足に作れず、停電も常に起こる」(外交筋)のが実情で、失業率は50%にも上る

水や電気、通信などのライフラインをセルビアに掌握されているなかで、自立的経済をどう確立できるのか。それなくしては真に独立したとは言えまい。国際社会は冷徹なものである。言葉は悪いが、経済力のない「自治州」あがりの「国家」を承認することは相当なリスクを伴うはずだ。「民族自立の大義」だけでは国家は存続し得ないだろう。領内には少数派となったセルビア系住民が「議会」を持とうとしている。まさに内憂外患である。

欧米やロシアなど周辺国の思惑もあってなかなか予断を許さない情勢だが、かつての「民族浄化」のような泥沼の再演にならないことを願うばかりである。
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