◆伝える言葉(2)◆
名人の上を見聞して、及ばざる事と思ふは、ふがひなきことなり。名人も人なり、我も人なり、何しに劣るべきと思ふて、一度打ち向はば、最早その道に入りたるなり。 (山本常朝)
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という一節で有名な山本常朝は、『葉隠 聞書第一』で次のように説いている。名人についていろいろ見聞して、及びもつかないと思うのは、不甲斐ないことだと。
他人の自慢話、成功話を聞かされて楽しいはずはない。だからこそ、奮起しよう。相手も人ならば、自分もまた人である。何で劣るところがあろうかと奮起すれば、その時もはや勝利の道に入っているようなものである。
名人の上を見聞して、及ばざる事と思ふは、ふがひなきことなり。名人も人なり、我も人なり、何しに劣るべきと思ふて、一度打ち向はば、最早その道に入りたるなり。 (山本常朝)
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という一節で有名な山本常朝は、『葉隠 聞書第一』で次のように説いている。名人についていろいろ見聞して、及びもつかないと思うのは、不甲斐ないことだと。
他人の自慢話、成功話を聞かされて楽しいはずはない。だからこそ、奮起しよう。相手も人ならば、自分もまた人である。何で劣るところがあろうかと奮起すれば、その時もはや勝利の道に入っているようなものである。