絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

さわらび展開催 明日から三日間

2015-07-23 | 美術部情報
本庄第一高校美術部の展覧会「さわらび展」が、明日から三日間、本庄市民文化会館で開催されます。

 

 

 



今年のさわらび展のレベルは、最高です。ぜひ、ご覧になってください。
カルチャーショックを受けるでしょう。

私も、元顧問として、出品を依頼されました。
自画像デッサンと注文された似顔絵を出品しました。
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加須のIさん 構図の研究

2015-07-21 | 通信指導
加須のIさんが、構図の研究をしています。

庭に物を並べて、外で描く静物画という感じですね。
私は、基本デッサンをしっかりやれば、このような絵は描けるようになると思っています。



この場合は、物置の整理で、中の物を庭に運び出した大掃除のイメージでしょうか。
そう考えると、このような物が庭にあっても不思議ではありませんね。


県展に入選した作品も、このいいちこの箱を使いました。
画家としてのアイデンティティを持つには、同じテーマで、連作をするのが良いと思っています。
それによって、あの人の絵だと認識されます。
続けて三回くらいは、同じテーマで工夫して、更に発展させた絵を発表してほしいです。

という理由から、今回は二枚目として同じテーマで研究しています。

ーーー
以前もお話ししましたが、室内で静物を描くと、テーブルの上に物を並べてという感じが多く、
水平と垂直だけの組み立てになりがちです。栃木のTさんが、最初に描いた靴の絵も、室内から外へ飛び出しました。
その時の指導から、外へ出た方が、いろいろな組み立ての絵ができると感じ、皆さんにお勧めしています。

外に出ると、木や草が加わったり、室内では存在できない要素が加えられます。
また、太陽光線の強い日差しを利用したりすると、世界が統一され、光と影の素敵な空間が表せます。
テーブルの上では、これだけ大きな物は並べられませんし、この空間の面白さは、難しいですね。

--
この構図の良いところは、周りの物がやや右を向いているところに、メインのいいちこの箱がこちらを向いている点です。
それによって、主役が更に主張を強めています。物は、向きによって強さが違ってきます。文字があるものは、ないものと比べて
主張が強いことも重要です。

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同級生のHくん 布のデッサン

2015-07-19 | 通信指導
同級生のHくんが、布のデッサンをしています。
かなり描くのが早いので、途中のアドバイスがないまま進んでしまいます。



いきなり完成に近いようなデッサンを見せてくれましたが、もっと途中で考えるべきことがあります。

それは、大きな明暗の組み立てをつかんで、立体感を出すことです。
それで、今回のアドバイスはこれです。



布の明暗を大きく二つに分けて、背景は、おもいっきり黒くしてみてくださいと言いました。
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デッサン会のSくん

2015-07-18 | デッサン会
デッサン会のSくんが一昨日描いたデッサンです。



全体をやさしく捕まえて、見せ場を描き込むということを忠実に実行しています。
頭の捕まえ方がとても素敵です。

これは、50分デッサンです。
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岩手のYさん 50号5点目続き

2015-07-17 | 通信指導
岩手のYさんが、50号5点目を描き進めています。
いま、ここまで来ました。



絵は完成度を増すと、なんとなく平均的で、沈んでしまうことがあります。
これは、その状態です。私はこれは元気がない状態と言いました。
そこで、修正液を使って、明暗の対比を示しました。



上の右が、構成した写真です。この構図は、背景を風景に変えました。手前に杭を立てたり、ごみ袋を置いたり、
実際にはないものを加えたりしています。

下に示したのが、私が修正液で、明るい部分を示したものです。
写真よりいい感じに見えませんか?

こうすると光と影がきれいに見えますね。空間も良い感じに見えます。
このくらいの元気が欲しい気がします。

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