絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

フランダースの犬

2009-11-04 | いろいろ
11月のデッサン会の申し込みにセルディーに行って来ました。
ついでに、図書館に寄り、フランダースの犬の続きを見ました。
4本目です。

今日、見たのは、ネロが絵を描きたくて、でも紙が買えないという話でした。
そのため、ネロはアルバイトをします。紙を買うために9日間も薪運びを行うのです。

そして、やっと、10サンチームというお金を手に入れます。
その前に、女の子の家から要らなくなった紙をもらいますが、それは、書類の裏が使えるという紙でした。今でいえば、広告の紙の裏みたいなものでしょうか。

とにかく、絵が好きで描いていましたが、初めは板に描いていました。そして、次に描くときは、それを消して描いていたのです。描いたものが消えてなくなりますね。また、よく消せないので、板を削ることで、また描けるようにしたのです。

だから、紙をもらった時は、嬉しそうでした。

そして、その紙もすぐに描き終わってしまい、町へ出た時にお店で見た真っ白な紙が欲しくてたまらなくなりました。

だから、アルバイトをしたのです。

その頃は、紙は貴重で貧乏人には高かったのでしょうね。

だから、紙が買えた喜びはものすごく大きな喜びでした。

ーーーーーー
そうか、今は、当り前のように手に入る紙も、時代が違えばとても買えなかったのだなと思うと、今、紙が有り余るほどあるのに、俺は一体、何をしているのかなと思いました。

「紙さえあったら、描きたいものがたくさんあるんだ」というネロの言葉が心に突き刺さりました。

紙が100円ショップで買える今、いくらでも描ける喜びを感じなければ、ネロに申し訳ないですね。
ーーーーーー

話は、変わりますが、なぜ、フランダースの犬の主役の子供は、ネロなんでしょうね。ネロという言葉を聞くと、ローマのネロ皇帝を思い出してしまいます。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 麓原会の今後3 | トップ | ロンバケ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ネロ (ちひろ)
2014-04-21 20:11:47
ニコル~ネロ(あだ名)

日本人で最初に訳をした時のタイトルが「清とぶち」なんだそうです。
返信する
ちひろさま (pikaso)
2014-04-21 22:44:29
情報ありがとうございます。

清とぶちですか、初めて知りました。
返信する

コメントを投稿

いろいろ」カテゴリの最新記事