絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

森幸夫さん個展

2011-11-29 | 展覧会
森幸夫さんの個展に行って来ました。

  

長野県東御市の梅野記念絵画館

1月15日まで

森さんは、私の高校時代の美術部の先輩です。
しかし、年齢は4つ上です。

我々にとっては、伝説的な先輩で、芸大受験のために4浪をしていると聞きました。
最終的には、何年浪人したのかわかりませんが、創形美術学校へ行って、その後プロの画家になったと聞きました。

本庄高校の美術室には、森さんの石膏デッサンが飾ってありました。
私は、自分の石膏デッサンを描いては、森さんのデッサンの所に持って行って、比べました。
そして、その度に負けたと思い、いつまで経っても、追いつかないレベルの差を感じていました。

俺なんか、どうやったってダメだ。と劣等感を持ちました。

森さんは、天才なんだから、しょうがないか?とも思いました。

ーーーーーーー
デッサンにおける私の唯一の自慢は、1浪が終わる頃、古川先生から「お前は歴代の美術部の中でも、デッサンは最高級に上手い」と言われたことです。しかし、そのときに、はっきり言われたことは「でも森には敵わないな」でした。

それが、この森さんです。

古川先生が、本庄高校美術部の中で、これ以上上手い人はいないと認めた人、それが森さんでした。

公募展などには、一切出さないのに、本物の画家です。
森さんを見ていると、本当の画家は公募展などには出さないのかもしれないと感じます。
確かに、ピカソは公募展などには、出さなかったのでしょうね。


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