絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

構図の研究 Yさん

2012-12-22 | 構図の研究
Yさんが、県展制作として、構図の研究をしています。

先日、なかまちで見せていただきましたが、思ったほど
うまく行っていないので、もう少し研究してくださいと言いました。

そして、工夫をして、これをみせてくれました。



これは、いままで描いてきた自動車の部品が廃棄物として積まれている場所に
Tシャツが置かれています。このくらい異質のものがあるほうが、メインにするには良いと思います。この場合重要なのは、文字がある点です。それによって、目が止まります。
主役になれるということです。

問題点は、明度の差です。明度が同じすぎます。
更に言えば、色も地味です。もう少し明るい派手な物が主役になると良いでしょう。

ただし、明るすぎて、それだけが目立つと日の丸現象になります。
派手すぎると、絵が軽薄に感じます。その加減が重要です。

全体の調和を考えて、品良くまとめること。主役の目立ち具合が丁度良いこと。
これ見よがしにならないことです。

今は、シャツと同じくらいの面積の機械が並んでいるので、やや単調な感じもします。
そこをどうするか、考えたいです。

また、画面に動きや流れを作るなら、ロープのようなものも入れてみると更に発展するでしょう。
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