大学生のAさんが、水彩10号の続きを見せてくれました。
それぞれの物の立体感が増して、いい感じになってきました。
ブドウに当たる左からの光、バナナの立体感、手前のトマトの立体感、瓶の光、壺の重みなどが、段々加わってきました。
後は、後ろから手前に垂れ下がってくる布の模様が描けると完成に近づくと思います。
10号というと、小さいので、練習程度の軽いものに考えがちですが、実は、小さくても
このように、構図からしっかりやると、大きい作品と同じくらい大変な労力がかかるのです。
小さいから楽だということはないのです。
ただ、ここでここまでしっかり描いておけば、この構図でそのまま大きい作品にもすることが可能です。
このモデルの場合は、40号くらいまでは可能だと思います。
それぞれの物の立体感が増して、いい感じになってきました。
ブドウに当たる左からの光、バナナの立体感、手前のトマトの立体感、瓶の光、壺の重みなどが、段々加わってきました。
後は、後ろから手前に垂れ下がってくる布の模様が描けると完成に近づくと思います。
10号というと、小さいので、練習程度の軽いものに考えがちですが、実は、小さくても
このように、構図からしっかりやると、大きい作品と同じくらい大変な労力がかかるのです。
小さいから楽だということはないのです。
ただ、ここでここまでしっかり描いておけば、この構図でそのまま大きい作品にもすることが可能です。
このモデルの場合は、40号くらいまでは可能だと思います。
ただ、あまりに画面の中央で嫌だなとこの絵が見る人に感じさせるとしたら、それは、問題かもしれません。
おっしゃる通り、その心配はあります。
私がこれを描いて良いと判断したのは、中心の赤い花が画面のど真ん中より少し上になっているので、まあ良いのではないかということです。
もう一つの心配は、全体が安定した三角形構図になっていることです。
安定は、良い言葉です。しかし、逆に言えば、動きがなくてつまらないと感じることがあります。
それを少し壊す目的で、瓶を置いてみたり、後ろから前に垂れ下がってくる布を置いたことです。
この絵を描いている大学生は、私の指導を受けて、この絵が4枚目です。
静物画の勉強としては、段階的にも、メインを中央に近いところに置いて、安定した構図で取り組んでも良いと判断しました。
レベルが上がるに従って、もっと動きのある構図、メインの物をもう少し端に置いた構図を研究されたら良いと思っています。
メインが中央からずれると、バランスのとり方が難しくなるのです。
一つ質問なのですが 主役の花が対角線の交わる中心にきてしまっていますが
それは問題ありませんか?
主役をどまんなかに置いてはまずいと
教えられたので この場合はどうなのだろうかとお聞きしたいと思いました。