絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

東京のFさん  瓶のデッサン2

2014-02-28 | 通信指導
東京のFさんが、アドバイスに従って描き込んでくれました。

私は、一回で合格を出したので、欲を言えばということで、
話したのですが、Fさんは、なかなか研究心がありますね。



描き込んだ状態です。
今度は、瓶の暗さが増しました。そのためにビンに写るハイライトが強く感じます。
ビンの重さも出てきましたね。ラベルの白い部分も光を受けたり、反射光も感じるようになりました。

アドバイスの課題をしっかりクリアーしてくれました。

ここまでできるなら、もう一つと言いたくなってしまいます。

実は、厳しく言うと、中央の文字をもう少し、正確に描いてほしいのです。

これは、まだいいかなと思って、黙っていました。

一番左のMが、強すぎます。左向きになることと、光が強く当たるので、もっと明るくなりそうです。
また、一番右側のANがやや正面を向いています。それを直したい気がします。

最後に、その下の三行の一番下の行が平らになっています。上の二行と同じように丸みを感じさせてほしいです。この丸みは、ラベルの丸さと同じです。

水平に輪切りにした時の線ですから、瓶の丸みに沿います。
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東京のFさん 瓶のデッサン

2014-02-28 | 通信指導
東京のFさんが、瓶のデッサンをしてくれました。



今度も素晴らしいデッサンになりました。
これも、一発目です。

普通は、一度描いて、狂っているところを指摘して、そして、
やり直して、更によくなるというパターンになるのですが、
この方は、一発目で合格です。珍しいです。

初心者として、やってほしいことが十分にできています。
このデッサンで、この時期としては、これ以上言う必要がないほどです。

ーーーーーーー
しかし、ここまで描けるなら、もう一歩考えてほしいこととしてお話ししました。

それは、重さです。やや瓶の重さが足りません。特に下の方です。
実際の物と比べると、下の方がやや縦長になりすぎていて、なんとなく弱々しいです。
鉛筆の筆圧やビンの暗さなどを工夫して瓶の厚みを感じればよいのかなと思います。

ラベルの部分はトイレットペーパーと同じなので、もう少し明暗の表現を正確にして、
反射光まで考えて描ければ良いでしょう。
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