絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

高校生の県展制作

2012-04-28 | 高校生の絵
今日は、本庄第一高校美術部の県展制作批評会を頼まれて行ってきました。

高校生の絵をご紹介します。
まだ、途中ですが、なかなか良い絵を描いています。



渋い味の絵ですが、良い味を出しています。右側の明るい部分が目立ち過ぎるので、何かで日陰を作ろうかと話しました。
例えば、絵の外に洗濯物でも干してあって、影があると思えば、右側の明るい部分を影にすることもできるねと話しました。

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Yさんの県展制作完成

2012-04-28 | 通信指導
Yさんが、ほぼ完成しました。



今回は、かなり悩んだそうです。
これだけ丁寧に描いたら、文句の言いようがないですね。

もし、言うなら、質感を徹底的に求めた表現と印象派風に筆のタッチを感じる部分とがあることです。
それをどのようにするか、統一することが必要かもしれません。

リアルさの統一ということを、私は言います。

しかし、それも違和感がなければ、表現の違いがあってもいいのかなとも思います。
そこが写真ではなく、絵画なのだと。

だから、ここまで来ると、美術史を学ぶ必要性を感じます。
今後どのような絵を描いていくかを考えるとき、絵とは何かということがあるのです。

いままでは、素人でも絵になる(展覧会で戦える)ものを教えてきました。
これからは、どんなものを絵にしていくかということが重要なことです。

単純に、私が提案するなら、この機械のようなものを背景にして、手前に人物を描いてみるのもいいですよと話しています。しかし、それには、プロ級のデッサン力が求められます。
機械はプロ級なのに、人物を描かせたらど素人というのでは、話になりません。

いま、デッサン会で人物を勉強していますが、その意味からすれば、人物は最終段階でしょう。

デッサン力をつけないと、プロとは言えません。

しかし、このような絵が描けるようになると、下手な表現では許されないレベルになっています。

また、やりかたによっては、現代絵画にも入れるので、それも勉強すると良いでしょう。
それには、やはり、絵と何かです。


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