絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

かんなの湯

2009-09-03 | 日記
いま、我が家はお風呂場の工事が始まりました。
そのため、お風呂に入れません。

今日は、かんなの湯に父と行ってきました。

ここは、以前あかしやの湯と言いました。今は、経営が変わってかんなの湯という名前になっています。以前はよく行きましたが、車いすになってからは、行かなくなりました。それで、今日は果たして入れるだろうかと心配しながら、行きました。
すると、濡れてもいい車いすが用意されていて、そのまま洗い場まで入れました。そして、その椅子に腰かけたままシャワーで洗うことができました。良かったです。私は、このような車いすと手すりがあれば、一人で移動ができるので、手すりに捕まって、湯船にも入れました。
ジェットの泡が出るお風呂はとても気持ちが良かったです。
このような場所はもう駄目かなと思っていたので、とてもうれしく思いました。

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一歩進みました。

2009-09-03 | 絵画指導
私の直した絵を参考にして、一歩進めてきました。
ご覧ください。

かなり、空気が感じられるようになりました。
前の段階と比べてみましょう。



しかし、まだ、これからやるべき点があります。

1、山の肌の凸凹がまだ単調です。

2、山の下の町並みが、同じ種類の木ばかりで、色が同じ過ぎます。
  平面的でもあります。もっと奥行を考えて複雑にいろいろな種類の木や、空間を出すために、前後関係を感じさせるように描かないと、茶色い壁があるように見えてしまいます。

3、建物をしっかり描いていますが、しっかり描くと飛び出して、漫画的になります。周りの風景と一緒に描くつもりが必要です。まぎれた方が、同じ空間に入ります。

4、右側の草は、かなり空気を感じるようになりました。ただ、帯状の線が単調で、三角形の繰り返しが気になります。途中で途切らせた方が良いと思います。

5、左の下の部分は、平面的になっています。一番近い部分のすすきを描く前に、その向こう側の空間をしっかり作ってから、最後にススキを描くと良いと思います。

これらの点に注意して、もう一歩進めてくださいと話しました。さあ、次に期待しましょう。
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同じ名前の画家

2009-09-03 | 美術
1、ルソー
  アンリ・ルソーとテオドール・ルソー

  アンリ・ルソーは、20世紀の画家で、ピカソが認めたために素人画家でありながら、一躍有名になりました。40歳から絵を描き始めて、表現技法は本当に素人のような幼稚な表現です。ちょっと漫画的な感じがするので、指導をしていて、初心者の人に、アンリルソーみたいな感じだねということが多いです。上手くなると、アンリルソーのようには、描かなくなります。


  テオドール・ルソーは、バルビゾン派の画家でミレーやコローなどの仲間です。写実主義の風景画で有名です。

2、ミレー
  落ち穂拾いを描いたミレーと、ラファエロ前派のミレー

  落ち穂拾いを描いたミレーは、みなさん御存じですね。パリのオルセー美術館にある落ち穂拾いです。


この絵は、三人の貧しい農家の人が、刈り取りの終わった畑で、取り残した穂を拾っている絵です。農民の苦しい生活を描いたと言われ、だから三人とも地平線より下に描かれているのだそうです。地平線のかなたには、大農家の人々の大きな積みわらが見えます。貧富の差を象徴しているとも言われます。

  ラファエロ前派のミレーは、ロセッティたちと一緒で、イギリスの画家です。
ハムレットの恋人オフィーリアを描いたことで、有名です。



  オフィーリアは、入水自殺をしましたが、水に浮かぶ姿で描きました。
  モデルは、後にロセッティの奥さんになった人だそうです。
  お風呂場に実際に水につかってもらって、モデルをしてもらったそうですが、風邪をひいてしまったそうです。

3、ラ・トゥール
  ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは、蝋燭の画家と言ってもいいでしょう。
  キリストと大工ヨセフの絵が有名です。この絵はルーブル美術館にあります。


  
  もう一人の、ラ・トゥールは、カンタン・ド・ラ・トゥールと言って、ポンパドール夫人を描いた人です。


この絵は、パステル画だと聞いて驚きました。
  パステルでここまで細かく描けるのかと驚いたのです。
  しかし、専門家に聞くと、むしろ油絵よりも細かく描けるとのことでした。
  パステルでここまで描けるなら、パステル画も侮れないなあと思ったものです。

4、ファンアイクとバンダイク

  これは、名前が違うじゃないかと言われそうですが、私は勘違いしていました。なぜかと言うと、ゴッホのことを発音で、バンゴッホという場合と、ファンゴッホという場合があるのです。ファンとバンの両方が一緒だと聞かされたので、ファンアイクとバンダイクの最初は同じだと。だから、単なる発音の違いで同じ画家なんだろうなあと思ってしまいました。

  ファンアイクは、油絵を完成させた画家として覚えました。しかし、分かりやすくするために、生徒には油絵を最初に描いた人だよと教えています。その方がインパクトが強いからです。本当に油絵を最初に描いた人が誰かと言う問題は、分からないのというのが正解ではないでしょうか。
  アルノルフィーニ夫妻という絵が有名です。


これは、結婚の儀式にファンアイク兄弟が立ち会った場面が描かれています。鏡の中にファンアイク兄弟が描かれているのが、面白いので話題になります。

  バンダイクは、ルーベンスの弟子だと紹介しましたね。イギリスのチャールズ1世を描いた絵が有名です。帽子をかぶって、横向きでこちらを見て、気取っている姿が印象的です。


名前が同じなので、関連して覚えたという画家を紹介しました。
コメント (2)
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