絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

今日のデッサン会

2009-09-02 | 絵画指導
今日の私のクロッキーです。
ごらんください。

足までは見えませんでした。そのため、全身を描く時より少し大きめに書きました。

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ルーベンスの続き

2009-09-02 | 美術
ルーベンスの頃の画家は、外交官でもあったと言われます。

フランドルの画家が、なぜフランスの絵を描いたのかとか、考えると、その辺に何かありそうですよね。マリードメディシスの生涯もマリーから頼まれて描いたようです。

その中に、戴冠式があります。これがナポレオンの戴冠のところでお話したものです。王が戦いに行くときに、万が一死んでしまうようなことが起こった場合を考えて、その場合は、次の権力は誰が代わるかということですね。

実は、アンリ4世は、この戴冠式を行なった次の日に暗殺されてしまいました。

本来なら、息子のルイ13世が継ぐのが筋ですが、まだ赤ちゃんです。そのためマリーが摂政となって、政治を行ないました。
この辺の詳しいことは、私は掴んでいません。このころ、リシュリューというすごい政治家が現れます。いま、ルーブル美術館の展示コーナーの一つにリシュリューという場所がありますが、そのリシュリューだろうと私は勝手に考えていますが、違いますでしょうか。



ルーブルは、モナリザがある方が、ドノンといいますね。それと中央がシュリーで、ドノンの反対側がリシュリューです。

肖像画にもなっていますが、なかなか鋭いとがったイメージがあります。

また、ついでに言うと、ルイ15世の愛人にポンパドール夫人という人がいますが、この人も政治の実権を握りました。ルイ15世が遊び人で、政治をまじめに行なわなかったために、この夫人が政治を動かしたのだそうです。
このルイ13世から16世までのところでは、リシュリューとポンパドール夫人を覚えておきたいです。どちらも肖像画として有名な絵になっています。

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画家が外交官の役割を果たしたという言い方をしましたが、国と国との代表が会う場面によくお伴をして、画家同士も出会っています。だから、ルーベンスとベラスケスは出会っているそうです。
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マリード メディシスの生涯で、マリーがマルセイユの港に着いたときの絵があります。前回紹介した絵です。その絵は、下に裸の女性が三人描かれていますが、良く見ると、足が途中から蛇のようになっています。これは、地中海の女神だそうです。
マリーは、船旅の疲れか、船酔いか、疲れた顔をしています。
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ルーベンスの特徴は、女性の裸を描くときに、どうもぶよぶよした感じに描いています。ゴムまりのようにというのがいいでしょうか?なんと言ったら適切かわかりませんが、かなり特徴がありますね。しかも黄色と赤が結構激しいです。
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アントワープの教会の祭壇画は、有名ですが、キリスト降架だけ紹介しましたが、キリスト昇架もあります。キリストを十字架にかけて十字架を立てる場面ですね。
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一応、このくらいは、美術史の観点からは掴んで置くといいかなということについて書いてみました。もっと詳しく知りたい方は、ルーベンスの生涯を読んでみるといいでしょう。




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