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大阪市中央区の菅俊晴税理士事務所のブログです。

高麗青磁ーヒスイのきらめき 大阪市立東洋陶磁美術館

2018年09月23日 | 日記
9月22日、雨のち曇り、ときどき晴れ。今日も今ひとつの天気。

でも、せっかくの秋(まだ暑いけど)。
ちょっと早めの芸術の秋を楽しもうと、大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました。
お目当ては、特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」。NHKでも宣伝(?)していたので、気になっておったのです。

現地に到着すると、受付の方が「約250点の展示があります。一部を除いて、写真撮影もできますので。」と教えてくれました。なんと!写真撮影ができるとな?!それはすばらしい!

そうは言っても、なかなか写真を撮るのは勇気がいるので、個人的に気にいったものだけにしとこう。

まずは、これ。青磁象嵌宝相華唐草文碗(せいじぞうがんほうそうげからくさもんわん)。
内面にびっしりと唐草文があり、中央には菊花文が象嵌されています。12世紀頃のものだとか。象嵌青磁の中ではもっとも早い年代のものらしいです。



そもそも、高麗青磁は、高麗王朝(918-1398)の滅亡とともに姿を消し、人々にもほぼ忘れ去られた焼き物だったそうです。それが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、墳墓から掘り起こされて再び世に出ることとなったと。翡翠のような高麗青磁のその美しさに、再現品が作られるなど、脚光を浴びたそうです。

次は、青磁陽刻双鶴文枕(せいじようこくそうかくもんまくら)。
12世紀頃の固そうな枕です。だけど、これがちょっと面白いんです。
中央が少しくびれた、双鶴の絵の入った長方形の枕なのですが、日本には唐物として入ってきたそうで、この枕の片方の側面を四角く切り抜き、立てて、花入れとして使用したのだそうです。
確かに、日本じゃ、枕としては使われないかもね・・・。



お次はこれ。青磁陽刻筍形水注(せいじようこくたけのこがたすいちゅう)。
これも12世紀頃のもので、お酒を注ぐものなのですが、見てのとおり造形はタケノコです。個人的にお気に入り。
高麗青磁には、動物や植物をかたどった水注がたくさんあるのですが、タケノコはその成長の速さから子孫繁栄を象徴しているそうです。



次は、青磁陰刻牡丹文輪花形盤(せいじいんこくぼたんもんりんかがたばん)。
12世紀前半、中国北宋の器形を写した盤で、高麗青磁にはこの種の作例が多いそうです。
よくあるものかもしれないですが、深い灰青緑色に焼き上がった盤は、翡翠のようにキレイだなと思いました。



最後は、パンフレットの表紙を飾る、重要文化財、青磁陽刻龍波濤文九龍浄瓶(せいじようこくりゅうはとうもんきゅうりゅうじょうへい)。
12世紀のもので、高麗青磁の最高傑作の一つでもあります。
釈迦が誕生した際に天から九龍が香水を降り注いだという「九龍灌頂」の説話にちなんだ、九龍をモチーフにした作品です。
9つの龍頭それぞれに対応する龍身が、浄瓶の美しい文様となっています。この龍頭はただの飾りではなく、浄瓶本体とつながっており、九龍の口から浄水が注がれるしくみとなっています。
ホントにうまく注げるのかどうかは分からないけど、試しに一度やってみたいですよね。



高麗青磁は、12世紀頃のものがもっとも美しいのだとか。
写真不可のステキな作品もたくさんあったので、ご紹介できないのが残念です。
今日は、ちょっと早い「芸術の秋」を東洋陶磁美術館で堪能しました。
11月25日までやってるそうですので、ご興味のある方は是非どうぞ。


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