業務外日報

大阪市中央区の菅俊晴税理士事務所のブログです。

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総理にされた男

2019年05月06日 | 
新聞やニュースは別として、仕事以外ではできるだけ活字を避けている私ですが、ゴールデンウィークということもあり、久しぶりに小説を読みました。中山七里さんの「総理にされた男」です。
本屋をフラフラしていたときに見つけて買ってしまったのですが、なかなかに面白い本です。



総理そっくりの売れない舞台役者がいきなり拉致(?)されて、総理の「替え玉」を引き受けることになって・・・というところから始まります。
総理の替え玉というのは、ちょっと普通では考えられない話ですよね。ま、そこはフィクションなんで。

替え玉を引き受けた主人公に、総理として次から次へと降って沸いてくる難題の数々。その難題は、身内であるはずの党内や閣僚だったり、野党、官僚、テロ・・・と、さまざまです。さて、主人公はどう対処していくのか。

この作品は、2015年にNHK出版より単行本として刊行されたものを、加筆修正して文庫化されたものです。数年前の作品ではあるのですが、色あせた感じはまったくありません。総理大臣の替え玉というフィクションですが、実際には現実の問題ばかりだと感じます。

自分が主人公になったつもりで読んでみるのがいいかもしれませんね。
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奈良国立博物館 藤田美術館展「国宝の殿堂」

2019年05月03日 | 日記
令和1年5月3日(金)晴れ。

時代が平成から令和になり、3日目。
せっかくのゴールデンウィークだというのにゴロゴロしているのもな・・・と思い、今日は久しぶりに奈良に行ってみることにしました。
お目当ては、奈良国立博物館で開催されている、藤田美術館展「国宝の殿堂」で出展される曜変天目茶碗です。

開き待ちでどれだけ並んでるか分からないので、20分ほど早めに到着するように出発。現地、到着ぅ~。



そこそこ並んでる人はいたのですが、開場から30分ほどでチケットの購入もでき、無事入場できました。
やっぱり朝一番で来てよかった!



博物館内に入ると、巨大な曜変天目茶碗の撮影コーナーが・・・。まあ、中に入ると撮影禁止だし。私も1枚。



そもそも、この曜変天目茶碗は、大阪市にある藤田美術館所有のものです。私は藤田美術館で二度見ているので、多少余裕があります(笑)。
まず、曜変天目とは何か?
難しい説明は私には無理ですが、中国の宋の時代に建窯(現在の福建省南平市建陽区水吉鎮)で焼かれた、斑文(星文)と光彩を持つ黒釉茶碗を言います。要するに、黒い茶碗の内部に丸っこい文がいくつもあり、その周りは、光の当たる角度によって群青色や紫色に見えるという、なんとも不思議な茶碗なのです。
現在、完全な形の曜変天目は、東京(静嘉堂文庫美術館)、京都(大徳寺龍光院)、大阪(藤田美術館)の3碗だけです。ですが、近年、中国で南宋の都があった場所から全体の70%くらいの破片が見つかっているので、完全形も見つかるかもしれませんね。

この藤田美術館展、曜変天目茶碗だけが目玉ではありません。
撮影ができないので、買ってきた絵はがきをパシャリ。



これは春日厨子です。鹿がなんとなく奈良っぽいかな。
他には、快慶作の地蔵菩薩立像(重要文化財)もあります。こちらは極彩色ですごく繊細でしたよ。
あと、変わりどころでは、西大寺の柱なんて所蔵物も展示されていました。8本くらいあったかな。色はだいぶ落ちていましたが、仏像らしき絵が描かれている柱です。こんな大きな物、藤田美術館ではどこに置いてたんだろ・・・?と不思議に思いましたが。

会期は6月9日までなので、お時間があったら一度行ってみてください。

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高麗青磁ーヒスイのきらめき 大阪市立東洋陶磁美術館

2018年09月23日 | 日記
9月22日、雨のち曇り、ときどき晴れ。今日も今ひとつの天気。

でも、せっかくの秋(まだ暑いけど)。
ちょっと早めの芸術の秋を楽しもうと、大阪市立東洋陶磁美術館に行ってきました。
お目当ては、特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」。NHKでも宣伝(?)していたので、気になっておったのです。

現地に到着すると、受付の方が「約250点の展示があります。一部を除いて、写真撮影もできますので。」と教えてくれました。なんと!写真撮影ができるとな?!それはすばらしい!

そうは言っても、なかなか写真を撮るのは勇気がいるので、個人的に気にいったものだけにしとこう。

まずは、これ。青磁象嵌宝相華唐草文碗(せいじぞうがんほうそうげからくさもんわん)。
内面にびっしりと唐草文があり、中央には菊花文が象嵌されています。12世紀頃のものだとか。象嵌青磁の中ではもっとも早い年代のものらしいです。



そもそも、高麗青磁は、高麗王朝(918-1398)の滅亡とともに姿を消し、人々にもほぼ忘れ去られた焼き物だったそうです。それが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、墳墓から掘り起こされて再び世に出ることとなったと。翡翠のような高麗青磁のその美しさに、再現品が作られるなど、脚光を浴びたそうです。

次は、青磁陽刻双鶴文枕(せいじようこくそうかくもんまくら)。
12世紀頃の固そうな枕です。だけど、これがちょっと面白いんです。
中央が少しくびれた、双鶴の絵の入った長方形の枕なのですが、日本には唐物として入ってきたそうで、この枕の片方の側面を四角く切り抜き、立てて、花入れとして使用したのだそうです。
確かに、日本じゃ、枕としては使われないかもね・・・。



お次はこれ。青磁陽刻筍形水注(せいじようこくたけのこがたすいちゅう)。
これも12世紀頃のもので、お酒を注ぐものなのですが、見てのとおり造形はタケノコです。個人的にお気に入り。
高麗青磁には、動物や植物をかたどった水注がたくさんあるのですが、タケノコはその成長の速さから子孫繁栄を象徴しているそうです。



次は、青磁陰刻牡丹文輪花形盤(せいじいんこくぼたんもんりんかがたばん)。
12世紀前半、中国北宋の器形を写した盤で、高麗青磁にはこの種の作例が多いそうです。
よくあるものかもしれないですが、深い灰青緑色に焼き上がった盤は、翡翠のようにキレイだなと思いました。



最後は、パンフレットの表紙を飾る、重要文化財、青磁陽刻龍波濤文九龍浄瓶(せいじようこくりゅうはとうもんきゅうりゅうじょうへい)。
12世紀のもので、高麗青磁の最高傑作の一つでもあります。
釈迦が誕生した際に天から九龍が香水を降り注いだという「九龍灌頂」の説話にちなんだ、九龍をモチーフにした作品です。
9つの龍頭それぞれに対応する龍身が、浄瓶の美しい文様となっています。この龍頭はただの飾りではなく、浄瓶本体とつながっており、九龍の口から浄水が注がれるしくみとなっています。
ホントにうまく注げるのかどうかは分からないけど、試しに一度やってみたいですよね。



高麗青磁は、12世紀頃のものがもっとも美しいのだとか。
写真不可のステキな作品もたくさんあったので、ご紹介できないのが残念です。
今日は、ちょっと早い「芸術の秋」を東洋陶磁美術館で堪能しました。
11月25日までやってるそうですので、ご興味のある方は是非どうぞ。

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東林院 沙羅の花を愛でる会

2018年06月17日 | 旅行
6月17日(日)晴れ。たぶん29度くらいになる、はず。

梅雨なのに雨も降りそうにないため、ちょっと出かけることにしました。
お目当ては、妙心寺の塔頭「東林院」の沙羅双樹。夏椿ですね。
妙心寺の南門から入り、三門、仏殿を通って右にずっと行くと東林院です。
ちょうど梅雨の時期、あじさいがキレイです。



ま、でも、あじさいは、雨がしとしと・・・という日の方がもっとキレイかな。

東林院では、6月15日から30日まで「沙羅の花を愛でる会」という催しがあります。精進料理を味わいながら、「一日花」と呼ばれる可憐ではかない沙羅双樹の白い花をゆっくり観賞しようというものです。



私は、精進料理は別のところで食べる予定にしていたため(ごめんなさい!)、抹茶付の鑑賞料1,600円をお支払いしました。
中に入ると早速名前を呼ばれ、抹茶とお菓子をいただくことに。
このお菓子、沙羅双樹の花の形なんですよ。分かるかな?しかも、とても美味しい!



苔に覆われた方丈庭園には、10数本の沙羅の木があります。
一日花というだけある。苔の上に白い花が落ちてます。これらは昨日咲いていた花です。



沙羅双樹(夏椿)は、お釈迦様が入滅した時にその死を悲しんで一斉に花を開いた、という言い伝えがあります。
木に咲いてる状態はこんな感じです。



今日はギラギラと太陽がまぶしすぎるくらいなので、苔に落ちた沙羅の花もすぐに茶色く変色してしまうようです。
ちょっと頑張って、スマホカメラを寄せてみました。



沙羅双樹と言えば、『平家物語』冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・」というフレーズを思い出す人も多いのでは?
私もその後はよく覚えてませんが、ここまでなら言えます(笑)。
そんなことを考えながら庭を見ていると、ご住職が東林院や沙羅双樹に絡めたお話しをしてくださいました。
冗談もお上手(笑)で、泣ける話もあり、そんな話を聞いていると、一日一日を大切にしなきゃな・・・としみじみ思いましたね。

シシとコマかな?その周りにも沙羅双樹が・・・。なんだかカワイイ。



最後に1枚。300年くらい頑張って咲いていた沙羅双樹の木が枯れてしまって、その木で作ったのだろう数珠です。



枯れるのか・・・、そうだわな・・・なんて思うと、またもや「祇園精舎の~」が頭に思い浮かびました。
初めての東林院「沙羅の花を愛でる会」でしたが、なかなかステキな時間を過ごすことができました。
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明治150年展 明治の日本画と工芸

2018年05月02日 | 日記
4月30日(月)、晴れの予報のはずなのに、風があって曇り。

朝、といっても、ほとんど昼近くに目覚めた私は、「暇が出来たら行きたいな~」と思っていた展示会の会期末が5月20日(日)となっていることに気づき、慌てて着替えて京阪電車に飛び乗りました。GWにでも行かなきゃ、普段の日曜日には疲れて行く気がしないし。
というわけで、やってきたのは、京都国立近代美術館! 3月20日~5月20日まで「明治150年展 明治の日本画と工芸」をやっているのです。e-kenetカードで割引も効いたし、グフフ・・・。



江戸時代から明治時代になり、政治の中心が完全に東京へ移ったことにより、経済基盤を失った京都では、輸出用陶器の生産に舵をきるとともに、数多くの日本画家が工芸図案制作に携わり、時代に即した図案の研究が進められたそうです。その、明治の工芸図案とともに、明治の工芸品や工芸図案を描いた日本画家たちの作品を一同に集めたのが「明治150年展」です。

明治時代以前から、西洋の人々は日本の蒔絵や陶磁器などの美術品に興味を持っており、万博で日本が紹介されるとその関心はさらに高まり、数多くの工芸品が輸出されたそうです。

芸術に詳しくない私が言うのもなんですが、「明治150年展」に出展されている作品はどれもすばらしいものばかりです。日本画や七宝、陶器、蒔絵に象眼細工の超絶技巧の名品たち。ん~!どれか一つでもいいのでうちの家に欲しい!
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