素(す)ブログ

夕方6時半頃、ジムに行ってて遅くなったついでに、
スーパーでお刺身でも買って帰ろうと、駐輪場に着くと、友達とばったり会った。

「あら、久しぶり、元気だった?」

「それが・・・母親がホームに入って、足がねぇもう、動かなくて・・・」

軽い挨拶のつもりが、いきなり重い話なので、ちょっと気を引き締める。

「そう、身の回りのことができなかったら、しょうがないよね」

「そうだけど、毎月20万円もいるから・・・母親は無年金だし」

「へえ?・・・まぁ、あなたの兄弟でお金を出し合わないと、しょうがないね」

「まぁ、私は出していないけど、兄が全部出してるんだけどね」

「そらまた」

「だけど、兄が定年になったら、母親は家で介護するって言ってる、
20万円も痛いから、私も介護に行かないと・・・・
あなたはいいわねぇ、親がいないから」

ここで

「はいそうです、親がいないから良かった。」

って言わないことを見越して、
親がホームに入っていてお金がいるが、でも私の母親は生きているんだよ
の優越感を出している?

毎日のほほんと暮らしている私に対しての いらだち と愚痴ですかね。

私は軽い棘に刺さりながら、

「暗い顔で、棘を周りに撒き散らしたら、どんどん気持ちも暗くなって行くよ。」

と心の中で思うだけで、言わない。

自分の子どものことの愚痴も喋りだしたので、早々に話を切って、駐輪場に向かいました。

別の見方をすれば、友達は健康だし、家は持ち家だし、子どもはみんな健康じゃないの。


ちょっと高級なお刺身を買った。


最新の画像もっと見る

最近の「日常」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事