行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第11節 SC相模原戦

2017-06-03 05:44:52 | カターレ富山
昇格を争うライバル・長野との直接対決で敗れ、差を広げるどころか順位で上回られてしまった前節。悔しい敗戦となりましたが、悔やんでも得られなかった勝ち点を取り戻す方法など無いのだから。
出来ることと言えば。敗戦の影響が、まるでなかったかのように勝つこと。
必勝を期して、ホームでSC相模原を迎え撃ちます。

相手の相模原は、4戦連続で引き分けというもどかしい試合が続いたものの、前節は5戦連続かという雰囲気を打ち破って勝利。後半アディショナルタイムに劇的ゴールを決め、無敗を続けていた栃木に黒星をつけています。
得点は続けていながらも失点も響くかたちでドローが続いていた中、無失点で上位クラブを撃破できた、という経験も自信となったことでしょう。
そして、連勝を狙っての4位・富山戦。J2復帰を目指すクラブを連破するモチベーションを高めて乗り込んでくることかと。
それに相対する、迎え撃つ側のカターレ。
「ここぞ!」で勝てない悪癖をまた繰り返してしまったという落胆を、いかに乗り越えるのか。
連勝を目指してもなかなか成し遂げられない一方で、逆に敗戦の影響だけはしっかりと引きずる―――今に始まったことではない、カターレの忌まわしいジンクス。
昨年の戦績を見ても、敗れた試合の次の試合ですぐに切り替えて勝てたのは1度きり。2連敗が2度に、引き分けが4度。
今年も沼津戦で敗れた次の試合、琉球戦で2試合連続無得点の引き分けと、すぐに切り替えることができない部分を露呈してしまっています。
「ここぞ!」で勝てない、ということで言えば。
相模原との前回対戦は、昨年のシーズン最終戦でした。J2復帰という必達目標の達成に失敗、それでも応援するファン・サポーターに応えて最終戦を勝利で飾らねばならなかったのに。
前半11分に早々と先制を許し。それでも前半終了間際に同点に追いつくことに成功したものの、逆転するには至らずドロー。ホームゲーム4試合連続引き分けという、どうにも煮え切らないシーズン終幕となってしまったのでした。
それらの状況を振り返ったとき。経験則で言えば、無得点敗戦の次の試合である今節、悪い部分を引きずってまた無得点、良くてスコアレスドロー、連敗も現実的なんてことにも。
いつまでも悪癖などと言って繰り返してしまうわけにはいかない。断じて。いつか、ではなく今すぐ断ち切らねばならないのは自明です。
破れた前節を、「相手のセットプレーがたまたま機能しただけ。こちらの攻撃がたまたま決まらなかっただけ」と言い切れるような。
快勝と言える勝利でもって、「勝てなかった前節は一体何だったんだよ」と、過去に追いやってしまえるような。
そんな勝利でもって、ホームのファン・サポーターの期待に応え、再起を図らねばなりません。

期待したいのは、北井。
昨年はSBへのコンバートなどの影響もあり、なかなか得点というかたちでは貢献できなかった彼ですが。それでも挙げたゴールが、ちょうど1年前の6月、アウェイ相模原戦での決勝ゴールでした。
前節は同点・逆転を狙っての途中出場だったものの、残念ながら結果を残せず。しかし、持ち味であるところのドリブルからの果敢な仕掛けなど、ゴールへの意志というものは前面に打ち出していたプレーぶりであったかと。
ならばこそ。今節こそはしっかりと得点を挙げ、相模原に「またアイツにやられた」という心理的ダメージをも与えるような、そんなゴールが見たいです。
得点なくして勝利なし。
無得点で敗れる痛みを、繰り返すわけにはいきません。そのためにやらねばならないことを、託された選手が責任を持って遂行する―――そんな、あたりまえのことをあたりまえにやってほしい。勝利のために得点するという、あたりまえのことを。
そして、守備陣の奮起も必要不可欠。
気をつけねばならないとわかっていたはずのセットプレーから失点、それがもとで敗れてしまったという前節の苦い経験。
その悔しさを忘れることなく、汚名返上するために。
190㎝オーバーの選手をそろえ、セットプレーに自信を持っている相模原。当然のように、チャンスとあらば果敢に仕掛けてくることでしょう。
そこを、しっかりと抑えきらねば。
試合後のコメントからも、それまでやられていなかったセットプレーからの失点に、人一倍悔しさをにじませていた永井。その無念を、無失点というかたちで晴らし、強固な守備に曇りなしという姿を、是非とも。

全ての試合で勝利できれば言うことは無いでしょうが、実際は難しく。
勝てない試合、敗れてしまう試合もあります。
けれど。
その敗れた試合からの立ち直りが上手くできなかったから、J2復帰に失敗してきた。敗戦の悔しさをバネに出来ないままに、悪しきジンクスとして繰り返してきた。
本気でJ2復帰を狙うならば。
連敗などもってのほか、というあたりまえのことを、あたりまえに認識せねばなりません。
むしろ、敗れてしまったからこそ。
前節の鬱憤を晴らすかのような快勝を、ホームのファン・サポーターは望んでいます。
だったら、それの応えずしてなんとするか。
やるべきことは、至極シンプル。
ならば、勝つしかないでしょうよ。

負けて得られるものなんてない。勝つことでしか道は拓けない。
だから、勝て!!!
勝って、優勝を目指す指針にブレが無いことを証明しろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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