まこちよか旅近況アーカイブス

心、たどって・・・

何やら、NHK-BSの火野正平さんの番組「こころの風景」のような画像ですが・・・県北部の小さな村、諸塚村にある九州電力(以下「九電」)の塚原発電所の風景です。九州山地から日向灘にそそぐ耳川と、支流の七ツ山川の合流地点にあります。先日、妻と娘そして延岡市に住む私の妹の4人で訪ねてみました。

私は父がこの発電所に勤務していた関係で幼少期から中学時代まで(昭和30~40年はじめ頃)を発電所のすぐ横にあった社宅で過ごしました。下の白黒画像が当時の社宅敷地で撮った家族写真です。父が40前後、母が30代半ば、私が中学生、妹が小学生、弟はまだあどけない笑顔を父に向けています。今年この弟が還暦、私は古希を迎えました。昭和初期に建てられたこの発電所はすでに稼働をやめ、今はこの社宅があった場所に新発電所が建っています。九電に問い合わせたところ、懐かしい旧建屋も、来年1月から取り壊しになるそうです。

この発電所の出力は6万キロワット・・・水力発電所としては当時有数のものだったそうです。日夜、送水管を流れる圧倒的な水流が発電機を回し、白濁した波しぶきを川面に吐き出していました。常に「ウォン、ウォン」という機械音が社宅周辺に響いてましたが、子守唄のような感じで聴いてました。父も、母もすでに他界しましたが、妹、弟、そして私のきょうだい3人がともに元気なのが何よりの幸せです。(R03.12.16)

妹と並んで撮りました。(本人の了解を得てないのでボカシを入れてます。)

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