末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

母の介護 その5 入院

2008-12-15 12:50:36 | 家族介護


 土曜日、福万寺の町内会が終わってから、母の所へ。着いたのが午後10時。電気が明々とついたままで、「しんどい。背中がだるい」と母がベッドの上に座って
肩で息をしています。血中酸素は95%もあります。でも足がむくんで、歩くのもふらふらしています。せっかくポータブルトイレを置いてもらったのに、「トイレでする」と頑固です。戻って来たとき酸素は88%に。1.5L/分を2Lに上げて95%になるのに3分もかかりました。意識も混迷しています。
 更に筋肉がなくなってマッサージもさするようにしかできません。それでも
「気持ちがいい。ありがとう」と喜んでくれます。なんとか12時位に寝ました。 ところが夜中の2時ごろです。トイレに行って戻って来たときに酸素がはずれていたらしく、濃度は83%。吐き気がして”からえずき”しています。座ったまま1時間くらい「しんどい。しんどい」の連続でした。
 朝に1時間説得してやっと入院を決心してくれました。よほどしんどいのでしょう。父の写真に「父ちゃん。一週間入院することになったよ。さびしいやろけど待っててね」と別れを告げて、正午に家を出ました。
 診察予約が13時でしたが、緊急の手術が入ったと待たされました。どこも医者が足りなのです。待合室には5人くらいの患者さんが座っています。みんな自分の順番を看護師さんに何度も聞きに行っています。母も私に「しんどい。早く横になりたい」と言いいます。その間救急車が3回来ました。若い医師達がストレッチャーを押しながら「大丈夫ですか。もうすぐですよ。がんばって」と手術室に急ぎます。医師が少ないためにトリアージ(重症度に合わせて治療の順番を決める)が行われています。国の医療費抑制策が医師に過重労働を強い、患者さんを苦しめ、死に追いやっています。政府の官僚達はこの現場を自分の目で見に来るべきだ。つくづく思います。
 1時間後に医師が帰ってきて「すみません。救急に追われて遅くなりました。午前の担当がまだ続いているんですよ」と診察です。すぐ撮ったレントゲンを見せてもらいました。左肺が真っ白で胸膜炎と分かりました。水を抜いたら400mlも貯まっていました。全部検査が終わったのは4時頃でしょう。部屋に荷物を運び、枕元には両親のスナップ写真を置きました。看護師さんたちに「また戻ってきました。よろしくお願いします」と挨拶。母は持続点滴が始まっていますがまだ「しんどい。背中がだるい」は変わりません。マッサージをして、「もう帰るの?さびしいなぁ」の声を振り切って8時に帰宅。私もほとんど寝ていないのでバタンキューでした。




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1 コメント

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血中酸素 (ペンネーム あざみ)
2008-12-18 21:54:08
色々勉強させて頂いています。ご母堂様も良く頑張っていらっしゃいますね。ご尊敬申しあげます。 
「私達の良き道しるべ」有難う御座います。最後まで 諦めないで不思議を信じて頑張って下さい。国の医療費抑制策よろしくお願いします。
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