末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

鈴木たつおに支持続々 6・28 渋谷とJR車両センター前で訴え

2016-07-01 23:25:58 | 食事療法




■鈴木たつおに支持続々 6・28 渋谷とJR車両センター前で訴え
前進 速報版 2016年6月30日

6月22日の参院選公示以後、「新しい労働者の政党をつくろう」と訴える鈴木たつお候補の街頭演説が、首都・東京を連日席巻している。安倍政権の意を受けた大手マスコミによる悪意に満ちた「鈴木無視」の攻撃を打ち破り、鈴木候補の怒りに満ちた熱烈な訴えが無数の労働者や学生を引き寄せている。「こういう候補者を待っていた!」「安倍の戦争政治も日本共産党の転向も許せない。鈴木さんに入れます」といった声がどんどん寄せられている。
 28日には、鈴木陣営の街宣隊が銀座郵便局やJR東京総合車両センター(旧大井工場)に登場し、夕方からは渋谷駅ハチ公前広場で街頭宣伝を行った。
ハチ公前広場で注目と共感

若者を始め万余の人びとが往来する渋谷駅ハチ公前広場のど真ん中で、「安倍をたおせ」「非正規職は撤廃!」「オリンピックいらない」「戦争・改憲絶対反対」「ストライキやろう」などのスローガンが書かれたのぼりを林立させ、鈴木陣営の街宣隊が登場した。
 「イギリスの『EU離脱』が世界を揺るがしています。これは、80年代のサッチャー政権以来の新自由主義が労働者の生活も福祉も全部破壊してきたことに対する、『もうこんな社会では生きていけない』というイギリス労働者階級の怒りの爆発です。もはや資本主義に未来はありません。今こそ出来合いの一切の政党を吹き飛ばし、新しい労働者の政党をつくろう。そしてこの世の中の仕組みを根本から変える革命に立ち上がろう!」
 鈴木候補の力強い訴えに、通りがかった労働者や若者が足を止めて聞き入り、拍手を送る。
 鈴木候補に続いて全学連の斎藤郁真委員長が応援演説に立ち、「『労働者に社会を変える力がある』と訴える鈴木さんを国会へ送ろう。そして鈴木さんとともに労働者・学生のストライキでこの社会を変えよう!」とアピールした。
 さらに、介護職場で働く女性の青年労働者がマイクを握った。「今ある政党は本当に腐っています。『どうせ誰に投票しても同じだよ』って思う人も多いと思います。でも鈴木さんは違います。闘う労働者と一緒に歩んできた人です。私たち労働者の怒りを、鈴木さんへの一票に託しましょう!」。そして太鼓をたたきながら「参議院選挙は鈴木たつお!」とコールし、圧倒的な注目を集めた。
 ハチ公前では、鈴木候補に握手を求める人が何人も現れ、新たな団結がどんどん拡大した。

●動労総連合の労働者と共に
渋谷街宣に先立ち、鈴木候補はJR東京総合車両センター前に登場し、退勤してくる労働者に向けて演説した。
 「今、労働者の非正規職化が大問題になっています。安倍は『働き方改革』と称して正規職の労働条件も現在の非正規職の水準まで引き下げ、正社員をゼロにすることを狙っています。労働者を踏みにじり、生活と権利を破壊する安倍政治に一刻も早く断を下し、労働者の団結で革命をやりましょう。1047名を解雇した国鉄分割・民営化によって生まれ、総非正規職化の攻撃の先頭に立つJRという極悪の資本の中から、JR総連や国労の腐った労組幹部を打ち倒し、動労千葉とともに階級的労働運動を打ち立てよう」
 動労神奈川の中村幸夫委員長と時廣慎一書記長が応援演説に駆けつけ、動労東京の第1号ビラも配布され、鈴木候補とともに首都における動労総連合の登場がJR労働者に鮮明に印象付けられた。


〝裁判長、逃げるな!〟 西郡国賠裁判闘争 突然の結審に怒り爆発

2016-07-01 23:20:38 | 住宅闘争


■〝裁判長、逃げるな!〟 西郡国賠裁判闘争 突然の結審に怒り爆発
前進 速報版 2016年6月30年

「裁判長逃げるな!」「代理人の質問に何も答えないで結審するな!」。
 最低限の審理も投げ捨てて法廷から逃げ去る森木田邦裕裁判長に怒号が飛んだ。「これが裁判ですか!」と京都・東三条のBさんも叫んだ。追い詰められたその姿は戦争政治と更地化を進める安倍そのものだ。勝利しているのはわれわれだ!
 6月17日、大阪地裁1006号法廷で西郡国賠裁判闘争が闘われた。証言に立った全国水平同盟西郡支部の久原正子支部長と原告8家族の一人、佃照夫さんは、国・裁判所の不正義を暴き出した。

原告代理人は、「申請した残り3人の証人と住宅明け渡し判決で仮執行宣言を付けた古財裁判長の証人採用を要求する」と迫った。裁判長は「必要性がない」としか答えられない。代理人は「なぜか。古財裁判長を呼んで聞かないと、なぜ仮執行を付けたのか分からないではないか」と追及する。裁判長は「私の経験から必要性を感じない」とボソボソと言う。ふざけるな!
 原告と約40人の傍聴団の怒りが爆発した。
 原告代理人がさらに「裁判官の証人採用の必要性がないという理由を明らかにせよ」と意見を述べている最中、追い詰められた森木田裁判長は、突然「結審します。判決は9月16日午後4時から」と言い、審理を打ち切った。そして裁判の終了も告げられずに法廷から逃げて行った。
 この日、久原証人は住宅闘争の歴史を始め裁判闘争にかける住民の思いと決意を明らかにした。
 「西郡の住宅は、戦後、劣悪な住環境の中から住民が『生きさせろ』と立ち上がり、東京に何度も上京し、運動して建てさせた。だから、住宅や家賃を住民が管理し、助け合う住民の団結と共同体の軸だった」「ところが応能応益家賃制度は、すべてを国と行政が決めた。家賃も世帯収入で決めるため、 若者を中心に10年間で1千人が追い出された」「新自由主義によって、共同体は解体・更地化され、住民が住宅からたたき出されている。団結を取りもどし、『生きさせろ』とすべてを奪い返そうと住宅闘争を闘ってきた」
 また、島瀨とよ子さんについて、「強制執行当時、88歳のため転居先がなかなか見つからず、心労から救急車で病院に運ばれるなど生死の狭間をさまよった」と仮執行を弾劾。「島瀬さんは『この仇(かたき)を必ず取ってやる。前へ前へ』とみんなを鼓舞している」と誇り高く語った。
 続いて佃証人は、8家族の怒りを体現した大きな声で、「62年間住み慣れた西郡、34年間住み続けてきた改良住宅。明け渡し通告から19日間で出て行けとは何ごとだ」「自分の半生がこもった厨房(ちゅうぼう)道具や思い出の品をいっぱい残してきた。ほんとうに悔しい」と弾劾。そして「強制執行はまちがいだ。住宅を返せ。国、八尾市、裁判所は謝罪せよ」「古財裁判長の取り調べは絶対に必要だ」と裁判所に語気強く迫った。最後に「国や行政の金もうけのために労働者や住民を犠牲にしてもいいというあり方を断じて許せず、国賠裁判に訴えた。どこまでも闘う」と戦闘宣言を突きつけた。
 国の代理人は二人の証言に圧倒され、何ひとつ質問できなかった。この勝利の地平から鈴木選挙勝利へ、全国水平同盟は全力で決起する。(全国水平同盟西郡支部・錦織進)

西郡国賠裁判闘争 大阪府八尾市による西郡住宅8家族への追い出し強制執行を弾劾し国家賠償を請求する闘い。八尾市が住宅明け渡しを訴えた裁判の一審判決(14年)で古財英明裁判長が仮執行宣言を付けたことを受け、8月に強制執行。9月の二審判決は仮執行宣言を取り消した。