救援本部ニュース510号 2013.11.13
11・3日比谷 国労郡山工場支部 橋本光一さんの発言資本は安全と命を犠牲にする。その弱点を突き、安全と命を武器に職場支配権を取り戻す闘い
前号に続き、「今こそ闘う労働組合を全国の職場に!」をメインスローガンに掲げ大結集をかちとった11・3全国労働者総決起集会(日比谷野外音楽堂)での発言を紹介します。
被ばくと対決し 3・11郡山へ
国労郡山工場支部 橋本光一さん
被ばく車両K544の検修に対して、一つは会社に防護服を準備させました。もう一つは、青年をK544の作業から外させました。仙台や宇都宮に避難して新幹線通勤する人もいるぐらい青年は被ばくを心配しています。
強烈な暑さの中、防護服で青年を被ばくさせまいと体を張って作業をする国労組合員の姿は、東労組の青年の心をわしづかみにしたと思います。
ふくしま共同診療所の先生を迎えた内部被ばく問題の学習会を開催し、予想以上の青年の参加をかちとったことも、みんなの自信となりました。
K544の闘いは、青年の未来を守り、労働者の生き死にに責任を取るという労働組合の原則、国労組合員の階級的魂を再び呼び覚ましました。資本は安全と命を犠牲にする。その弱点を突き、安全と命を武器に職場支配権を取り戻す闘いです。
被ばくと闘う動労水戸の労働運動を、労組・地域の壁を越え引き継ぎ、ふくしま共同診療所ともつながりました。
被ばくと闘う階級的労働運動をつくりましょう。来年3月11日の反原発集会を郡山市の総合体育館で開催します。皆さんの大結集を訴えます。
労働者の闘い が社会変える
元全日本運輸一般労働組合 原子力発電所分会 斉藤征二さん
社会を支える5千万労働者のうち2千万が非正規労働者です。この人たちの首をどんどん切っていく、これをなんとしてもなくしていこう。
原発の問題が二つあります。
東電の問題、除染はもう絶対にできない。安倍総理はうそばかり言っている。
そして今現場で働いている労働者、これは東電の人柱です。その命を守るためには、ふくしま共同診療所を早く病院にして、そこに入院して診察してもらえる病院に早くしていこうではありませんか。
そして労働者のみなさん。闘わなければ今の社会の中では生きていけません。ユニオンに入り、1人ずつでもいいですから、地域で大きな声を上げていく。
闘う労働者の中に結集しないと、この社会は変わっていきません。大阪では私を組織してくれた武委員長の関西地区生コン支部、東京には動労千葉の闘いがあります。この闘いにみなさん、ぜひ参加してください。私も微力ながら、一生懸命がんばります。
常磐線の延伸 必ず阻止する
動労水戸委員長 石井真一さん
動労水戸はこの1年間、外注化反対と被ばく労働阻止を闘い抜いてきました。 この間、動労水戸は外注化反対の3波のストを打ち抜きました。MTS(下請け会社の水戸鉄道サービス)は代替を立てられず欠員状態で作業を回しました。仕事をなめているし、JRの仕事を受託できる会社ではないことがはっきりしたと思います。MTSはプロパー(専門職)の教育を自分でできずJRへの逆出向を始めました。大子の水郡線営業所では去年入った若い労働者にプロパーの教育を任せている。それでいったいどういう教育ができるのか。
また動労水戸は、被ばく労働阻止で7月の汚染車両の交番検査反対の闘いをやり抜きました。JRは来年3月、常磐線の竜田駅までの延伸をもくろんでいます。2月23日、いわきで集会を開催します。東電と政府による高放射線量地域への帰還運動を阻止するためにも、竜田延伸に反対していきましょう。
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