末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

救援本部ニュース 508号

2013-11-11 06:49:34 | #すべての原発いますぐなくそう


救援本部ニュース508号 2013.11.11

福島第一原発収束作業員日記 3・11からの700日間 ハッピー・著これから何十年も続く収束作業を引き継ぐ担い手は、現在の小さな子どもたちや次の世代。そのためにも今すぐにでもやらなきゃいけない事は―  

今も福島第一原発事故の収束作業にあたっている現場作業員ハッピーさんのツイッターが本となり、大変な反響を呼んでいます。3・11以前から原発で働き、原発事故以降も懸命に現場で作業してきた方たちの現状と思いを抜きには何も語れない。ぜひすべてのみなさんがこの本を手にとって最初から最後までお読みいただきたいと思います。以下、ハッピーさんが一番言いたかっただろうことを「おわりに」と「エピローグ 希望 オイラの願い」から転載します。
*  *  *
 3・11から2年半が経ち、ようやく事故当時の様子や収束作業に携わる人たちの証言がちらほら出てくるようになったけど、まだまだ少ない……
 今回の書籍化にあたり、オイラ実名を明らかにする事も考えたけど、結局できなかった。オイラはこれから先どこまでできるか分からないけど、できるところまで1F(福島第一原発)の収束作業にかかわっていきたいと思ってる。それに、中にいるからこそできる事、中にいるからこそ発信できる情報もあるからね。いずれ時代が変わり、現役の作業員が現場の状況を自由に発信できる世の中になればいいな。
 福島原発事故の収束作業(オイラが考える収束作業は、溶け落ちた燃料デブリ取り出しまで)は、これから何十年も続く。さらに、建屋がすべて解体され、更地になるまでの期間は、現時点では想像もつかない。また、収束・廃炉作業により生み出される大量の高レベル廃棄物の処理を考えると、オイラたちの現役世代では到底解決できない。
 オイラたちは近い将来、現役を退き、この収束作業を引き継がなければならなくなる。それを引き継ぐ担い手は、現在の小さな子どもたちや次の世代。そのためにも今すぐにでもやらなきゃいけない事は、日本の子どもたちに、福島第一原発事故を含め、今まで世界で起きた原発事故のありのままの事実と、放射線と被ばくについて正しい知識を身に付ける教育体制が必要だと思うんだ。今現在、収束作業に従事している作業員に対する教育も満足できる状況じゃないしね。(中略)
 オイラのつぶやきの多くは作業員が抱いている想いの、ほんのひとかけらで、一つの場面にすぎない。現場には、まだまだたくさんの想いが埋もれてるはず。福島原発事故を風化させないためも、二度と過ちを繰り返さないためにも、あらゆる真実が世に出ますように。
 そして、今現在も原発事故の影響で故郷に帰ることができず、辛苦に堪え忍び、初めての土地で頑張って生活再建を目指している避難者の方々と、再びあの「うつくしまふくしま」と「平凡な毎日の生活」を取り戻すべく、復興のため尽力をつくし頑張っている多くの方々に、いつかきっと、必ず、ハッピーな日が訪れますように…。(「おわりに」)

誰が事故対応するのか?
 オイラがまたあのような事故に遭遇したら、契約なしで残って対応するかは疑問でし。仲間と共に生死をかけて頑張ったんだって、気持的な達成感はあるけど、その後の補償や保証は何もないしね。実際、あの時に100㍉シーベルト以上被ばくして、5年間は原発で働けなくなってしまった人もいるんだ。じゃあ国や東電が5年間食べさせてくれるのかっていったら、何の補償もないからね。これでは、いくら義理も人情も行く気もあっても、いけないでし。(中略)

人間の手に負える代物じゃない
 オイラは3・11から3号機爆発まで何回現場に行ったかはっきり覚えてないけど、毎回毎回、「現場に降りるのはこれが最後かもしれない、自分の与えられた作業を確実にやらなきゃ…大丈夫…大丈夫…必ず戻ってくる」って思いだった。仲間が行く時は「必ず戻って来いよ」って思いだった。3号機が爆発した時は、もの凄い衝撃と爆音で頭の上からプルトニウムの混じったがれきがゴツゴツと落ちてきて、「こりゃ死ぬな」と思った。(中略)この原発事故がいかに凄い物だったか、どれほどたまたま運が良かっただけで東日本が、いや日本が助かったか…。それを知れば、このような原発事故が決して二度とあってはいけない事を、もっともっと真剣に考えてくれるはずなのに。
 あの時現場にいたすべての人が、「原発事故はどんなに対策やマニュアルがあっても、こりゃ人間がコントロール出来る代物じゃない。事故の次元が違いすぎるよ」って思ったはずなんだ。あの大爆発が目の前や頭の上で起きたら、誰もが原発はダメだよって思うはずだよ。本当に今でも「よくオイラたち死ななかったよなぁ」っと思うもん。
 それに、今回の原発事故で死者数は少ないような発表をしているけど、病院に入院していた多くの患者さんが避難時や避難先で亡くなっているのが事実なんだ。あの日、車は大渋滞で逃げる事が出来ない人もたくさんいたし、病院は助けに来ないし、今でもオイラは双葉病院の駐車場に散乱したストレッチャーの残像が頭から離れないよ。津波の犠牲者も汚染のために規制がかかり助けたくても行けなかった。あの時、捜索してれば助かった命もたくさんあったはずなのに…。その方々は原発事故と、その後の政府や自治体の対応怠慢で見殺しにされたんだよ。津波で亡くなったんじゃないんだ…。

「新たな安全神話」
 オイラが心配するのは、また「新たな安全神話」ガ出来上がってしまうんじゃないのかなって事。今は地震が起きるたびに原発の心配をするけど、これから先、何度も何度も繰り返し地震が起きても原発に問題なければ、みんないつの間にか慣れてしまうんじゃないのかなって…。(中略)
 原発事故に確率論なんて関係ないよ。何百万、何千万、何億分の一であっても、原発がある限り、あした事故が起きても不思議じゃないのだから…。特に原発は他の事故と違って一度起きたら影響も大きく、取り返しがつかないものだもん。福島だって、今でも3・11のまま時間が止まってる場所や被災者がたくさんいるんだよ。日本人ならその現実から目をそらしたり、隠したり、逃げたりしたらダメだと思う。
 オイラ、日本は思いやりの国だと今でも信じてる。決して、弱肉強食、弱いものは切り捨てる、誰かが犠牲になるのはしかたない、弱いものは今の世の中生きていけない、日本の未来はこんな国にしちゃいけないし、したくない。これからの日本は、経済に強いとか世界に後れをとらないとかじゃなく、立場の弱い人や声の届かない人たちにも耳を傾けるハッピーな国になってほしいな。少しずつでもいいから…。(「エピローグ」)

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八尾市休日急病診療所

2013-11-11 06:17:06 | Weblog


昨日は忙しい一日でした。

雨が降ってたので、合羽着て自転車で、朝は「ゆうとおんまつり」、
夜は「休日診療所」でした。

高熱の人が多いけど、まだインフルエンザは出ていません。
みなさん夏ばてが秋ばてとして出てきているのでしょう。

一人は食物アレルギーの疑いがありました。
エピペンを自宅において外食でうっかりアレルギー食品を食べてしまったとのこと。
まだ呼吸困難が出ていないのですぐに八尾徳洲会へ行ってもらいました。

未だに手洗いの水道栓がレバー式になっていません。
感染予防のために一刻も早く変えるべきです!!!
医療の安全を優先しない八尾市の姿がここにも表れています。



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