末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

原発とウラン、豪先住民女性の訴え

2011-09-26 06:37:34 | #すべての原発いますぐなくそう


■原発とウラン、豪先住民女性の訴え
TBS NEWS-i 2011年9月25日17:41

 原発の燃料として日本にも輸出されているオーストラリアのウランをめぐり、先住民=アボリジニの女性が国連事務総長に手紙を送り­ました。そこには、先祖からの土地で採掘されるウランと、震災後の日本への思いが綴られていました。
 オーストラリア北部の広大なカカドゥ国立公園。その一角を占めるレンジャー鉱山は、世界のウランのおよそ10%を生産しています。
 「カカドゥ国立公園に隣接するレンジャー鉱山です。原発の燃料用にここで生産されるウランが、多く日本へも輸出されています」(記者)
 カカドゥはユネスコの世界遺産に指定されているものの、ウラン鉱山がある地域は世界遺産から除外されているのです。
 鉱山にはウランを硫酸などで精錬するプラントもあり、そこから出る放射性汚染水が下流の世界遺産の湿原や先住民の村周辺に流れ込んでいると環境保護団体などが指摘。しかし、資源会社側は汚染は政府の基準値を超えるものではないとしています。
 ウラン鉱山周辺の先住民、イボンヌさん。イボンヌさんは環境汚染への不安を訴える手紙を東日本大震災後、国連のパン・ギムン事務総長に送りました。そこには、日本国民への同情と悲しみもつづられていました。
 「私たちの土地のウランが日本の原発事故の一因になったのは良くないことです。心から悲しく思います」(イボンヌさん)
 カカドゥに点在するアボリジニの聖地。伝説ではもし聖地が荒らされたら世界中に害がもたらされると言われていて、イボンヌさんにとって、日本の原発事故はひと事とは思えないのです。
 今月オーストラリアを訪れた国連のパン・ギムン事務総長は、イボンヌさんの手紙についてJNNの質問にこう答えました。
 「(まだ手紙は受け取ってませんが)必ず読んで、どうすべきか対応します」(国連 パン・ギムン事務総長)
 カカドゥ国立公園の中でもう1つ、世界遺産から除外されているのが、フランス・アレバ社が権益を持つクンガラ・ウラン鉱床。ここの伝統的土地所有者であるジェフリー・リーさん(40)は今年6月、ユネスコの世界遺産委員会に出席し、クンガラ地区も世界遺産とするよう訴えました。
 「お金なんて何の意味もなさない。心配なのはこの大地なんだ」(ジェフリーさん)
 ジェフリーさんはアレバ社が提示した巨額の補償金を断り、先祖から受け継いだ土地の世界遺産への指定を勝ち取りました。
 「お金が私たちを聖地から遠ざけました。多くの人がそのお金で酒を買いました」(イボンヌさん)
 何万年も自然への恐れを忘れずに生きてきたアボリジニの人たち。イボンヌさんはインターネットに日本支援のメッセージを掲げるとともに、カカドゥのウラン採掘の中止を訴えています。


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72年 米、海へ原子炉投棄を画策

2011-09-26 06:26:33 | #すべての原発いますぐなくそう
■米、海へ原子炉投棄を画策 72年、日本に協力要請
朝日新聞 2011年9月26日5時54分 

 放射性廃棄物などの海洋投棄を禁じる「ロンドン条約」の策定が進んでいた1972年、米国政府が廃炉後の原子炉を海洋投棄するための例外規定を条約に盛り込むことを目指し、日本政府に極秘に協力要請していたことが、外務省の外交記録文書(公電)で明らかになった。日本は態度を鮮明にしなかったが、米国は海洋投棄の狙いを隠して国際交渉を進め、例外規定を盛り込むことに成功した。
 当時、米国では初期の試験用原子炉の解体が始まっていたが、その後に想定される大型の商業用原子炉の処分方法は決まっていなかった。廃炉の処理法を確立せずに原発建設を進め、海洋投棄を検討せざるを得なかった事情がうかがえる。
 朝日新聞の請求で公開された極秘指定の外交記録文書によると、米国の条約交渉代表団のサーモン国務省環境部次長(当時)が72年11月に日本側担当者と会談し、「米国には初期の原子炉で寿命のきたものが相当数あり、処分に苦慮している」と吐露。「地上での処分は住民の反対が必至で、放射能汚染の危険性を皆無にする程度まで科学的処理を行うのは経済的に困難」とする米国内の実情を説明した。


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