末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

八尾市立病院の民営化絶対反対

2010-02-05 06:04:06 | 狭山闘争
 2月4日10時から15時まで行財政改革調査特別委員会が開かれました。
 午前中は、八尾市立病院PFI事業検証のための実態調査・分析業務の報告です。PFIとは、90年代前半にイギリスで始まった公共事業の民営化の一つで、「民間資金、経営能力及び技術的能力を活用」した経費削減策です。
 八尾市立病院PFI株式会社は、2004年3月に資本金2億円で設立され、その出資会社は、株式会社ニチイ学館を代表企業とする、MIDファシリティマネジメント株式会社、三菱商事株式会社、株式会社日本医学臨床検査研究所の4社です。医師、看護師以外の業務を、これらの株式会社に委託して1/3を民営化したわけです。
 報告書に「目的は、人件費の節減を図ることが外部委託の目的の一つ」と言う記述がありますが、それが全てといっていいでしょう。一つにまとまっていた労働者が、5つに分割され、雇用形態、労働条件の全く違う人が競争させられる。これは85年の国鉄で始まった、労組破壊(総評解体、連合設立)を目的とした分割・民営化と同じです。
 更に今年の4月から、医師、看護師も、地方公営企業法が全部適用され、八尾市から切り離されて、人事・給与面が独自性を持ち、事業管理者による職員の任免や、独自に給与体系を定めることが可能となりました。これはPFIと形の違いこそあれ、能力や実績に給与に差をつけて競争させ、団結を破壊する点で同じことです。その先にあるのは、自治体労働者の一旦全員解雇、選別再雇用、半分の人数で倍働かせる道州制=国家丸ごと民営化です。
 これを連合を使ってやろうとしているのが民主党であり、田中市長です。しかし労働者はこんなことを黙って認めるわけがありません。8.30で立ち上がった労働者階級は、すでに民主党と田中市政をぐらぐらにしています。
 ついに動労千葉が1047名解雇撤回、車両検修全面外注化阻止をかけて2.1~2第1波ストライキを打ち抜き、2010国鉄決戦の火蓋を切って落としました。
 八尾北医療センター労組も八尾北民営化絶対阻止の闘いを開始しています。
 2.13代々木公園に集まりましょう。2.28桂人権ふれあいセンターに集まりましょう。民主党連合政権、田中市政を労働者の団結で倒しましょう。(この項つづきます)

★当面する闘争方針