大連へは、日本の新幹線にあたる列車「長白山」に乗りました。瀋陽から約四時間かかります。座席は軟座(一等車)と硬座(二等車)があります。軟座で快適でした。
旧大和ホテル。
旧大和ホテルの窓辺で休んでいたはとの親。時々飛び立って行き、餌を持って帰ってきて、傍に居た子鳩にあげていました。
その子鳩。
大連港です。ここから黒龍江省、吉林省等から、戦後やっと逃げて来た多くの日本人が、日本の舞鶴へと向かった港です。この港へたどり着けたのはごく少数の、幸運な人々だったのでしょう。
日露戦争の激戦地、東鶏冠山、203高地へ行きました。その時戦死した人々の慰霊塔です。
水師営。ここで日本の乃木大将とロシアの代表が終戦の締結をした場所。
この部屋で調印したそうです。右横にあるテーブルはその時用いたものだとか。
この建物のなかにあった記録写真の展示してあったものからです。日本の軍人が中国人に如何に残酷なことをしたかを物語っています。日本に逃げてきた開拓団の人々も悲惨でしたが、現地にいた中国の人々も沢山犠牲になったのです。よくこの写真をみて、私たちは、人々が如何に戦争で悲惨なめにあったか、戦争は絶対してはならない事だ、と反省しなければいけないと思います。以上中国東北地方の旅の報告です。