単純明解

こういう通過安競争は、ずっと前から私はこの危機を訴えていました。

がもちろん現職でない私がいくら吠えても意味がないことです。

ただ皆様に単純に考えていただきたいのですが、通貨が高いということはその国が信頼性があり、実績が認められていることを意味します。そういった国が危機を迎えるということはあまりにおかしいことです。
従って、そういった信頼性が高い国は自国通貨を増やす権利は当然あるわけです。増やした自国通貨をどういった形でも国民に還元するかはおいおい考えるとして通貨が高い国が豊かになる。当然の常識のはずです。その分努力してきた結晶なのですから。
これを国際社会で常識とすれば、自然にどの国も自国の発展に努力することになるでしょう。

秘湯加仁湯をもとめて〓

恐怖心に怯えながら山林の隙間から宿らしきものが見えました。この時の喜びは一人で歩いた人間にしか分からないと思います。
その宿は八丁湯という宿でした。ここもさすがに名湯な気がしますが、目的は加仁湯です。しかも、１５時ギリギリまでいては雨も降りそうな暗さですし、帰ることは出来ないと判断しました。
立ち寄らずに加仁湯直行です。
宿につくと、日帰り良いですか？
と聞くと５００円です。とのこと や、安い。
しかも入浴券に１２時から１３時そば、うどん６００円と書いていました。
早速そばを注文すると、めちゃくちゃ旨い！！
大盛りにすれば良かったと後悔しました。そして、内湯、露天風呂１、２、３それぞれ入口が違うので着替えるのが面倒でしたが、湯舟は１２箇所くらいもあるので入る価値は十分あります。しかも、泉質が微妙に違うのがそれぞれわかります。
最高に良い温泉でした。脱衣所に虫は多かったですが、無視です(笑)

そして問題の帰り道ですが、帰りは杖を装備しました。なんだかんだ全部を急いで制覇するのに２時間は滞在してしまい、１４時になってしまったので、 慌てて帰ります。

一度行った道だったので足取りも軽く、なんといっても杖を持ってるのである程度は撃退できるという自信もありました。

そして、近代的な橋が見えて渡る瞬間背筋が凍りつきました。猿の大群です。
猿の大群が橋を占拠しているのです。

よく襲われるニュースを見ているので撮影どころではありません。
この大群を退かさなきゃ帰れないので考えた私は「私も恐いが相手も恐いはず」 と考えました。ようするにある程度の距離を保って激しく威嚇すれば、逃げるんじゃないかと、思いました。杖で橋の鉄部分を激しく叩いて奇声をあげたところ驚いたようでボスがしんがりをつとめて他の群れは慌てて逃げて行きました。その時の画像ですが、アップにすると、８匹くらい猿が写っているのがわかると思います。

帰りは若干雨にもうたれましたがいい思い出になりました。それにしても寒かった。
私の装備が甘いだけですね。

秘湯加仁湯をもとめて〓

「カサカサ、ずしゃっ」
動物が逃げていく音が聞こえました。
誰もいない森林、薄暗い独特の空気。

前回と明らかに違うことがあります。

それは、「私一人しかいない」

という事実です。そういえば、こういったところで遭難とかあったなーとか、崖から落ちる人とかいたなーとか急に恐怖心が出てきました。
しかも片道一時間半、ずっとこんな道です。

秘湯加仁湯をもとめて〓

最初の看板で熊出没注意と表示がありましたが、それほど、心配はしませんでした。

部分的には橋などは整備されてますが、殆どが道なき道です。

秘湯加仁湯をもとめて〓

バイクで行けるところまでは夫婦淵までしかいけません。後は許可がない車は通れないので、日帰り温泉を目指す人間は送迎がないのでひたすら山道を登山、下山を繰り返さなければなりません。
最初の段階で杖を無料貸出してますが、この段階で友達と何の装備もなく冬山を制覇した私にとってみれば不要と判断しました。

秘湯加仁湯をもとめて〓

思ったよりも遠く、そして寒かった。

これが最初の印象です。
東北道宇都宮インターから宇都宮道路今市インターまでむかいます。そして、ここからが７０キロ以上一般道でした。(１２１号線をひたすら進み途中で２３号線を左にひたすら道なり)
途中ダムの関係上トラックが激しく往来しており、トンネルの中はまさに排気ガスの煙幕でした。