簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

丘の町・美瑛(JR乗り潰しの旅)

2014-09-05 | Weblog
 今朝の天気予報は、「寒気が南下して大気が不安定になっている。そのため突
然の大雨に注意するように」と呼びかけていた。



 今日はこのまま美馬牛まで行き、駅前で電動のレンタサイクルを借り、美瑛の丘
を周遊しょうと考えていたが、雨の備えもないので・・と散々悩んだ挙句、結局美瑛
で途中下車することにした。





 美瑛の空は雨こそ落ちていないものの、強風が吹き、灰色の分厚い雲が空一面
を低く覆っている。駅前を自転車で走り抜けて行ったグループが、ポンチョを着込
んでいたので、どこかで雨は降っているのかもしれない。



 美瑛駅の構内には白樺が植えられていて、いかにも北海道らしさを演出している。
メルヘンチックな跨線橋が色を添えている。安山岩の「美瑛石」で作られた駅舎は、
名駅舎の誉れも高く、昭和27年に造られものだ。





 駅の近辺には、取り立てて見るべきスポットは無いようで、やはりそれらしい風景
を満喫したいなら、少し郊外に足を向けないといけないようだ。



 昼時なので、食事をと思い何軒かの食事処を訪ねてみたら、どこも席待ちで満員、
時間もないので、仕方なく駅前のパン工房で、パンを二つ三つ買い込み駅に戻る。



 駅で富良野に向かう列車を確かめると、今日は「富良野・美瑛ノロッコ号」の運転
が有ると言う。
この列車は、6月中旬から8月末までの毎日と9月から10月の中旬までの土日祝日
の運行で、美瑛と富良野の間(一部旭川発着)を一日三往復する。(続)




にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観光路線・富良野線(JR乗り潰しの旅)

2014-09-03 | Weblog
 旭川の駅には富良野線の観光ポスターの露出が多い。さすが人気の観光路線だ。
ホームに入って来た列車は、ワンマン運転ながら2両編成で、旭川を発車する頃には、
大きな荷物を持った外人のグループ、若いカップル、家族連れなどで満席になった。





 この時期(6月)で、これほどと言う事は・・・シーズンの込み様が想像できる。
富良野線はそれほどの、北海道を代表する観光路線である。





 テレビドラマ「北の国から」の舞台として知られるようになり、絵葉書やポスターで
その雄大で美しい景色が紹介されることも多い。
沿線には広大な花畑や牧場、チーズ工房やワイン工場、資料館や美術館、更には
スキー場などなど、多くの人気施設が点在し、観光客を引き付けているようだ。



 上川盆地の平野に広がる、北海道第二の都市・旭川を出ると、近郊の町並みが
広がる中、西聖和あたりを過ぎると、周辺の景色は変わり、それらしい丘の畑の
風景が広がり始める。
千代ヶ岡で列車が行き違い、北美瑛を過ぎると25パーミルの急坂上りが待ち構え、
ここを登り終えると丘の町、美瑛に到着だ、旭川からは30分ほどの距離である。



 富良野線は、旭川と富良野を結ぶ54.8Kmの路線であるが、本当のここらしい風景
は、美瑛から富良野にかけて展開される。



 富良野を象徴するラベンダーが咲く頃には、ラベンダー畑駅が臨時に開設される。
そんな丘の風景を車窓からも楽しめるらしい。
また、晴れていれば、車窓からは十勝連峰の山々も遠望できると言う。(続)

  写真満載 ホームページの表紙写真
「旧出雲街道 のれんの町・中国勝山の街並み」
       アップしました。
      ここをクリック  



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

常盤公園のこと (JR乗り潰しの旅)

2014-09-01 | Weblog
 苫小牧をたった1両で出発したワンマン運転の列車ではあったが、途中の各駅で
はローカル線らしからぬ人の乗り降りが沢山有り、これは意外であった。



 由仁は、結構賑やかな町並みが広がり、栗山の駅前には大きな工場も有った。
ここでは、若い女性やサッカー少年が大勢乗り込んできて、車内がたちまち満員に
なり、一変に賑やかになった。嘗ての本線も、衰えたとは言え、どっこいまだまだ元
気だと、そんな意地が垣間見えたような気がする。





 1時間半ほどで到着した岩見沢は、かつて町中の競馬場で「ばんえい競馬」が開
催された地で、ホームには力強く橇を引く馬の像が建っている。その競馬は、60年
の歴史の幕を、惜しまれつつ閉じたと言う。2006年のことだ。





 岩見沢から特急で旭川に向かう。1時間ほどの距離だ。
ホームに降りると、珍しく駅弁売りがいた。「写真、撮らせてください」とカメラを向け
ると、「この方が絵になるだろう」と言って、持っていた赤いジャンバーをわざわざ羽
織り、肩から弁当の入った箱を下げ、ポーズをとってくれた。





 久しぶりに降り立った旭川には、近代的な駅舎が建っていた。
半世紀以上も前の学生時代、北海道一周の折、日が暮れてこの駅に降りた。
寝場所を探しながら市内を歩き回り、偶然見つけた常盤公園で野宿をした懐かしい
記憶の残る地だ。



 当時の駅のことも、町並みのことも、常盤公園がどんなところだったのかなど、何
も覚えてはいないのに、不思議と「常盤公園」の名だけは鮮明に覚えている。
 折角なので、再訪してみたいところではあるが、富良野線の発車まで15分ほどの
余裕しかない。(続)

  写真満載 ホームページの表紙写真
「旧出雲街道 のれんの町・中国勝山の街並み」
       アップしました。
      ここをクリック  



にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする