簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

平塚宿(東海道歩き旅・相模の国)

2018-05-14 | Weblog



 馬入の交差点で国道と離れ、平塚の町に入ってきた。
丁度このあたりが、江戸から数えて15番目の一里塚があったところで、当時馬入
川の渡し場が有り、周辺には川会所や高札場が設けられていたようだがその跡を
見落としてしまった。



 左手にJR平塚駅を見通す賑やかな辻にやって来た。
周りは銀行やオフィスビル、ホテル、商業施設や様々な店舗が立ち並ぶ町の中心
的な繁華街であるが、昔の戸塚宿の中心はもう少し西に進んだあたりから始まる。



 屋根の有る商店街が尽きた市民プラザの前辺りに江戸見附跡の碑が立っている。
宿場町はここから上方見附跡まで凡そ1.1Km続き、道幅は4間1尺(およそ7m)、
そこに本陣・脇本陣がそれぞれ1軒、旅篭の数は54軒あったそうだ。
人口も2000人程度と言うからさほど規模が大きかったと言うものではなさそうだ。



 当時の建物で現存するものは何もなく、本陣や脇本陣、高札場、問屋場の跡地
には石碑と説明文が立てられているだけだ。
一旦分かれた国道と再び合流するあたりに、上方見附跡の碑が立てられているが、
これも推測の地であるらしい。



 左手に貨物駅を見て、花水川に架かる花水川を渡ればそこはもう大磯だ。
右手遠く、曇り空に霞むのは大山か、或いは遥か丹沢あたりであろうか。
この川の源流域と思われる山並みが灰色に見えている。



 橋のすぐ向こうには広重も描いた高麓山(標高168m)が、こんもりと盛り上が
った優美な姿で見えてくる。その美しさは今も昔も変わらないと言う。
ここから大磯宿まではおよそ27町と近い。(続)

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