簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

身延線 (JR乗り潰しの旅)

2011-03-23 | Weblog
 東海道線の富士駅は、同線開通後当時の加島村による「加島駅」開業の熱心な誘致活動
の結果、開通から20年を経て設けられた駅である。
その駅名は、富士山、富士川が近い事から、それに因み名付けられたそうだ。



 製紙工場の立地する東海道線のこの駅から出発する身延線は、山梨県の甲府駅まで、
88.4Kmを39駅で結ぶ。
日本列島を分断する中央構造線、所謂フォッサマグナ断層に沿って延びる路線の前半は、
雄大な富士の姿を眺めながら、そしてその後は、ほぼ富士川に沿ってその流れを眺めながら走る、
風光明美なローカル線と言ったイメージだ。



 ローカル線とは言え、静岡・甲府間には特急が一日七往復も運行されているので、ビジネスや
観光に利用する客も多いのであろう。
特に観光には、乗り降り自由の「休日乗り放題きっぷ」も発売されている。

 富士-富士宮間、鰍沢口-甲府間は比較的本数も多いが、富士宮-鰍沢口間では特急も含めると
大凡1時間に一本程度と、若干便利が悪くなるが、主要な観光地を巡るのには、さほど不便を感じる
事も無さそうな路線でもある。



 定刻、列車がホームを離れる。
ゆっくりとカーブしながら市街地を抜けると、右手にいきなり富士山が見えてくる。
まさに観光路線の面目躍如、掛る雲も少なく、事の他美しく見える山容が旅の友ともなれば、
もうこれだけでも十分に鉄道の旅を堪能する事が出来る。(続)





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